人から注意・指摘されると自分が全否定されたように感じる問題
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「スタッフから業務の改善を相談されると自分自身が否定されたように感じてしまう経営者の問題について。」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
また間が空いてしまいました。
久々の更新でございます。
その間にすっかり夏になってきておりまして、ここから見える窓の外の景色も、もう「夏!」っていう感じでね。
僕はこの季節がすごく好きなので、まぁ暑いのは嫌な部分もあるんですけど、でも明るくてすごくパワフルで、気持ちがいいなと思ってしまうんですけどね。
涼しい室内にいるからこそ、言えることかもしれません(笑)
今日は、そんな季節とは全く関係ないお話をお届けしていきたいと思います。
皆さんも、こういうことないでしょうか?
「人から注意されたりすると、なんか自分のことを否定されたように感じる」
そんなお話をしていきたいとおもいます。
よかったら、最後までお聞きください。
そして、チャンネル登録とかフォローも、よかったらよろしくお願いします。
今回も、ブログの方にいただいたネタを、そちらでも書いて、こちらでもお話するということで。
そちらは、経営者の方からの、「従業員から業務についての改善案とかを指摘される、提案されると、なんかすごく全否定されたように感じちゃうんです」みたいな相談でしたけども。
よかったらそのブログの方も読んでいただければなと思っております。
で、こういうのってよくあると思うんですよね。
皆さんも、少なからず経験したことがあるんじゃないかなと思います。
僕自身も、実はけっこうそういうことがあったりして。
で、カウンセリングとかでも、そういう話を聞く機会っていうのは、けっこうやっぱりあるかなと思います。
たとえば、仕事のことについて注意される。
上司とか、同僚から注意されるとか。
それから、普段の立ち振る舞いについて、恋人からなにか指摘されるとか。
親から怒られる、注意されるみたいなこともそうですよね。
で、これはさまざまなケースが実は想定されまして。
たとえば、自分が自信がない、あんまり自信がないなと。
あんまり「これでいいのかな・・・」って思いながら、たとえば仕事をしていると、「それ違うよ」って言われましたと。
そうすると、自信がなかった分だけ、「うわ・・・」って思っちゃうっていうこともあります。
また、すごく逆に・・・逆にかな?プライドを持ってやっていること。
「これで絶対行くんだ!これはいいんだ!」みたいなことを思っているのに、人から注意されて、「それは違うよ」って指摘されると、めちゃくちゃ凹んでしまう。
これは、プライドの問題とも言えるかもしれません。
で、それから、自分としてはよかれとやっているにもかかわらず、注意されたりすると、なんかすごく自分の価値観とか考え方を否定されたように感じちゃう。
さまざまなパターンというのがあると思います。
で、それぞれにやっぱり不随する心理って、ちょっと変わってくる部分もあります。
ここでは言えない、今日は一般論というか、できるだけそういったパターンをお伝えしたいなと思っておしゃべりしてるんですけども。
たとえば、よくあるのは「完璧主義」っていうやつですね。
「なんでもちゃんとやらなきゃいけない、きちんとしなきゃいけない」っていうふうに思っていると、注意されたり、指摘されるっていうことは、「ちゃんとできてない」っていうことをまるで言われたような感じがして、それで完璧主義の自分が傷ついちゃうっていうことがあります。
それが、まるで自分を全否定されたような感じっていうのがするでしょうと。
で、完璧主義の人っていうのは、けっこう同じようにこういう傾向があるんですけど、自己肯定感が低いというか、自信がない状態の場合ね。
自己肯定感が低いと、やっぱりなんかネガティブなことを言われると、ものすごく反応してしまう。
「同意する」っていうことになるんですけども、やっぱりいろいろ気にしてしまう。
そうすると、そこから完璧主義になることもありますし、そもそも自信がないものですから、やってることは仕事のやり方にしても、「違うよ」って言われたら、なんか自分が間違ってるような気がする。
仕事のやり方とか、仕事の捉え方を注意されているだけなのに、それをやっている自分自身が、まるでダメ出しされたように感じてしまうっていうことが起こりやすくなります。
自己肯定感が低い問題ということで、これもよくある話なのかなっていうふうに思っています。
で、そういった自己肯定感が低いと、完璧主義になりやすいだけじゃなくて、プライドもやっぱり高くなりやすくなって、先ほどお話したように、「プライドが傷ついちゃう」っていうこともあるんですね。
それから、そこからまた似たような部分も出てくるんですけども、今回の相談をいただいた方のように、経営者だったりとか、それから「自分のもの」っていうふうに思い入れが強い場合ね。
自分がやっぱり思い入れが強かったりとかすると、やっぱり「自分でなんとかしなきゃ!」とか、「これでいいんだ!」みたいな感じで、自分で自意識というか、正しさと言ってもいいかもしれませんけど、そういうのがすごく強くなっちゃって、まるで自分自身を否定されたような感じがする。
「君はまだ不十分だね」とか、「まだまだこういうところができてない」みたいなふうに言われたように感じてしまうと。
「自分のものだ」と思ってるような場合ですね。
だから、たとえばなんか子育てについて指摘されると、なんか自分の子育てが間違ってたかのように思ってしまうと同時に、その子育てをしている自分自身のことも、否定されたように感じてしまうっていうことも出てきたりということもあります。
だから、そういった背景っていうのは、それぞれ似てるところも多いと思うんですけども、いろんなパターンっていうのが出てくるかなというふうに思います。
で、今回の例のように、ある程度プライドを持ってやっているとか、自分のもののように扱って、思ってやってるなんていう場合は、やっぱりどこかしら完璧主義になっていったりとか。
そういうふうに出なくても、「こうあらねば!あああらねば!」みたいな理想を持って頑張っているみたいなふうにもなっていくので、けっこうそういう時って繊細になっちゃうことも多いんですね。
とくに、やっぱり自信がなかったりとか、自己肯定感が低い状態だったりとか、それから気分の浮き沈みもやっぱり影響があって。
やっぱり自分の気分が、どっちかと言うとちょっと下がっている時っていうのは、なんか人からの指摘っていうのが、自分のことをダメだって言われてるような気がするわけですよ。
そもそも自己肯定感が低い状態っていうのは、常に自分にダメ出しをしている状態で、そうするとなにか否定的な言葉を受けた時に、全部そういうふうに捉えてしまうんですね。
そうすることによって、やはり自分自身っていうものが傷ついちゃう、否定されたように感じちゃうということになるわけです。
こういうケースっていうのは、本当にたくさんあるんじゃないかなっていうふうに思います。
なので、これはちょっと現実的な対処としては、まず「相手がどういう意図でそれを言ってきているのか?」を、やっぱり理解したいですよね。
よかれと思って言ってきてくれるケースがほとんどだし、まして自分の、僕の人格を全否定するとか、僕の価値観が全部ダメだって言いたいわけじゃないっていうことは、やっぱりまず頭で理解するところが必要なのかなと思います。
じゃないと、変な感情が湧き起こってきてしまいますからね。
だから、そこでたとえば「自分のことを思って言ってくれてるんだな」とか、「純粋に自分のやり方が違っている、やり方が違っているだけで、僕のことを否定してるわけじゃない」と。
この部分の「切り分け」っていうのも、やっぱりすごく大事になってくるかなと思いますし。
もしかすると、今日の相談のケースのように、たとえばその自分の店の経営について、業務改善を提案してきたという話だったんですけど、その言ってきた従業員さんが、やっぱりあなたと同じように、店に対する愛を持っている、持ってくれている。
これは非常に喜ばしいことじゃないですか。
だから、「改善」というのを提案してくれると。
だから、変な話、「受け取れていない問題」っていうのも、ここに絡んでくるということもやっぱりあるわけです。
これは、パートナーシップとかでもそうなんですよね。
彼とか、彼女から、「なんかもっとこうした方がいいんじゃない?」って、「こういうところはもっと直した方がいいんじゃない?」っていうような指摘も、あなたを否定しているわけじゃなくて、「もったいないよ」みたいなニュアンスの場合もやっぱりあるわけですね。
逆に、これは指摘する側のテクニックでもあるんですけども。
「そういうふうにしたらもったいないよ。魅力が半減しちゃうよ」みたいなふうな、価値の方から指摘してあげるというのは、言う側のテクニックの一つなんですけども。
そういう意図を持って言ってくれている可能性というのもあるでしょうと。
つまり、「もっと良くなるよ」っていうアドバイスのつもりが、「それじゃあダメだよ」っていうふうに聞いちゃう自分がいるわけで。
ちゃんとそこを聞き分けられるようになりたいなと。
だから、結局これって自己肯定感の問題になっちゃう、なっちゃうんですよね。
で、あとは、やっぱり「自分の気持ち」っていうのを見ていって、その指摘されたことに対して、自分がどう捉えるのか。
やっぱり自信がないのか、自己肯定感が低いのか。
あるいは、すごく「自分のものだ!」と思って、すごく大事なものだと思っているのか。
こういったところでも、やっぱり違いが出てくるというところで、そういったベースの部分では、自己肯定感なんだけども、現実的には「聞き分けること」がすごく大事なんですよっていうところね。
今日は、ご理解いただければ幸いでございます。
ということで、最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。
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