見出し画像

特別支援学校教員が「FABRIKARIUM TOKYO 2023 (ファブリカリウム東京 2023)」の成果発表会を観覧してきた

 GW、我が家は娘様1号が文化系運動部活動の定期演奏会が5月5日にあったのと、娘様2号は「私、インドア派」と歌い踊るため、家族お出かけはなし…まあ、出不精の元凶は…これ以上は悪口になるので、ここまで…
 実家から参勤交代の飛脚(メール)があり、あっもちろん身代わりになる人もいませんし、年単位での駐在は不要ですが…、他に用事がないと交通費が勿体無いので(足が向かない、とも言います)参加できそうなイベントを探していました。すると、こちらを発見。

 心配しないで下さい。もちろん私は最終日に行われる「成果発表会」の「観覧者」です。

 なんと初日本科学未来館!!展示も見たい!!が…完全に旅程を間違ってますね。そんなん、10時台新大阪発の新幹線では、肝心の成果発表会に間に合うのが関の山。展示観覧は早々に諦めております…いつか、リベンジね。
 会場のホールには、入館料は払わず、直接向かうことができたのは、常設展示を見れない私のせめてもの慰めとなるのでした。

 で、正面入り口から入り、エレベーターホールへ。会場のある7階はレストランと飲食スペースが併設されているので、ちょっとそそられましたが、何となく中途半端にダラダラと食べていたのでここでの食事はナシ、持参の飲料補給のみに徹しました。

会場の「日本科学未来館」なぜか私は
「未来科学館」とMAPで探していた…出てきたけどね…
「科学の未来」なのか「未来の科学」なのか…

 案内に従って、受付へ。QRコードを提示したのですが、特に電子的な処理はなく、受付係の方が名簿から手作業で名前を見つけてもらい、温もりを感じることも相まって、一安心。同時通訳用のレシーバーを受け取り、室内へ。

受付案内表示デザイン格好いい!!

 さて、本編は

1 参加6チームの成果発表
2 成果発表を受けてのゲストパネリストによるパネルディスカッション
3 表彰

という感じで進みました。

成果発表会では各チームの3日間の奮闘ぶりが伝わってくる熱のこもったプレゼンが繰り広げられていました。
技術的なことはどうにかお話としてはついていける「頭ではわかった気になれる」かな?のレベルの理解でした。しかし、その実現、実施となると、到底「ムリ」だなと思わされる参加者の皆さんのスキルにはただただ感心させられる、としか言いようがありませんでした。
それでもプレゼン、発表の仕方、進め方などは大変勉強になるところがありました。
何よりも感銘を受けたのは、「ニードノウア(Need Knower・ニーズを知る人」※1と呼ばれる当事者の皆さんの熱い想いです。「できない」から諦めるのではなく、「できる」を実現したい、という当事者の想いがあり、「ニードノウア」を一員としたチームの「できる」を実現しようという想いがひしひしと伝わってきました。「できる」を探す、見つける、実現することは、特別支援教育に関わる私にも必要な「エネルギー」「パワー」である事を再確認しました。

※1 ニードノウアについて
「インクルーシブ・メイカソンは、障害のある人やその支援者を「ニードノウア(Need Knower・ニーズを知る人)」と呼び、そのニードノウアをチームメンバーに迎え、3Dプリンタなどのデジタル工作機械も活用し、その人が本当に欲しい道具作りに挑んでいます。」
こちらから抜粋↓


また、反省というか戒めというか、振り返りというか…今回のメイカソンの参加者は3日間でプロトタイプとはいえ、何らかの成果物を形にするのがこのイベントの肝なのですが、私は3日間とは言わず、もっと長期にわたって子どもたちと関わっているわけです。なのに、子どもたちの本当のニーズに迫れているのか、何らかの「できる」を実現できているのか?と言えば、かなり怪しいものがある、と残念ではありますが言わざるを得ません…
しかしこれは
「時間があるのdに実現できていない。」
のか、
「時間があるから(締め切りを意識していないから)実現しようとしないのか…」
ここら辺は自分自身の課題というか、怠慢というか…
毎日を
「忙しい」
の言葉で片付けずに、大切に過ごしたいものです…
しかし、この段、えらく筆が進むというか、タイプが進むなあ…

パネラーの皆さんのパネルディスカッションも、大変濃い学びとなりました。皆さんが共通して言っていたのは、「知ることから始めましょう。」ということでした。「訪ねて行きましょう。」や「隣人になりましょう。」など、それぞれのパネラーの方の言葉で語られてはいましたが、共通して言えるのは「知ること」だったような気がします。
これは、いつも金森先生が伝えてくれる「畠山先生の言葉」につながります。畠山先生は確か「会いに行く」と仰っていた方と思います。ここでも、また一つ自問自答ですね…私は毎日、会っているんですよね…
畠山先生に関する金森先生の記事はこちらから↓

どのチームもパネラーの方も「デザイン」という言葉をとても多く使っておられたと思います。「見た目」ってやっぱり大切。「かっけえ!」や「かわいい!」ってそれだけで、ワクワクしますよね。ハリボテだらけの教材、教具、かなり反省ですね…
ここら辺の美的感覚については、全くもって学習してこなかったので、これからの時代は学ぶ必要があるのかもしれません。

というわけで、大変有意義な一泊二日のスピード参勤交代となりました。

お台場に立つユニコーンだけが一応観光らしきもの、となりました。
横浜のガンダムはまた次の機会に、とっておきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?