私たちは寂しさや孤独感を役割で埋めてきた。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
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どうもこんにちは.
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで今日は夜の配信になりましたけども、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ということで今日はですね、これけっこう深い話にもなるんですけども、「寂しさ・孤独感っていうものを僕たちは役割を使って埋めてきたんだよ」っていうお話をさせていただきたいと思いますので、よかったら最後までお聞きください。
今日ネタをいただきまして、本当にありがとうございます。
ネタは常に募集しておりますので、よかったら僕のブログの方からお送りいただきたいんですけど。(お問い合わせフォーム)
前にもここでお話ししましたけども、私の寂しさについてのVoicyを聞いてくださった方が車の中で号泣してしまったと。
で、家に帰って聞き直したらさらに泣いてしまったと。
子供のころから実は寂しかったっていうことに気づいたっていうお話だったんですね。
でも彼女は3人兄弟の長女として、両親は共働きでっていう中で、両親のことも愛していたし、家族のことを愛していたと。
だから寂しくないとずっと思ってきたんだと。
自分には寂しさはないっていうふうにある程度思ってきたんだけども、でもそのVoicyを聞いてくださった時に、「あれ・・・?もしかして私ずっと寂しかったのかな」っていうことに気づいて、すごく涙が止まんなくなっちゃったっていう話が今日のブログのネタになってるんですけども。
そこで「なんでそんな寂しさを私は抱えてるの?」みたいな。
自分では全然自覚してないんだけど・・・っていうようなところから掘り下げていったのが今日の記事なんですけど。
けっこうね、寂しさっていう「寂しさと孤独感を癒やす本」っていうのを出してからですね、「私はそんなに寂しかったり孤独感なんてないと思ってた」っていう人の声をよく聞くんですね。
だからこの本は必要なかったと思うんだけど、必要ないと思ってたんだけども、ちょっと読んでみたらドハマリして「あぁ、私すごい寂しかったんだ」っていうことに気づきましたみたいなね。
そういう声もいただいてますし。
読んでいくうちに「自分とは関係ないと思ったんだけど引きずり込まれて、いや~・・・もしかして私楽しいっていうか愛されてきたと思ってたけどけっこう寂しかったの?」なんていうようなことに気付いた方もいらっしゃいます。
僕もね、実は本当に前もお話しましたけど、カウンセラーになるまでっていうのは自分が寂しかったっていうことに気づいてなかったもんですから、全然偉そうなことをこの件では言えないんですが。
ただ同じようにですね、いろんな出来事を使ってその寂しさを感じないようにしてきたと。
逆に言うとね、それくらい感じるのが嫌な感情というのがこの寂しさと孤独感なのかもしれないんですけども。
いろんなことで僕たちは寂しさをごまかしたり蓋をしてきたっていうことがあるんですね。
で、そのいろんなやり方があるんですけども、そのうちの一つ、とても大きな一つがですね、「役割を使う」っていうことなんですね。
これは大人になった今現在も継続中の方は多分たくさんいらっしゃると思います。
それはなにかというとですね、たとえばさっきのお話、今日のネタ元さんの話を参考に進めていきたいと思うんですけども。
両親共働きで三兄弟の長女、第一子・長女っていうことが、これだけで僕から言わせると「そりゃ寂しかったんちゃうの」っていうふうに思ってしまうんですけどもでも。
でも彼女は、実際はわからないですよ、くわしく話を聞いてみないとわかんないので僕の憶測も入ってるんですけども、一般論としてよくある話としてはね、そういう環境だとやっぱりお姉ちゃんとしてしっかりするっていう人が多いと思うんですね。
両親共働きで家にいないから弟や妹の面倒を見るとか、いわゆる小姑っていうか小っちゃいお母さんとして弟・妹の面倒を見るっていうのがもう当たり前になっていたりとか。
忙しく働いている両親がいらっしゃいますから、家事を手伝ったりとかね、お母さんの話し相手になったりとか、そんなふうにしながら両親のケアっていうこともされてたでしょうし。
で、そうやって両親のことを愛してきたし、家族・弟・妹のことも愛してきましたと。
そこに寂しさはないんじゃないの?っていうふうに思いがちなんですけども、でもその一方で、たとえば辛い時に、学校で嫌なことがありましたと。辛いとことがありましたと。
その時「ねぇお母さん聞いてよ」って言えたかどうか。
弟・妹がたぶんそういう時って「ねぇお姉ちゃんお姉ちゃん」ってくるかもしれないし、もしかしたら「ママ!ママ!」って言ってたかもしれないですよね。
でもこれ第一子・長女は苦手な人多いんですよね。
弟・妹にその甘える部分とか、お母さんに頼る部分っていうのをちょっと譲っちゃってるようなところ。
じゃあその気持ちは、辛かった気持ちはどこに持っていくの?っていうと、「私は大丈夫」とか「私は強いから」とか、そういうふうに思い込んで抑え込むっていうことをやったりするわけですね。
そこで辛いことがあって聞いてほしいことがあるんだけども、でもそれを抑え込んでる。
これって寂しいですよね、とか。
あと子供ならば当たり前のように親に甘えたいと思う。
でもやっぱり弟や妹がいるから遠慮してしまうとか、譲ってしまうとか。
そういうことがあったんであれば、子供時代に子供をちゃんとやってこなかったかもしれない。
そうすると、子供時代に満たされておくべき親からの愛っていうのをもしかしたら十分に受け取れなかったかもしれない。
ってなってくると、そこに寂しさっていうもの、孤独感というものがあっても、もしかしたら仕方がないのかもしれません。
あとはいろんなケースを僕もいろいろ扱ってきたので、たとえばこんなケースもあるんですよね。
第一子ってやっぱり親は最初の子供なので、すごく緊張してるわけですよね。
なので、長女・第一子だけけっこう厳しくしちゃうって家もけっこうあるんですよ。
そうすると、たとえば勉強であったりとか習い事であったりとか塾にしても、すごく厳しく育てると。
ところが弟・妹に関しては、長女が経験してるということもあるもんですから、甘々になっていくと。
で、長女はですね、その期待に応えようと一生懸命頑張る。
でも、このハードルを飛んでももっとこのハードルみたいな感じで、「もっと頑張れ!もっと頑張れ!」っていう環境だったらやっぱりこれって寂しいと思うんですよね。
もちろん期待をかけられて嬉しい気持ちもあったりとか、期待に応えられたらすごく喜びもあったりするかもしれませんけど、でもなんか弟・妹に比べて自分ばっかり厳しいよねとなったら、これ寂しくなりますよね。
みたいなところで、もしかしたら「長女」っていう役割、「しっかり者の長女」っていう役割っていうところにハマッていたためにですね、寂しさとか孤独感というものはごまかせてきたというか、感じないようにできちゃったんじゃないかな。
これがですね、大人になっても残ってる方っていうのがいっぱいいるんです。
もちろんこれね、長女だけでそういうことになるわけじゃなくて、どんな兄弟、どのポジションでもありえるんですけども。
たとえば寂しさに襲われて役割で蓋をしてきたならば、大人になっても多分今忙しくしてるはずなんですね。
たとえばいろんな役割が大人になったら出てきますよね。
仕事っていうのも役割の塊でございます。
会社に行けば自分のデスクがあったり仕事があったりとか、ちゃんと自分の会社の中に自分のポジションというのが作られているわけですよね。
その役割にハマる、つまり仕事を一生懸命やっているってことが逆にその寂しさっていうものを埋めることになってたりします。
あるいは友達との関係の中で、お姉さん役をやってる人が多いかもしれませんけど、いろんな役割っていうのがあります。
連絡係があったりとか幹事役になったりとか、お世話係みたいな、そんな人もいたりとかするもしれません。
「あぁ私が取り分けるよ」みたいなのも役割なんですよね。そういう役割がハマッてる。
パートナーシップでも同じなんですけども、良い彼女とかね、良い奥さんっていう役割にハマる。ここもよくあるわけですけど。
そうやって役割にハマッてることによって寂しさって感じなくて済むんです。やることがあるから。
だから寂しい人っていうのはよくスケジュール帳を真っ黒に埋めるんですね。
ちょっと僕今見せていいんですけど、僕は今週・来週はスケジュール真っ白白でございましてね、ほとんど予定が入ってないんですけども。
逆に言うと、それが不安になってしまう。
だからこそ役割・やるべきことを求める。
だからもしかすると、その役割の裏側にはものすごい寂しさが溜まってるのかもしれないねっていうお話なんですよ。
なので、今日のお話にちょっとヒットしたなって、当てはまるなって感じた方は、ちょっと勇気を出して自分の孤独感や寂しさと向き合う時間というのを作っていただいてもいいかもしれません。
宣伝になりますけどね、この本も出ております。
「ふと感じる寂しさ・孤独感を癒やす本(清流出版)」ってところから出ております。
それから講演会もありましてね。
講演会の動画(6月中割引セール)も今発売してます。
今動画は割引セールをやってますのでよかったら見ていただきたいんですけど。
それから6月27日にワークショップも東京で開催します。
「6/27(日)14:00-17:00寂しさ・孤独感を癒すワークショップ」よかったら参加していただければと。
ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
根本でした。
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