短所が長所を潰してしまう!?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「今の人生がうまく行ってないのはもしかして自分の長所を自分で潰しちゃってるからじゃない?」

***

どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、最近はあったかい日が続いてますよね。

ちょっと前寒くて、もうなんか冬っぽかったんですけど、今日もトレーナーというか長シャツ一枚で快適。

まぁ夕方になるとさすがに涼しくなってきますけども。

そんな陽気の大阪からお届けしておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ということで今日は、「短所が長所を潰してまうで」っていうお話をお届けしたいなと思うんですが。

これはけっこうね、よくやっちまいなちなことだと思いますので、「自分ももしかしたらそういうところあるのかな」みたいなふうに聞いていただければ幸いでございます。

で、ちょっとわかりやすくお話しするために、ちょっと例を挙げてお話をしていきたいなと思うんですが。

今日もブログのネタを元にお話をさせていただいてるんですけど。

お仕事に関する、まぁライフワークに関するお話かなっていうふうに思って回答させていただきました。

ライフワークっていうのは「自分らしい幸せな生き方」ということでございまして。

今度の日曜日にまたそういうセミナーを少人数で開催したいと思いますので、興味ある方は説明欄というか、ちょっとブログの方からでも結構ですし、チェックしていただけたらなと思います。

◎オンライン:11/7(日)13:00-16:00 私の生きる道はこれぞ!ライフワークを見つけて実践するグループワーク。
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/42179

で、短所が長所を潰すっていうのでなんとなくピンとくる方もいらっしゃると思うんですけども。

たとえば職人気質(かたぎ)の人、職人気質(きしつ)と書きますけど、職人気質の人っていうのがいらっしゃるわけですね。

どっちかっていうと、一つのものを深く掘り下げていくっていうことに向いていて、口を動かすよりも手を動かす方が得意で、自分でこだわりを持って仕事に臨んでいるようなタイプですね。

下町・町人、下町の職人さんみたいな、そういう方もいらっしゃれば、今本当に企業の中で働いてるんだけども、けっこう自分の仕事に誇りを持って、どんどんどんどん掘り下げていくというか、自分なりに好きなようにやりやすいようにやって実績を積んでいくっていう感じですね。

で、僕もどっちかっていうとそういうタイプの人間なんですけども。

一般的にですよ、一般的にこういう職人タイプの人っていうのは、さっきもチラッと言いましたけども、口を動かすよりも手を動かす方が得意。

つまりコミュニケーションっていうのがあまり得意でない人が多くて、言葉のキャッチボールであったりとか、相手の気持ちを汲んで対応するっていうことがちょっと苦手な方が多いんですよ。

これは欠点と言えば欠点、短所って言えば短所なんですけど、個性の一つなんですよね。

一方で、営業とかセールスとか、それから販売もそうですけども、コミュニケーションが得意なタイプの人っていうのもいるわけですよね。

華々しく人前で喋ったりとか、商品を売っていくっていうタイプで、よく企業の中でも、そういった営業系と技術系というか開発系っていうものが二本柱であって。

もう一つ本部系っていうのがありますけど。

この技術系対営業が対立するみたいな図式っていうのも、企業の中でよく見られると思うんですけども。

向き・不向きっていうの当然そこにあって、でもそれってやっぱりタイプが違うと思って。

営業向きの人と、やっぱり技術向きの人っていうのはキャラが違うんじゃないかなっていうふうに思うわけです。

だから職人さんというのは技術寄りですよね、一般的にはね。

そうすると、コミュ力っていうことに関してはちょっと自信がなかったりとか、それから自分の中でもやっぱり仕事に対するプライドっていうか、こだわりっていうものを強く持ってますっていう方がいらっしゃるわけですが。

そんな方が「やっぱり自分はもっと人と喋れるようにならにゃいかん」と。

セールスをするわけじゃないんだけども、もっと人の気持ちを汲んで話をせなアカンと。

だからその自分の短所っていうか、弱点というか、苦手な部分を補わなきゃいけないと思って、そっちの方向にいっちゃうことがあるんですね。

そうするとどうなるかというと、頭の中でというか、もちろん意識的には苦手なコミュニケーションをなんとかしたいっていう気持ちはあるわけですよ。

ところが苦手なので、向いてなかったりとか、そもそも学ぶこと自体がそんなにモチベーションあるのかっていうと、皆さんもそうだと思うんですけど、たとえば料理が苦手な人が「料理ぐらい作れないかん」と思って料理教室に行く気分って、あんまり積極的になれないというかモチベーションが上がらないと思うんですよね。

というふうな感じで、欠点や短所っていうのを直そうとしたりとか、なにか克服していこうっていう試みって、もちろん悪いわけではないですよ、そこにモチベーションややる気があれば全然いいんですが、もしそうでないのに思考的・義務的に、あるいは誰かに言われたからっていう受身的にそういった行動を起こすとすると、じゃあそのコミュニケーションが上達するのか?というと、ここがイマイチ効果が出ないというか。

じゃあそもそも続けられるのか?っていう問題があって、途中で嫌になっちゃうことの方が多いと思うんですよね。

皆さんもおそらく過去にさまざまな習い事に手を出して、それで挫折した経験があるかと思います。

僕もあります、僕もあります、もちろんありますけども。

そういう時ってやっぱり、頭で考えてたりとか、なんか義務感に押されてることが多いんじゃないかなと。

で、問題なのは、コミュニケーションをなんとかできるようになろうと思って頑張って、それがうまくいかなかったよねっていう話ではなくて、そこから広がって、「じゃあその時自分が得意としている、手を動かす方はどうなのか」って、こっちがエネルギーを削がれてしまって、こっちの質も落ちてしまうっていうことがよく起こるわけですね。

ちょっと話を変えますと、たとえばあまり料理が得意でない奥様が、「なんとか料理を頑張らなきゃいけない」と思ってお料理教室に通ったりとか、レシピ本を見ながら料理作ったりする。

これは旦那様を喜ばせたいっていう愛情からくるものもあるんですけども。

ところが苦手なものに向き合おうとするとどうなるか。

ストレスが溜まるわけですよ。

気分はどうか。

よくないんですよ。

で、成長していけばいいんですけども、お料理教室ってけっこう行ったことがある方はわかると思いますけど、できる人も、「なんであんた来てん!?」の人もけっこういたりするんですよね。

そうすると余計にコンプレックスで、劣等感になっちゃう人もけっこういるんですよ。

で、その結果お料理を学びに行って少しでも上達したいっていう気持ちよりも、その苦手意識の方が上回ってしまったりとか、さらにはそこでストレスを抱えているので、旦那様に当たってしまったりするっていうようなことが起こり得るわけですね。

今ちょっと極端な例として、わかりやすい例として職人のケースと奥様のケースを紹介してるんですけども。

そうすると、自分が本来持ってる魅力とか価値とか才能とか能力とかっていうものが、削がれてしまうっていうことにつながるんじゃないかなと。

だからコミュニケーション能力を上げようと思って学ぶことはもちろん悪くないんですけども、そこに気を取られて、あるいは苦手意識で自信がないところを克服しようと思って頑張ってることによって、本来自分が得意としてた・長所としていた手を動かす部分っていうところが、エネルギーが、言ってみればバランスが崩れるわけですね。

で、うまくいかなくなるというか、質が落ちてしまうっていうことってやっぱりよくあると思うんですよ。

だからカウンセリングをしてても、「これができないんです。こういうことが苦手なんです。こういうことを私できないからダメなんです」みたいなお話をよく聞くんですね。

お仕事に関して、とくにライフワークを考えていこうなんていう時にその話題によくなるんですけども。

そうすると、実際にライフワークを描いていこうっていう時に苦手を克服してると、長所は削られてしまうわけですから、むしろライフワークが遠ざかってしまうわけですよ。

で、そこをなんとか克服していこうとすればするほど遠ざかるっていう逆効果になっていくので、だから僕はよくそこで「その仕事とかその仕事内容・業務内容って、向いてるの?好きなの?やりたいの?」とかっていう質問をさせてもらったりとか。

それから「いやあんたのキャラってこういう長所があるじゃん。たとえばコミュニケーションはたしかに苦手かもしれないし、人とうまく言葉のやり取りするというか、ここって不器用かもしれないんだけども、でもなんかこれ!って決めたらめっちゃ掘り下げて研究してるやん。これってあんたの才能ちゃうん?」みたいな感じで、その人の長所とかモチベーションであったりとか、それから自分が成長していける領域っていうのって、やっぱりどっちかっていうと短所じゃなくて長所の方だと思うわけですよね。

ということは、「あなたの長所をちゃんと伸ばしましょうよ、気づいてまっか?」っていう話になっていくわけですよ、つまりね。

だから短所を直そうとするっていうモチベーションがあればいいんですけど、やっぱりそれは長所を殺してしまう可能性すらあるわけですから、そこは長所に磨きをかけていくと。

「俺それでいいんだ」っていうふうに捉えた方が、きっとうまくいくと思いますっていう話を今日はお届けさせていただきました。

最後までありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?