久しぶりにパートナーができたのにすぐに別れたくなる心理
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「6年ぶりにできた彼氏が数週間で鬱陶しくなってしまったんだけど?~ほぼ自己完結生活の影響と親密感への怖れとどう向き合うか?~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、立て続けに収録をしておりますけども、皆さんご機嫌いかがでしょうか。
今回は打って変わって恋愛ネタでございます。
いつものようにブログの方にネタをいただきまして、それに回答するっていうかたちで記事を書かせてもらいました。
それについてこちらのVoicy・YouTubeでお話をしていこうという企画でございます。
今日の元ネタさんは6年ぶりに彼氏ができたんだけど、付き合って2、3週間ぐらいで鬱陶しくなっちまったよっていうお話でございました。
けっこうこれあるあるだなぁと思って、今日ネタにさせてもらったんですけども。
恋愛のブランクがある方、そしてブランクを経て彼氏ができた方、この辺は要チェックじゃないかなっていうお話でございます。
潜在意識についても語っていきますので、よかったら最後までお聞きください。
ということで、今日の元ネタさんは6年ぶりだったんですけども、それ以外にも2、3年ぶりだったりとか、5年ぶり、10年ぶり、いろんなお話を伺う立場でございます。
それで問題なくうまくいってるっていう方はもちろんたくさんいらっしゃるんですけども、付き合って早々になんか別れたくなるみたいなお話っていうのが、ちょいちょい耳に入ってくるわけです。
中には彼氏ができる前からカウンセリングに通ってくださって、そして「彼氏できましたー!」みたいな感じでうれしそうに報告をしてくれたんですけど、その次にお会いした時にはどよよんとして、「もう別れたいです、無理っす・・・」みたいな感じで、グチグチ言うクライアントさんも珍しくないわけです(笑)
ここでなにが起こっているのかな?と。
それぞれの事情があると思うんですよね。
今日ネタでいただいた方はけっこう自分のことを聞かれると。
自分のことを知りたいっていうのはわかるんだけど、自分はけっこう秘密主義なところがあって、あんまり人にすぐに自分の悩みを話すっていうことが苦手なんですっていう方でございまして。
だから優しくいろいろ聞いてくれるんだけども、それが鬱陶しくなっちゃいましたっていうお話でした。
また別の方は、ちょっと体の相性があんまり良くないのかなと。
自分が求めてるよりも、相手の能力みたいなものがちょっとギャップがあって、やっぱりこれが合わないっていうことは辛いよねっていうことで別れを考えてますっていう人もいます。
あるいはもうこれもともとわかってたんじゃないの?なんて思うんですけども、お互い、とくに彼の方が忙しくてなかなか会える時間っていうのが作れないし、なんならドタキャンもあると。
で、もともとそうだからっていうことで覚悟してたんだけども、でもいざお付き合いしてみたらそれがけっこう負担で振り回されてます、なんていうお話もあります。
他にも本当にさまざまな理由で、付き合って数週間・数ヶ月で「もう無理!」みたいなふうになってしまうっていうお話があって。
そういう時に僕としては、口では「それなら別れりゃいいじゃん」みたいなことを言ったりするんですけども(笑)
でも本音のところを言うと、もちろん本音のところっていうのをクライアントさんに伝えてますけど、「もうちょっと頑張ってみぃひん?ちょっと今が頑張り時、踏ん張り時やで」みたいなことをお話しさせていただくんですね。
その背景っていうか、その根拠っていうところはなんなのか?っていうところをお話しさせてもらいたいんですけども。
今日のネタ元さんのように6年っていうとけっこうなボリュームなんですけども、これが2年、3年ぐらいであってもこういう傾向って起こるんですね。
恋と恋の間のブランクが開きやすい人っていうのはけっこうその傾向にあるんですけど。
ここで皆さんにまず知っておいていただきたいのは、僕たちの潜在意識っていうのは「安定を好みたがる」っていうか、「変化はあまり好まない」っていう要素があるというところなんですね。
なので要はこれはなにかっていうと、「適応能力」と言ってしまえばそうなんですけども、彼氏がいない状態だと自分にとってそれが通常というか、普通の状態にしようとするっていうことが潜在意識の中で起こるんですね。
つまり彼氏がいなくて一人なんだけども、でも仕事だったりとかプライベートで友達とか趣味とか、そういうところで楽しもうとか、一人時間を充実させようとか、部屋を居心地よいものにしよう。
とくに今このコロナ禍ではそういうふうな試みをされた方も多いと思うんですけども。
自分自身の生活っていうものが、彼氏がいなくても十分成り立つようにつくっていくわけですね。
これはもちろん誰でもそうだと思うんですが。
そうすると僕が最近こういう生き方をしてまして、「ほぼ自己完結生活」っていうふうに呼んでるんですけども。
この「ほぼ」っていうのは、ちょっと性欲に関して、一人で処理するっていうところもあるんですけど、やっぱりちょっと肌が欲しいなっていう時に満たされないよねっていうとこでほぼってつけてるんですが。
要は自己完結、自分一人でも楽しい毎日っていうのをつくってしまった場合、まぁそうせざるを得なかったっていうのはわかるんですけども、そうせざるを得なくて一人で完結する生活になっちゃった場合、彼氏ができるという状態っていうのは違和感でしかないっていうところなんですね。
なので、これは前にもお話したことあるかもしれませんけど、彼氏がいない状態が通常な普通の状態だとすると、彼氏ができた状態っていうのは異常事態なんですね。
なので僕たちの潜在意識っていうのは、「早く正常の状態に戻したい」と思うわけです。
それで彼氏がいることが異常事態であれば、彼氏を追い出して彼氏がいない状態、一人で楽しめる自己完結した状態に戻したいっていうふうに、心というのは動いちゃうんですね。
だからなにかしら理由をつけて別れたいと思うんですよ。
もちろんこれは仮説なんですけども、先ほど今日のネタを送ってくださった方の場合は、あれこれ自分に興味を持って聞かれることがウザいんだよっていうような、それでもう別れたくなってるっていうお話になるんですけども。
仮に彼がそういうことしなくなりましたと。
じゃあ問題解決なのか?っていうと、要は潜在意識は元の状態に、一人で自己完結した状態に戻そうと働くわけですから、自分のことをあれこれ聞いてくる以外の気になるポイントっていうのを見つけてくるわけですね。
なのでこれがなくなったとしても、今度はたとえば顔が気に入らないよとか、話の趣味がイマイチね・・・とか、仕事がね・・・とかなんとか言いながら、要はダメな理由っていうか、うまくいかないとか、私とはダメなんだっていう理由を探し出して、元の一人の状態に戻そうみたいなね。
これは恋をしたい自分からすると本当に迷惑なことなんですけども、潜在意識っていうのはそういう動きをするので、自分自身が彼氏が欲しいな、恋をしたいなと思って、いろいろなアプリをやって見事彼氏ができました、でもその彼氏が違和感しかない異物であるみたいな状態に心が捉えてしまうので、そうするとその彼とは距離を置きたくなったり、別れたくなったりするっていうことなんですね。
なので、そういう心理を理解しておくと、「あ、これってもしかして潜在意識がまだ彼氏がいる状態に慣れてなくて、これを異常事態だと感じてるからこそ、別れたい気持ちを起こさせてるんだ」っていう仕組みがわかれば、「ほほう、その手には乗らないぜ」っていうことで、今はそういう時期だからそう思いながらも、たとえば相手の魅力や価値を見続けるとか、二人の関係をより実らせていくとか育てていくために、よりコミュニケーションを取っていったりとか。
もちろん自分ができる範囲しかできないですよ、もちろんね。
そして関係を良くしていこうっていう意識で日常の中をつくっていくわけですね。
一言でいえば「彼氏がいる状態に慣れる」っていうことを目標にするわけです。
そしてだんだんだんだん、もちろんこの違和感っていうのは問題を見つけてくるわけですけども、なんだかんだ言って多分魅力や価値を見ていて、そして好きな気持ちだって芽生えてきてるから彼氏になったわけですから、そうした気持ちを育てていくと、「まぁまぁこういうところはちょっと嫌だけども、まぁ言えばちゃんと反応してくれるし」とか、いろいろと受け入れられるようになっていったりします。
相手の欠点というか、欠点のない人って誰もいないわけですけども、その欠点を突きつけて別れさせようっていうふうに持っていくのではなくて、自分なりにその欠点っていうことを受け入れることができるようになっていくわけですね。
そうすると関係性というのはいわゆる落ち着いていくというか、安定期っていうか、そういう安定志向に入っていくわけでございます。
なので早急に嫌なところを見つけて「やっぱり無理だ」って逃げ出したりとか、「やっぱりダメ、別れる」っていうふうに判断してしまうと、お察しの通りあとからめちゃくちゃ後悔することになるので、「今はリハビリだから。今はリハビリなんだ」と思いながらしばらく関係を続けていくっていうことを頑張ってみてはいかがかなと。
で、その結果やっぱり違うなと思えば別れるもアリなんですけど、その頃には潜在意識は彼氏がいる状態が通常だっていうふうに認識してますので、次の出会いもけっこう早くやってくるものなんですよってお話でございました。
ということで、最後まで聞いていただきありがとうございました。
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