病気に関するカウンセリングにどう応えるのか?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「病気の再発や転移とどう向き合えばいいのか?~より意識を広げること、肚を括ること、もっと自由になること~」

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どうもこんばんは。

カウンセラーの根本でございます。

いつも聞きくださいましてありがとうございます。

ということで今日も雨の大阪でございましたけども。

朝はすごい良い天気だったんですけどね、昼ぐらいからはけっこう雨が降ってきたり、まぁ夕焼けは綺麗でしたけど、いろんな移り変わりの激しい天気でございました。

今日のテーマも、そんな人生の移り変わりの激しさについてちょっと語ってみたいなと思います。

「病気との向き合い方・付き合い方」っていうことで、ちょっと場合によってはシビアというかヘビーなお話になるかもしれないんですけども、今日はそんなテーマでお届けしたいなと思います。

もしお役に立つことがあったりとか、もし皆さんの周りでお役に立ちそうな方がいたらぜひ紹介していただければなと思います。

カウンセラーっていうお仕事は心のケアをするってお仕事なんですけども、けっこう病気に関する相談・報告みたいなことっていうのも意外とあるんですね。

やっぱり一番メジャーなのは癌だったりとか、そういった絡みの病気だったりとかして。

それぞれの段階で病気になるかも、検査でちょっと再検査が出ちゃってどうしよう、検査してみてやっぱりちょっと疑いがあるみたいで・・・みたいな感じで、今度は確定しました、こんな治療になりますみたいな。

あるいはその術後だったり退院後だったりとか、そういったいろんなフェーズで病気の話っていうのを聞かせていただいて。

もちろんご自身だけじゃなくて、パートナーがとか、ご家族がっていうケースっていうのもあったりします。

そういうときに「カウンセラーが」っていう言い方はちょっとできなくて、「僕は」どういうふうにお話をしていくのかというのを今日お伝えしたいなというふうに思います。

その人の症状であったりとか状況・心境によってもちろん変わるんですけども。

僕もこのお仕事を長くさせていただいて、そういう方々とけっこう出会うことになって、いろんなことを勉強させていただいてきました。

その中でやっぱりいろんな学びも、自分が学びにいくこともあるし、お医者さんだったりとか、そういった病気の研究をされている方のお話を聞きに行ったり、相談しにいったりっていうこともありましたし。

で、その中で病気っていうものは「気の病」っていうふうに書かれるんですけど、やっぱり心とのつながりっていうのが非常に大きいんですよね。

なので、たとえばあるお医者さんが手術をして一見治りましたと。

でも心の持ち方は変わってないと再発するんですよねっていう話をされるのを聞いたことがあります。

それから「病は気から」って言うけども、心の状態がやっぱりすごく不安定だったりとか、非常にネガティブだったりとか、塞ぎ込みがちだったりとか、抱え込みすぎたりとかっていうパターンがあると、やっぱり病気になりやすかったりとかするよねっていうような話、これは皆さんも聞いたことがあるんじゃないかなというふうに思います。

たとえばそういった症状をカウンセリングで扱う際に、他の問題も実は見方としては僕はあまり変わらなくて、「なぜその病気になる必要があったんだろうか」っていうことをまず一つ考えます。

なりたくてなったわけじゃないので、「どうして今このタイミングでその病気を持つことが必要だったのかな」っていうふうに考えます。

それはなぜそれが必要だったのかっていうことを理解することによって、どうしていけばいいかの方向性が見えるんじゃないかなっていうふうに見て、そういう見方をするというのが一つ目。

二つ目、その病気自体が持っているメッセージってなんなのか。

これはすべての問題にやっぱり当てはまることで、問題っていうもののメッセージ、「この問題っていうのを通じてなにをあなたに教えようとしてるんでしょう、なにをあなたに学ばせようとしてるんでしょうか」っていうふうに一つ問いかけていくという部分があります。

ここにはさまざまな前提というか、価値観・考え方があって、必要なことしか起こってこないとか、今起きてることっていうのは全て正しいだとか、必要があって今この状況になっているっていうふうに物事っていうのを全て見ていくわけですね。

そしてそれは「どこか自分が求めて望んだことである」っていうふうに解釈していくんですね。

これは誤解していただきたくないのは、これが正しいっていうことは決して言ってないんですよ。

そういうふうに解釈をしてみたらどうかっていうふうな捉え方なんですよね。

だからこれが正しい・正しくないで判断されてしまうと、ちょっと違う方向に行ってしまうんですけども。

なぜそういった問題、病気が今ここにやってくる必要があって、もしあなたがそれを望んでいたとするとなんなのかっていうふうに見ていきます。

そしてそれが症状として出てくるということは、随分と慢性的ななにか問題があったんじゃないかと。

たとえば簡単な例で言えば、ずっと本来の自分を殺して、抑圧して、ぎゅーっと隠して違う自分として生きてきましたと。

そうするとこの抑圧するエネルギーだったりとか、自分を隠すってエネルギー、そして演じるために余計なエネルギーがかかってきますよね。

これが体への負荷になっていたんじゃないのっていう見方もします。

基本的に心と体って繋がってるよねっていうふうに考えますので、東洋医学とかでは「心の病は体から。体の病は心から」っていう、そんな格言があるみたいですけども。

要は心のなにかの抑圧、これは感情であったりとか、自分のある種のキャラであったりとかっていうのをすごい抑圧したものが病気としてメッセージとしてやってきているっていうふうに解釈していくわけですね。

で、そういうふうな見方をしていくと、なんだかんだ言って今まさにそうなる必要があったよねっていうことと同時に、本来のあなたってこのグッと抑圧された部分があったとしたら、これを解放したらどうなると思う?っていうふうに問いかけっていうところをしていきます。

たとえばすごい自由な人なのに、その自由を抑圧してすごい窮屈に生きてきたとするならば、なんらかの病気ということでそれが教えられるわけです。

「もっと自由に生きなさいよ」とか「もっと自分らしく生きなさいよ」とか「もっと好きなことやんなさい、もっと楽しみなさい」っていうことを病気というかたちを通じて教えてくれてるっていう場合もあります。

それからたとえば別の見方をすると、「あなたはこれくらい自分のことを傷つけてきたんですよ。こんなにも自分のことをボロボロに扱ってきたんですよ。もっと自分自身を大切にしたほうがいいんじゃないでしょうか。自分に優しくすべきではないんでしょうか」という提案のようなかたちで、この病気っていうのが起きてくるっていう場合もあります。

病気の種類と心の関係を調べてる人たちはたくさんいて、そう書籍っていうのもけっこう出てるんですけども。

そういったところでどこに不具合が出てるのかっていうところから推測していくこともあります。

僕のクライアントさんは女性が多いからっていうのもあるんですけども、やっぱり婦人科系に関する疾患っていうのをよくお聞きするんですね。

そうすると婦人科系っていうことは女性特有ということ。

ということは女性性をだいぶ抑圧してきませんでしたか?とか、女性性ではなく無理に自立して男性性を使いまくって生きてきませんでしたか?なんていうふうに解釈するということもあります。

で、そういう話をすると「あ、それちょっとめっちゃ思い当たりますわ」みたいな感じになることもやっぱり多いんですね。

そういうふうに自分の心の状態と体の状態っていうのを関連付けていくと、なぜこの病気になったかだけじゃなくて、どうしていけばいいのか。

たとえば女性性をだいぶ傷つけてきましたよねと思えば、女性性を回復させるような方向性っていうのが一つ見られます。

あるいは女性性をもっと解放しましょう、もっと女性らしくっていう表現は人それぞれ違うんですけども、もっと女性性を解放して生きていきましょうなんていうふうなアプローチっていうことにもなっていきます。

実際それで症状が改善していくような例というのもあって、なのでカウンセリングとかセラピーっていうのは免疫療法の一つとして欧米とかで捉えられたりとかしていたりもします。

で、そうやって病気と向き合っていくっていう時に最も大切なことというのは、まずそれを「受け入れる」っていうことだったりします。

やっぱり否定・拒否・信じたくないっていうのもあれば、不安や怖れってめちゃくちゃやってきますよね。

命に関わるんじゃないかとか、自分の生活が大きく変わってしまうんじゃないかっていうすごい怖れが出てきます。

まずはそれを一緒に受け入れていきましょうと。

そのために今日のようなお話っていうのをクライアンとさんとの間でさせていただくって感じなんですね。

そしてその病気を受け入れていくことができると腹が括れてきます。

腹が括れてくると覚悟が決まります。

覚悟が決まるとけっこう物事ってスーッといって。

たとえば病気に対する怖れや不安とか、場合によっては死に対する怖れや不安というのも徐々に消えていくんですね。

そうした腹が括れていくと、今お話ししたような病気の意味っていうのも理解できて、これが逆により飛躍のきっかけになるっていうようなお話でございました。

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