母一人息子一人の関係性について
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「シングルマザーの一人息子は母親との癒着を切り離して自分らしく生きられることができるのだろうか?」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、引き続き2本目を続けて収録しておりますが。
今回は珍しく、珍しくというとあれなんですけど、男性からいただいておりましたネタを採用させていただきました。
そのブログを元にお話させていただきたいと思います。
「シングルマザーの1人息子の物語」について、お話してまいりたいと思います。
よかったら最後までお聞きください。
そして、チャンネル登録、フォロー、ぜひともよろしくお願いいたします。
ということで、シングルマザー、母1人子1人、とくに息子1人っていう関係性ですね。
そんな環境で育った男性の方からネタをいただきまして。
で、25日かな?に記事にさせてもらったんですけども。
その特徴とか、その心理について、そしてこれからの人生について考えてみたいなと思います。
もちろん、すべてのケースに当てはまるわけじゃないんですけども、おおまかに「こんな感じになりやすいよ」っていう傾向をご紹介したいと思いますし。
実際に、今私のクライアントさんでも、シングルマザーで1人息子を育ててるって方が何人もいらっしゃいますので、その彼女たちの目を恐れながら今からお話したいなと思います(笑)
離婚とか死別っていうことで、シングルマザーになられたっていうことになるかと思うんですが、その時期っていうのもけっこうやっぱり重要で、お子さんが小さい時なのか、それともある程度思春期以降大きくなってからなのかっていうところも、やっぱり変わってくるんですけども。
この「母と息子」っていうところの特別な関係について、まずは理解しておきたいなと思うんですね。
お母さんからすれば、異性の男の子ですので、娘っていうのはどっちかっていうと同士っていう意識が芽生えやすい。
同士であったり、ライバルですね。
一方で、息子っていうのは、一言で言えば恋人。
しかも、「理想の恋人」っていうポジションっていうところに入りやすいんですね。
先日もそんな環境の方とお話をしてましたら、やっぱり息子をもう「理想の男に育てよう」っていう、そういう意識はないんだけども、結果的にそうなっていってるよねみたいなことを、笑いながらお話をされていました。
で、それ自体は別に悪いことではないですし、息子の未来に対しても、別に暗い影を落とすことではないんですけども。
ただ、そこで気を付けておきたいところっていうのがいくつかありまして。
たとえば、子供の成長っていうところに伴いまして、やはり自立をしていく時期っていうのが思春期にやってくるんですね。
ところが、それ以前にシングルマザーになってたりすると、お父さん役もやらなきゃいけないわけですよ。
母であり、父でありっていう部分っていうのを、担当することになります。
なので、思春期に差しかかった男の子をどう扱っていいか?っていうのは、男兄弟がいる方であればまだちょっとわかるかもしれませんけどね、体感的に。
でも、やっぱりどんなお母さんにしても、よくわからないわけですよね。
なので、ここで問題が出てくるという点では、「息子が思春期に入った時にうまく扱えない」っていう問題が出てきたりします。
で、とくにそれ以前からシングルマザーをやってると、やっぱり可愛い理想の息子っていうふうに見てしまうので、自分の愛情を惜しみなく与えるっていうことはいいんですけども、それ故に支配的になったりとか、非常に癒着しやすいっていうことになるんですね。
自分も1人で寂しい。
恋人がいるかもしれませんけども、生活の基盤は息子になりますから、その寂しさを埋める存在として息子っていうのを使ってみたりとか。
それから、それなりに大きくなってきたら、頼りになる息子っていうことになって、いろいろと依存してしまうっていうことが出てきたりもします。
で、息子も息子でやはりママのことが大好きで、ママを助けたいし、ママを幸せにしたいっていう思いがあるので、そうしたママの寂しさとか、今の時代離婚は珍しくないですけども、それでもやっぱり女手1つで子供を育てるっていうのは、やっぱり相当頑張らないといけないと思います。
だから、その分そういったお母さんを見て、「もう心配かけたくない、迷惑をかけたくない」っていうふうに、息子は思って、どんどんいい子になっていく。
つまり、お互いの利益というか、目指すところっていうところで、本当に2人の関係っていうのが心理的に近くなっちゃうっていうことが起こりやすいんですよね。
それによって、息子はお母さんを助けるっていうことが1番になってくるので、自分が自立して、1人の男性として大人になっていくことを、ちょっと拒否するっていうこともここで出てきやすくなります。
というのも、さっき「思春期の男の子の扱いがようわからん」っていう話が出てきましたけども、お母さん側からすると、どうしていいかわかんないから、息子がもうずっと子供でいた方が、お母さんを困らせないわけですね。
で、自分もいつまでも甘えていられるので、逆にお互いのそこが利益になっちゃったりするんですよ。
そうすると、大人になりきれずに子供のまんまっていうふうになったりもしますし、精神的にってことですね。
また、なにかちょっとしたいざこざがあったりしても、非行に走っちゃうケースっていうのもやっぱりあったりするんですけども、やはりお母さんへの愛情っていうのは、息子は絶対的に持つようになるんですね。
お母さんも理想の恋人として自分を見てるのを知ってますから、それに応えるように理想の息子になっていこうという部分も出てきます。
そしてもう1つ、「お母さんにとっての良いパートナーのポジション」っていうのを、結果的にそういう流れで得ていくようになるんですよ。
だから、母と息子なんだけども、心理的にはなんか夫婦みたいな、恋人同士みたいな関係性っていうことになったりするんですね。
なので、こういった場合には、非常に男性側のセクシャリティの問題だったり、お母さん側をカウンセリングする場合、お母さん側のセクシャリティの問題っていうところがけっこう色濃く出てきたりします。
そして、お互い運命共同体で、しんどい中、大変な中、頑張って手を取りながら生きていきますから、この絆って言えばいいのかな、めちゃくちゃ強いものになっていくんですね。
そうすると、思春期を迎えて大人になっていっても、このお母さんとの間に他の女性が入り込む隙間っていうのがなくなるんですよ。
で、これがまた年齢とともに、お母さんってやはり年を取っていきますから、不安も強くなります。
「息子に出ていかれたら1人ぼっちになってしまう」っていう怖れもあります。
もちろん、恋人がいればまたちょっと違いますけども、そうでなかった場合、息子に対する執着っていうのは、実は息子が大きくなればなるほど強くなるんですね。
口では違うことを言ってても、心はやっぱり寂しいし、やっぱり自分のしんどかった時代を一緒に生き抜いてきた仲間であり、家族であるので、「どうしても手放したくない」っていう心理っていうのも出てきやすくなります。
そうすると、お母さん側からすると、息子に恋人ができる。
ましてや、結婚をするみたいなことになると、感情的に強い抵抗を出して、それを否定するっていうことも出てきたりしますし。
息子側もそんなお母さんを気遣ってっていうわけじゃないかもしれませんけども、彼女ができたとしても、彼女よりもお母さんを優先させてしまうような行動を取るっていうことで、結果的に恋愛がうまくいかないなんていう問題も出てきます。
そして、さっき「思春期になる時に大人になることを拒否する」みたいな話が出てきたんですけども、そうすると、やはり社会に出てからがとくにそうなんですけども、仕事であったりとか、そういう社会に適応するっていうことに対して難を持つことも多いんですね。
で、そうなってしまうと、たとえば仕事が続かないとか、すごく過酷な状況になってしまったりっていうことになりかねないっていう問題もあります。
で、じゃあどうしたらいいのか?と。
子育て中のお母さんなら疑問に思われるかもしれませんけども、やはりそこはちょっと息子のためにっていうことで、早く自立を促すようなやり方。
大雑把に言えば、海外の留学みたいなことも含めて、ちょっと考えてみられるのもありかなっていうふうに思っています。
で、もちろんお互いに強い愛情があって、愛し合ってるっていう関係は間違いないんですけども、それが20、30になっても続くっていう状態になると、結婚もそうなんですけども、やはり社会的に自立できなくなってしまいますよね。
一応働いてはいるんだけども、つまんない人生みたいなふうになっちゃったりしますし、いつまで経ってもお母さんに甘えてるっていう状況をつくるのも大変でございますので、やはりその辺の息子側としても、やはり1人の大人として自立していく道っていうことを模索する。
そして、対等な関係、本当に対等な関係で、お母さんというものを大事にしていけるような男になっていく。
この辺が目標になってくるのかなっていうふうに思っております。
ということで、今日は「シングルマザーと1人息子の関係」について考察をさせていただきました。
ありがとうございました。
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