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親愛なるひっきー

親愛なる ひっきー
(FC大阪 前社長 疋田晴巳様)

今日この場に、そして”J”の舞台に
どれほど立ちたかったことでしょう?
あなたが守り、育てたクラブが
いよいよJリーグ昇格を果たしますよ。

いまごろ空の上からバシャバシャ写真を撮り
天国のSNSに上げまくっているのでしょうね。
天国の仲間のTLを占領し、
うっとうしがられていませんか?
でも、今日は許してもらいましょう。
昇格を祝うすべての笑顔を見渡せる、
特等席ですものね。



2015年、経営難に陥ったスペランツァFC大阪高槻(当時)。
実は、翌年から、
FC大阪と協業または提携する可能性がありました。

なでしこリーグ参戦継続に足る
資金や環境をどうしてもつくれなかった場合、
「その時は、一緒にやろう!」
9月の終わりか10月上旬だったか
“最後の最後の手段”として
ひっきーが約束してくれました。

「スポンサーが見つかるのが一番やし、
もちろん僕らも手伝う。
でも、ねもっちゃんと同じクラブで仕事したいとも思ってる。
とにかく、頑張ろう」
経営者の孤独を知るひとだから、
食らいつく人間を突き放せなかったのだと思う。

「手伝う」の言葉どおり、
FC大阪の試合会場やイベントで
告知や募金活動の機会をつくってくれたり、
メディアに相乗りさせてくれたり、
自クラブのスポンサーさんに営業をしてくれたり、
たくさんたくさん、力を貸してくれました。

その後、現・運営会社のコノミヤをはじめ
多くの方のお力、ご尽力を得て
FC大阪との協業・提携は実現しなかったわけだけれど
あの、お守りみたいな約束が、
私にはどれだけ心強かったか。

本当にありがとう、ひっきー。
そして、心から「Jリーグ昇格、おめでとうございます」。

入場者数12,183人


J3昇格!
リーグ参入条件の年間観客動員3万人をクリアしました

If…
もしもあのとき協業・提携していたら今日は…
そんな妄想もちょっとしながら
FC大阪の昇格を見守ろうと思います。

2022年11月20日
花園ラグビー場より

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