優等生が求めるアンダーグラウンドの世界とは?
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「ずっと優等生をしてきたから既婚の彼と離れられないの?~“ちゃんとした”人生に必須なアンダーグラウンドの世界~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで今日は夜の配信でございますけども、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
だいぶ過ごしやすくなってきましたけど、まぁちょっと昼間は最近暑いですけどもね。
今日は「アンダーグラウンド」というお話をさせていただきたいなと。
昨日書いたブログのお話をさせていただくっていうかたちなんですが。
アンダーグランドって別に心理学用語ではなくて、僕が勝手に呼んでる名前なので、ちょっと説明が必要なんですけど。
今日はそういった説明も含めて、「優等生とかいい子ちゃんとアンダーグラウンドの関係」についてちょっとお話をしていきたいなと思います。
ちょっと私関係あるかなっていう方はぜひ最後までお聞きくださいませ。
ちょっと成り立ちっていうような話から、今日は順を追って説明したいなと思っております。
いい子ちゃん・優等生ですね。
「親の期待に応えます」とか、それから「妹や弟の面倒を見ます」とか、「学校でもけっこう一生懸命頑張ります」とか、「先生の言うことを聞きます」とか、「成績も上々です」みたいな、いわゆる優等生タイプの方っていらっしゃると思うんですけど。
それがもともと自分の気質に合ってるっていう人もいるんですよ。
実際いるんですけども、どちらかというと後天的にそういった生き方を選んでしまった、選ばざるを得なかったっていう方々もけっこう多いんですね。
だからたとえば、本当は暴れん坊だったりとか、自由人だったりとか、そういう方なんだけども、でもたとえば親がすごい厳しかったりとか、親からすごい期待された子だったりとか、しつけだったりとか塾や学校の勉強だったりとか、そういうのをなんか一生懸命やらなきゃいけない状況だったりとかすると。
あるいは親がすごく名のあるっていうと変なんですけども、たとえば学校の先生だったりとか、お堅い職業だったりとか、そういったお仕事に就いてたりすると、「世間様に恥ずかしいことできません」っていうような感じになって、結果的にすごく抑圧がかかるわけですね。
だからたとえば学校では学級委員とかやったりとか、リーダーシップをとったりとか、先生から見ても「すごくあの子がいるからいいね」っていうふうに言われる優等生ちゃんなんですけども。
その一方で、子供なのでそういう周りの環境に合わせていったりとか、そういう人たち・大人たちの期待に応えて褒められたいとか、期待に応えられる喜びみたいなものももちろんあるんですよ。
あるんですけども、その一方でもともと持ってるたとえば自由人の部分だったりとか、暴れん坊の部分だったり情熱家の部分っていうのは、ちょっと出すわけにいかなくなりますよね。
なので潜在意識というか、押し込んでいく・隠していくっていうことをやるようになるわけですね。
ところがそれって、期待に応えると褒められて嬉しいからっていう側面もある一方で、常にいい子をしたり真面目にいなきゃいけなかったり、みんなの見本になったりしなきゃいけないっていうのは、まぁまぁしんどいですよね。
なのでしんどいんだけども、そうするしかなくなって、っていうことでまたここでストレスがかかって、そのストレスが潜在意識に溜まっていってっていうことをやっていくようになるわけです。
そうするとそのまま思春期に入って、反抗期でブレイクできたらまぁまぁ良い悪いは別として、救われる部分もあるんですけども。
その一方で、ずっと抑圧してずっといい学校に入ったりとか、いい企業に就職したりとか、そういう成長過程をたどっていくと、ずっと自分が溜め込んできてる、そういったストレスっていうのが外に出せなくなっちゃうんですよ。
その結果大人になってから、「アンダーグラウンド」っていうのを必要とするっていう。
「表の世界で処理できないストレスを、誰にも言えない裏側の世界で処理しようとするしかなくなってしまう」っていう、二面性っていうのを強く持つようになって、これがけっこう精神のバランスを崩したりとか、さまざまな問題っていうところにつながっていったりするっていうことがよくあって。
それで表の社会と対応して、アンダーグラウンド・裏社会っていうとまたちょっと違うニュアンスになっちゃうんですけど、アンダーグラウントっていう世界観があるよねっていうふうにして、ブログとかで紹介させていただいた、そういう世界なんですね。
で、大人になってからそういったアンダーグランドが出るっていう場合もありますけど、たとえば子供時代にも、すごく親から期待されて真面目で優等生なお姉ちゃんが裏で妹をいじめてましたとか、高校生とか中学生の時にこっそり万引きをやってましたとか、友達と表では優等生なんだけど、学校返りとかにちょっと悪い友達のところでタバコ吸いました、お酒を飲んでましたみたいなことだったりとか。
そういったかたちで出る場合もありますし。
たとえばニュースになったやつでいうと、真面目な公務員がギャンブルに経費を使い込んでしまうとか、そういった犯罪チックというか、そういった場合もありますし。
で、僕がよく使っているのは、よくブログでも出てきますけども、表ではいい妻・いいママをやってるんだけども、その中で男と遊んでしまったりとか、ギャンブルであったりとか、それからいわゆる虐待っていうのまではいかないんだけども、子供にストレスを吐き出してしまったりとか。
そういった「表と裏の部分」っていうのが強く出てきてしまってるっていうことがあって。
それで旦那もいるけど彼氏がいる問題とかっていうふうに言ってますけども、これは色々とけっこうハードなケースもやっぱりあってね。
で、アンダーグラウンドじゃないと処理できない世界っていうのをつくっていく。
たとえば真面目な奥さんっていうふうに今紹介しましたけども、たとえば独身の女性であったとしても、お付き合いする人がなぜか既婚者ばっかりだったりとか。
あるいはちょっとなんかうまくいかないような関係性だったりとかっていうふうにすると、いわゆるなんでそんなアンダーグラウンドが必要なのかっていうと、アンダーグラウンドの世界っていうのは罪悪感が作るんですけども、閉じられた世界なんですね。
たとえば不倫をしてますと。
既婚者と付き合ってるんだけども、それはあまり表には出せませんよねっていうことで、二人だけの世界っていうのを構築していきます。
そうすると、その二人だけの世界の中では今まで気にしてきた世間体だとか誰かの期待だとか、そういったものは一切なくなって二人だけの世界に入れるので、自分を出せるわけですね。
たとえば本来自由人だったら、たとえばすごくわがままだったりとか、自分勝手に振る舞えたりとか、すごく暴れることができたりとか、奔放になれたりとかっていうふうなかたちで、そこで発散っていうことができたりします。
あるいはすごくきちんとしてた会社員、真面目な会社員が、競馬場とか競艇場に行って奇声をあげてるとかね。
で、おりゃー!みたいな感じで馬券を買って応援してると。
まぁまぁ燃えてると。
で、その競馬仲間達っていうのは、その普段の彼を知らない人達で、そこだけでつながってる人達となってくると、そこではこのワー!という自分を出せると。
でも仕事場では、そういう自分というのは抑圧されてるというような状態になるんですよね。
これでもって、要は「心のバランス」っていうのを取ってるわけなんですよ。
ところがさっきもチラッと言いましたけど、やっぱりアンダーグラウンドって罪悪感というものが付きもので、この罪悪感というものが今度は重くのしかかってくるようになってるわけですよね。
たとえばすごく外ではいいママをしていて、いい妻・貞淑な妻をしてるんだけども、裏で彼氏がいて、そこで自分を解放してますっていうことになると、たとえば子供に対してとか、あるいは世間様に対して潜在的な罪悪感というのを非常に強く持つわけですね。
つまり自分は全然いいママでもないし、いい妻でもないと。
だから「本当に奥様素敵ですよね」とか、周りの奥様とか旦那様から褒められたり、「〇〇ちゃんのママっていいなぁ」なんていうふうに子供の友達がなにか言ったりとかすると、その度にズキンとに刺さるわけですね。
で、そういった「ストレスの吐き出し方」っていうところで、表で処理できないから裏で処理しようというのがアンダーグラウンドっていう世界で。
これがその優等生とか真面目にやってきた人の中に意外と強く根付いてるんですよっていうのが、家族のお話の中からわかってきたわけです。
で、結局どうやって処理していけばいいの?っていうのを最後に簡単にお話すると、要は表の世界で出せないものをアンダーグラウンドで出してるわけだから、「じゃあ表の世界で出せるようになったらいいんじゃないの」っていうのが言ってみればゴールなんですよ。
ただいきなりそこにいくのができたらその世界を作らないわけで、カウンセリングであったりとか、あるいは自分と向き合うっていうことによって安全なかたちでどんどん吐き出していったりとか、そのアンダーグラウンドを必要としていた、抑圧された自分ですよね。
抑圧された、たとえば自由人な自分っていうのを表の世界でも解放していけばいいじゃないのっていうことで、自分に許可を出していくわけです。
そして本来の自分、素の自分ね。
優等生の仮面を脱いで、素の自分で生きられるように自分の生き方っていうのを変えていきましょうっていうのが、方向性ということになるわけですね。
ということで、今日はそんなお話をさせていただきました。
最後までありがとうございました。
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