強い刺激を求めるのは心に蓋をしてしまっているせい?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「夫の不倫が発覚して以来、性行為でも自慰行為でもイケなくなってしまったのだけど、良くないことを想像するとイケるのです。」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は「強い刺激を求めるのはなぜ?」という心理についてお話してまいりたいと思っております。

ブログの方からまた持ってきたネタでございます。

よかったら最後までお聞きください。

そして、よかったらチャンネル登録、フォローもしていただけると嬉しいです。

で、今日はブログの方のネタとしては、「旦那さんの不倫がきっかけで、セックスをした時にイケなくなってしまって、オナニーにでもイケなくなってしまった」と。

「でも、なんか旦那が浮気相手としてるところを想像するとイケるんです」みたいな、そういうシェアをいただきまして。

で、けっこう意外に思われる方が多いのかな。

どうでしょうか?

まぁ普通だよねと思う人もいるんですけども。

けっこうカウンセリングとかでお伺いする話の中に、自分でするとき、自慰行為をする時に、自分では望んでないんだけども、すごく激しい動画を見たりとか、複数プレーとか、場合によっては襲われるような、そういう刺激的な動画を見てしてしまったり、そういう想像しながらしてしまうんですっていう声っていうのをよくいただくんです。

よくいただく、本当に多いんですよ。

で、皆さん「なんか自分は変なのかな」っていうふうに思っていらっしゃって。

「いや、まぁよく聞くんですけどね」みたいな話をすると、「本当ですか?」と、ちょっと安心していただけるんですけども。

他にも、こういうセクシャルな話だけじゃなくて、たとえば唐辛子をいっぱいかけないと辛みを感じないみたいな場合もあれば、人間関係においても、ギャンブルとかもそうですけども、はじめは500円1000円で十分に楽しめてたのに、もう万単位のお金を賭けないと、ギャンブルで刺激を感じられないとか。

お酒もそうですよね。

どんどんお酒の量が増えてしまって、酔わなくなっちゃったみたいな話っていうのもあると思います。

そういった「刺激」っていうものを、どんどん求めるっていうのは、なぜなんだろう?ってね。

もうこれは簡単に言うと、まぁ皆さん答えはわかってると思いますけど、タイトルにもありますけど、「感情が麻痺してるから」って、「感じられないから」っていうことなんですね。

強い刺激を与えないと、感じられない。

要は、「不感症問題」って僕は呼んでるんですけども。

そういうことが起こりますよと。

で、それがさまざまなケースが考えられるので、結局は個別論にっていうことになるんですけども。

そこで、強い刺激が必要っていうか、「強い刺激を与えないと、感情が動かない・感じられない自分っていうのがいる」っていうところがポイントなんですよ。

それで、今日の元ネタさんの場合は、旦那の不倫、旦那が浮気をしたっていうことが強いショックっていうことですね。

強いショックとなって、そこで感情が麻痺してしまった。

それで感じられなくなっちゃったっていうお話だったりとかもします。

それから、飽きてしまってる、退屈してしまってるっていうようなケースっていうのも、やっぱりあって。

いわゆるマンネリ化ですよね。

すごくマンネリしてるので、そのマンネリを打破するためにはけっこう強い刺激を求めるっていうようなケースっていうのも、当然ながら考えられるかなと思います。

だから、たとえば自分はすごく真面目で、きちっとした生き方をしてるんだけども、好きになる人っていうのは、けっこう刺激的な人が多いなんていう場合にも出てきたりしますし。

穏やかで平和な生活をしたいと思ってるのに、なぜか仕事がいつもハードワークとか、人間関係がぐちゃぐちゃみたいな職場に、なぜか通うようになるっていうようなところも、ある種の刺激物っていうふうに言えるんじゃないかなと思うわけでございます。

で、なんでそんな刺激が必要になったのか?っていうことを言えば、さっきお話したように「麻痺」っていうところがあるんですけど。

じゃあなんで麻痺したのか?っていうと、ショックなことがもちろんあったっていうところと、退屈っていうところはお話しましたけども。

実は、僕たちの心っていうのは、痛み、なにかショックなことがあったりとか、そういう傷つくようなことがあったりすると、当然ながらその傷を守ろうという「防衛本能」っていうのが働くんですね。

で、防衛本能が働いて、その傷に触れないようにする。

もうこれは外傷と同じでございまして、血が出たら、そこに絆創膏を貼るとか、折れたらギプスで固めるとかっていうようなことと同じだと思ってください。

で、そうやって痛みっていうものから、心が自然と守ろうとする、感じないようにしようとするっていう動きっていうところが出てくるわけです。

だから、たとえばこれはまったく別の話になりますけども、「大切な人が亡くなった時に涙1つ出なかった私は、冷たい人なんでしょうか?」っていうふうに思う方もいらっしゃるんですけど。

「いやいや、逆逆逆」っていうふうに僕はいつも言っててね。

「どっちかって言うと、その人のことが大切過ぎて、その人が亡くなったことによって、ショックでブレーカーが飛んじまったんだよ」と。

「とんじまって、なにも感じられなかっただけだよ」っていうことで、いわゆるそれは心が自分を守ってくれてるんだよねと。

「防衛本能的なものなんだよ」っていうふうにお話をするわけです。

で、そういった麻痺っていうことが心の中で起きていると、それを打ち破るだけの刺激っていうものがないと感じられないんですけど、僕たちは基本的に感じたいんですね。

ここがちょっと、心の仕組み的な話になるんですけども。

僕らは感じたいし、感情を解放したいっていうのが自然な動きとしてありまして。

だからこそ、「感情とうんこって同じですよ」っていうのを、セミナーでもよく言っててですね。

「うんこもね、フン詰まると苦しいでしょ?便秘って、辛いでしょ?でも、出るとスッキリするでしょ?うんこと感情って同じなんですよ」と。

「出たがるんですよ、どっちも」っていう話を、力説するわけですけど。

ところが、強いショックを受けた場合って、そのうんこを出すのが辛いし、痛いわけですね。

なので、「蓋をして出さないようにしよう」っていうふうな心の動きがあると思ってください。

だからこそ、なにも感じなくなっちゃうんですけども。

でもやっぱり出たい、出したいと思った時に、より強い刺激っていうのを求めて、その刺激によって感情を感じる。

つまり、より強い刺激を与えて、うんこをひねり出そうという仕組みが、心の中に備わってるっていうことなんですね。

これも「自己浄化作用」みたいなものなのかな。

ちゃんとうまく言えてなかったらすみませんですけども(笑)

でも、そうやって「自分の中にある感情っていうのを出したい」っていう心の動きと、「いやいや、それって辛いやん」って言って、「蓋をしたい」っていう自分が葛藤して、この葛藤が苦しいっていう状態になるし、この葛藤っていうのが麻痺っていうのを作っていくっていうのが今日のお話なんですね。

で、じゃあそこをどう解決していけばいいの?と。

カウンセラーってそこをどう見るの?っていう話なんですけども、簡単に言うと、「その麻痺を作った原因を見ていく」っていうことをやったりします。

だから、今日の元ネタさんの場合は、「旦那が不倫した」っていうことに対するショックね。

ここを蓋したいんだけど、ちょっとそこをちょっと見ていきましょうと。

1人でやるのは辛いから、一緒に見ていきましょうっていうような話っていうところも出てきますし。

これが最近こちらでお話しているネタと通じるんですけども、「もしかしてパターンになってないですかね?」っていうのは、やっぱり気になるところなんですよ。

だから、旦那の不倫ですごくそこでショックを受けた。

これはわかりますよ。

でも、そこになんらかの心理的な「心の癖」ってないでしょうかね?っていうふうに見ていくっていうこともよくやっていて。

で、そういうかたちで自分の心の中っていうのを見ていって、素直な気持ち・素直な感情っていうのを、ちょっと解放していきましょうねって。

それは痛みを解消するっていうことにもつながるんですけども。

そうやって、感情を感じられるように取り戻していくって表現しますけども、「感情を取り戻していく」っていうことをやるんですね。

で、そうすると、そこで刺激っていうものが、麻痺を溶かそうとして起こすんですけども、その刺激も、そんな強い刺激を与えなくても感じられるような自分というのを取り戻すことっていうのは可能なんですね。

だから、言ってみれば、そういった蓋をしていると感じてくださいと。

たとえば、ギャンブルとかにけっこうお金を使っちゃうとか、買い物をしすぎちゃうとか、それからなんか自分の中で麻痺を感じる部分があったら、それはなんか感情に蓋をしてるんだと。

じゃあ、その裏側、その蓋の向こう側にどんな感情があるのか?っていうのを、ちょっと怖がらずに、できれば誰かと一緒にとか、カウンセリングを使ったりとかして、その感情を解放していきましょうと。

辛かった。

苦しかった。

本当に不信感が強くなっちゃった。

すごく裏切られたような辛さ、痛み。

それからみじめさ、恥ずかしさ、不安、怖れ、罪悪感、無価値感、無力感。

もういろんな感情っていうのがあって、その感情たちっていうものを出してあげるんですね。

そうすることによって、心はスッキリしていくと同時に、蓋をする必要がなくなっちゃうっていうことになるので、できれば早いうちに手を打ちたいなというのが正直なところでございます。

なので、気になった方はちょっと自分の心をチェックしてみてはいかがでしょうか。

ということで、最後まで聞いていただき、ありがとうございました。

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