ライフワークにはレンジ(幅)がある!?
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「堪え性がなく落ち着きがない私でも自分を掘り下げれば飽きないライフワークが見つかるでしょうか?→たぶん無理です!!」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということでですね、今日は「ライフワーク」のお話をさせていただきたいなと思っております。
ライフワークっていうのはですね、レンジがあるんですよねっていうようなテーマでございます。
なんのこっちゃ?っていう方も多いかもしれませんけども、そもそもライフワークっていうのは「自分らしい幸せな生き方」っていうことを指しておりましてね。
で、ワークって付くのでお仕事ってイメージが強いですけど、お仕事を軸にして、人間関係、パートナーシップであったり家族であったり友人関係であったり、その他ね、趣味であったりとか、それから健康とか、タイムマネジメントとかね、
“様々な要素を自分らしくデザインして実践していく”っていう生き方のことを僕は「ライフワーク」というふうに呼ばせてもらってるんですね。
で、この話はね、もとになるブログのネタっていうところがありまして。
皆さんからいただいた質問とかリクエストにお答えしてブログを書いて、ここでこう喋ってるっていう形になるんですが。
いわゆるですね、「男性性・女性性」っていうのが心理学ではよく出てくるんですけど、その女性性が豊かな人、言い換えると感受性であったりとか、感情・感覚が優れている方、豊かな方っていうのは女性性優位で。
一方男性性っていうのはどっちかというと論理的な思考であったりとか、システム的だったりとか、それからいわゆる理性であったりとかね、そういったある程度キチッとしたものに対して、男性性というふうにざっくりと言うと呼んだりするんですが。
男性だから男性性が強い、女性だから女性性が強いっていうふうにも必ずしも言えなくて、男性性・女性性を両方持ってて、そのバランスによって、その人の個性・キャラクターっていうものが決まっていくというか出てくるんですけど。
とくに女性性が豊かな方っていうのが、やはり心理学とかに興味を持たれる方が多くて。
それがゆえにですね、「自分らしい生き方をしていく」っていうところでいくと、なかなか難しいというか、よく相談に上がる。
だからこそ僕もこうやってね、テーマとしてちょいちょい取り上げているんですが。
女性性が豊かな方っていうのはいわゆる感性・感受性っていうところが非常に豊かでもあるので、言ってみればですね、気分屋みたいなところがあって、興味がコロコロコロコロ変わったりするんですね。
で、「前はこれが好きだったんだけど、なんとなくもうしばらくやったらちょっと飽きちゃって、次これに興味を持ってこっちに夢中になってる」みたいな感じで、まぁ悪く言うと飽き症だったりとか、堪え性がないなんていう表現というのをするんですね。
もちろん良く見ればね、「いろんな世界を知ってますよね」っていうメリットにもなるんですけども。
逆にそういうメリットを分かった上で、でもやっぱりたとえば一つのものを極めてないとか、一つのジャンル・領域に対して、掘り下げが足りないみたいなふうに解釈して、そこで自己嫌悪っていうかコンプレックスっていうかを感じるっていう方がいらっしゃるんですが。
たしかにその職人的にね、「一つの道を極めます」みたいな方っていうのもいらっしゃるんですけど、どっちかって言うとそれは男性性優位な方にやっぱりよく見られていて。
なので、男性性優位の方のライフワークを見つけていく時には、職人気質・職人かたぎみたいなね、そういった“スペシャリストを意識していく”っていう見方をするんですね。
一方女性性が豊な方っていうのは、いろんな視野が広くて、色んな経験があって、要はいろんなものと出会っていくっていうような、そういった幅の広さ、ここに“レンジ”っていうのが出てくるんですけども。
幅の広さっていうところで、自分の人生を豊かに楽しく幸せに生きていくっていうところがライフワークっていうものになりやすいんですね。
なので、それぞれの性質っていうのは違っていて、どっちが良いの悪いの、正しいの正しくないのではなくて、「自分に合ったのはどっちなの?」みたいな、そういう生き方っていうことがいわばライフワークを考えていく時にすごく重要で。
だからこそ、「ありのままの自分というものを受け入れましょう。自分の長所も短所も、それが自分やねんから」っていうことで受け入れましょうっていう“自己肯定感”というのが土台になって、ライフワークというのができていくんですね。
なので、たとえばですね、旅行とか行ったときに例えるとわかりやすいかなと思うんですが、ある人は一つの国にハマッてですね、何度もその国っていうかその町に旅をすると。
そしてどんどんどんどんその街が好きになっていって、最終的には移住をするような、移住を考えるような、そういうところにたどり着くっていうようなタイプの旅人っていうのもいますよね。
「僕はこの国がめっちゃ好きなんよね」みたいな感じで、そこばっか行ってる。
その国のある意味スペシャリストみたいな、そういう生き方をするっていう人も当然出てくるんですけど。
一方で、「いや~前回はヨーロッパ行ったから今度はアメリカがいいわ」みたいな感じでいろんな国を旅して、それぞれの文化の違いとか人との違いとかコミュニケーションの違い、言葉の違いみたいなものを体験して、それが自分の喜びになってるっていう人も当然出てくるわけですね。
そうすると、一つの国・一つの地域っていうことに関してはそのスペシャリストの人ほどではない、当然ですけど移住した人にはやっぱり旅行者ですからね、また見方が変わってくるんですけど。
ただそのかわり、いろんな世界を知っている。
ヨーロッパの良いところもアジアの素晴らしいところも、オセアニアのたまらない魅力みたいなものも、いろんなものを知っているっていう意味で言えば、これもまた素晴らしいことなんだろうと思うんですね。
で、これが「ライフワーク」っていうことの基本的な考え方みたいなところがあって。
たとえば職業に置き換えると、料理人を例えるとわかりやすいかなと思うんですけども。
僕の知り合いの料理人もね、知り合いっていうかよくお世話になってる料理人も、実は専門学校を出て最初に勤めたところがたしか中華のお店だったんですね。
そこでしばらく修行されて、その次にちょっとイタリアンかフレンチか洋食の方に行って、そこで指南師みたいなことをやってたりとか、ホテルで料理を作ったりということをしていて、その後に和食を始められたんですね。
和食の師匠のもとについて修行をしていて、そこの期間が長くて、結果的に和食の料理屋さんをやってらっしゃるんですけども。
そういうレンジっていう意味でいくと、そのいわゆる仕事っていうとこで見てみると、いわばですね、和食がベース・土台になるんだけども、そこに中華の要素であったり、洋食の要素だったりというところが入り込んできているわけですね。
ここがですね、実は非常に大きなポイントで、料理人としてその人は僕は一流の方だと思うんですけども、極めてるっちゃ極めてるんですけど、「いや~僕はでも和食一筋じゃないんだよね」と。
「いろんなことをちょこちょこちょこちょこやってきたから、だから和食一本でやってるとは言い切れないんだよね」っていうふうな表現をすることもできるわけですよね。
でも逆に彼のその料理には、やはり洋食であったりとか中華の要素っていうのが入り込んでいるので、より幅を持たせてくれてるわけですね。
良い悪いではなくて、それが彼の料理だし、彼らしい生き方っていうことになるんですね。
なので、一つの道を極めるっていうのもレンジがあるっていうことなんですよ。
料理人というところでは彼はいわばずっと一貫して専門学校を出てから料理人をやってますから、そういう意味では一貫性はあるんですけど、
そのジャンルは?っていうとちょこちょこ変わってますから、そうするとその料理人のジャンルというところで言うと一貫性があるの?って言われると、微妙だよねみたいなところも表現としては出てくるわけです。
要はどこのレンジでこのライフワークを、仕事を捉えるかっていうことによって、全然解釈が変わってくるっていうところが、このテーマ、この問題の一つの見方かなっていう感じがします。
だからそういう女性性が豊かな方っていうのに関してね、たとえばいろんな職種を経験してるとか、趣味がコロコロコロコロ変わる、ある時は音楽やってたけど今は写真をやっていて、絵も興味があるし、乗馬もやっているみたいな感じの人もいると思うんですけど。
それだけいろんな世界を知っている。
これがですね、一つの自分の喜びになって幸せになるのであれば、十分これは「ライフワーク」というふうに捉えることができるわけですね。
一つのものを極めてその世界で一流になっていくとかね、その世界のスペシャリストになっていくっていうことが必ずしも重要ではないし、ライフワークではなくて。
それがフィットしてる人はそこを目指せばいいですし、いろいろ興味が変わるっていう人は、いろいろ興味が変わってそれぞれの世界っていうものを味わうっていうことが自分の人生の喜びになるということなんですね。
なのでライフワークを考える時は、そんなふうにこの“レンジ”っていうところを意識されてみると見つかりやすいんじゃないかなっていうことと、自己嫌悪は減るんじゃないかなっていうふうに思っております。
ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
根本でした。
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