罪悪感を刺激してコントロールされないようにご注意を!

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「罪悪感を使ってコントロールしてくる相手の作戦にご注意を!~彼、ではなく、自分、にもっと目を向けるべし~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、3本続けて撮っております。

時間があるときにちょっと撮っておかないと、と思っておしゃべりしております。

ということで、今日は「罪悪感を使ってコントロールされやすいから、気を付けた方がいいよ」っていうか、ご用心しましょうっていうテーマでお届けしたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

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「罪悪感を使ってコントロールされる」っていう言葉。

ちょっとなかなか聞きなれないかもしれないけど、実はよくあるんですよっていうお話でございます。

たとえばですけども、職場で実は自分が前にちょっとミスをやらかしてしまったと。

で、取引先にちょっと迷惑をかけてしまったみたいなことがあるとするじゃないですか。

当然、そこで僕は罪悪感を感じてるわけですよね。

すると、上司が言うわけですよね。

「あ、お前この間な、けっこうなミスしてくれたな」と。

「まぁ、その分頑張って借りを返せよ」みたいな、「取り戻せよ」みたいなことを言われる。

けっこうキますよね。

「あぁ、やらなきゃ・・・」って感じがしますよね。

たとえば、家に帰って、奥さんに言われるわけですよね。

「いつも遊び歩いて、家のこと放っておいて・・・いいと思ってんの?」って。

「私1人で頑張ってるんだからさ、たまには手伝いしてよ」みたいなね。

「子供と遊んでやってよ」みたいなこと言われると。

なんか罪悪感を、なんかちょっと刺激されますよね。

また、お母ちゃんに言われたりするわけですよ。

「いいわよね、あんたは自由で。まぁわたしなんか本当に家のことで精一杯だわ。あんた家の手伝いもなんもしないでね。遊び歩いてばっかりして。本当にお母さんどうなっても知らないからね」みたいなことを言うと。

これも、罪悪感を使って不安を煽るみたいなことでございます。

たとえば、最近もよくカウンセリングしたんですけども、ちょっと絶賛不倫中の彼女が、カウンセリングに来られたんですけど、ついつい彼に嫌味を言ってしまうと。

「あなたは帰るところがあっていいわよね。私はないんだから」みたいな。

「私はないんだから、そんなところ。だから、もっと大事にしてくれよね」っていうふうに言ってしまう。

これは、こういったパターンというのは、「相手の罪悪感を刺激して相手を自分の思い通りにしよう、コントロールしよう」っていう心理ですし、言われた側っていうのは、罪悪感をつつかれましたと。

「あぁ、たしかにそうだよね。申し訳ないなぁ、悪いことしてるな。やばいな」と思って、その罪悪感から、「補償行為」っていうんですけども、なにか犠牲的に取り戻そうとするわけです。

上司に「借りを返せよ」みたいなこと言われたから、「ちょっと無理してでも残業しなきゃいけないな」とか。

「次は失敗が許されないから、ちょっと頑張らなきゃいけないかな」みたいなふうに思うんですけども。

でもそれって、当然ながら全然いい気持ちはしないわけですよね。

先ほど挙げた例以外にも、もちろんいろんなところでありますけど、言われた側って全然いい気分じゃないし、実は言ってる側もそんなに気分が良いわけじゃないんですけども。

そういったかたちで、我々人間関係の中では、この罪悪感を使って、「相手を縛る、コントロールしよう」という動きっていうのが、よく出てきますっていうところなんですね。

そして、それを意識的にやる場合もありますと。

けど、ほとんどの方が無意識的にやってしまう、無意識的に言ってしまう。

なぜならば、知ってるわけですよ。

相手の罪悪感を刺激すれば、自分が優位に立てるし、その優位に立った分だけ相手をコントロールできる、相手を思い通りにできるっていうことを知ってるわけですよね。

逆に、自分もそうなんですよ。

罪悪感を刺激されたら、「もうわかったよ~。やるよ~」みたいな感じで動かなきゃいけないと。

もちろん全然気分良くないんだけども、でもやっぱり罪を補おうとするっていう人の心理っていうのが働くわけですね。

で、今回は言われる側、罪悪感が刺激されて、コントロールされそうになってる場合っていうところにフォーカスを当てて、お話を進めていきたいと思います。

実は、罪悪感って感情はけっこう厄介な感情でございますので、どうしてもなんか自分が悪そうな、「たしかに俺、悪いことしたよな」とか、「傷つけたんだから、責任とってよ」みたいなことを言われたら、「たしかに傷つけたしな」っていうふうに思って、補償行為に走りやすいんですけども。

ただ、そういうコントロール、相手からのコントロール、相手からの要望に応えるって言ってもいいかもしれませんけど、としても、やっぱり「お互いに幸せじゃない」っていうことに気づく必要があるんですね。

これは職場の関係でもそうです、夫婦関係でも、恋人関係でも、親子関係でも、友達関係でもそうです。

自分もハッピーじゃないけど、言ってる側もハッピーじゃないんですよ。

「傷つけたんだから責任取ってね」って。

「わかったよ。じゃあ、今度おいしい店連れて行くよ」みたいなふうに言って、「わ~い!」みたいな感じになっても、じゃあ受け取れるかと。

言った側も、「いやこれは、だって私のことを愛してるから美味しいお店に連れて行ってくれるんじゃなくて、悪いと思って、その補償行為、罪を償うために連れて行ってくれるんだから」と思えば、そんな嬉しいことではないんですよね。

できれば、自分から進んで心から、「いや、君においしいものを食べさせたいんだよ。じゃあ行こうよ!」っていうふうに言ってほしいわけですよね。

なので、こういった罪悪感を使ってコントロールし合うということについては、どっちもハッピーじゃないってことにまず気づかなきゃいけないわけですね。

まぁ当たり前のことなんだけども。

それで、自分の罪悪感っていうのは、自分が処理するものなんですよ。

当たり前ですけど。

これを相手に、たとえば相手に許してもらって、「あぁ、よかった」って言って、癒される場合もあるんですけども。

皆さんも今まで過去にないかな?と思うんですけど、相手は許してくれたんだけど、自分で自分のことを許せないみたいなことってあるじゃないですか。

結局、相手がどうのこうのじゃなくて、「自分が自分を許すのか、自分が自分を納得させられるのか」っていうことの方が、はるかに実は大事なわけですね。

だから、ここは罪悪感って感情が絡むと、非常に感情的に厄介なんですけども、罪悪感を刺激されて、コントロールされそうになると、どうしても「他人軸」「相手軸」になって振り回されるので、「いやいやいやいや、その手には乗らねぇぜ」と。

「その手には乗らなくてもいいんだぜ」と思って、「自分軸」っていうところに、まずは帰ってきたい。

ここが今日の1番お伝えしたいところでございます。

罪を償わなくてもいいっていう表現は、ちょっと複雑なので、はっきりとそうは言えないんですけども。

でも、「これは自分自身の問題なんだから、自分自身で処理をしていこう」っていうふうに、まずは決意するところ。

ここがまずおすすめというか、大事なところでございます。

で、自分軸を取り戻すってことは、「私は私、相手は相手」なんです。

自分は自分だし、上司は上司、自分は自分で、奥さんは奥さん、彼女は彼女。

そこで線引きを意識しましょう。

まず、これが大事ですよっていうところです。

で、その上で、自分自身と向き合う。

これはいつも言ってることですけども、自分の、たとえば「ミスをした」っていう事実をちゃんと受け入れる。

ミスって、これも考え方・価値観によるんですけども、僕はミスってするものだと思ってるんですよ、必ずね。

僕もけっこうよくミスはします。

で、そこをたとえば怒られたり、責めないですることってないとは言えないです。

けど、ミスってやっぱり、そこからリカバリーショットをどう打つかっていうことが大事で。

それは別に罪悪感を刺激されたから渋々やるわけじゃなくて、そのミスとか問題って起こるものなので、そこで「どう対処していくか?」の方がやっぱり重要だと思うんですよ。

そして、ミスとか問題って、必ず「学びと成長」がありますよね。

ここに注目するわけですよ。

じゃあ、自分はここからなにを学ぼうか?どう成長しようか?

ミスをしないようにするのではなくて、このミスからなにを得るのか、なにを学ぶのかっていう、前向きな気持ちをできれば持ちたいわけですよね。

で、そこで自分でそういう向き合っていった時に、やはり重要なのが、「自己肯定感」、自分を肯定するっていうことだし、「自分を許す」っていうことなんですね。

よくね、「罪を憎んで人を憎まず」っていう言葉がありますけども、これは罪悪感を扱う上では非常に大事な格言というか、ことわざだと思ってまして。

ミスをしてしまったことは、取り返しがつかないわけじゃないですか。

で、そこで頭を下げましたと。謝りましたと。

で、相手が許してくれる・くれないもありますけども、しょうがないじゃないですかと。

で、やっぱりそこでは、1つは「自分が十分ではなかったこと」っていうのを、やはり反省するというか、向き合う必要があります。

なにに気が回らなかったのかとか、どうしてこういう問題が起きてしまったのか、どうしてこういう問題を起こす必要があったのか、そこを謙虚に見つけめていきましょうと。

これ大事です。

で、反省したりとか、自分の在り方、意識を変える。

この「変える」っていうことも、もしかしたらすごく大事な場面も多いわけですね。

で、その上で、自分っていうものを許していく。

それはなにかって言うと、「その時の自分はそうするしかなかったよね」っていうことなんですよ。

これは罪悪感の癒し方の1つなんですけども、そこで自分を責めるよりも偉大なことっていうのは、「自分を許してあげること」なんですね。

そして、自分の心の整理がついて自分に意識を向けていくと、相手からコントロールされなくなるし、その手には乗らないっていうことがわかるようになってくるっていうのが今日のお話でございました。

どうもありがとうございました。

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