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F8

F8ご存知でしょうか?

Facebookが1年に1度主催するdeveloper向けのカンファレンスで、CEOのMark ZuckerbergやCTOのMike SchroepferなどそうそうたるFacebookのリーダーたちが会社の方針や新リリース機能について講演します。FacebookファミリーのサービスであるFacebook, Instagram, Messenger, WhatsApp, Oculusの新リリース機能や、PortalやSparkARのような新プロダクトの紹介、React, GraphQL,  Inferなどのオープンソースプロジェクトとそのコミュニティの交流の場ともなっています。

自分は昨年もこのカンファレンスに参加したくて申請を出したのですが、無念にも抽選を通らず、今年幸運にも通ってワクワクしながら参加しました。

昨今の個人情報流出問題もあって昨年もそうでしたが今年もフェースブックのスローガンは ‘’よりセキュアでよりプライベートなプラットフォームを"でした。 翻訳家ではないので完全ではないですが、Markの言葉では"世の中はより繋がり、インターネットは浸透を深めている。よりオープンな世界に求められるのはよりプライベートで暗号化された、安全な私的空間である。"とのことでした。

その実現のためFacebook社はMessengerやWhatsAppのメッセージをすべてデフォルトで暗号化し、例えFaceboook社員であっても閲覧ができないようにする、その上でMessengerはLightSpeedと名付けられ、世界1転送速度の早いコミュニケーションツールを目指す、と方針を固めていました。

Facebookについては、これまでUIのoutdated感等が問題の一因と言われていましたが若年層のフェースブック離れが問題となっていました。今回FB5となる歴代最大のUIの変更を行い、またサービスのフォーカスとしても‘’コミュニティ‘’を特に推していくようでした。確かスローガンは"誰もが自分のコミュニティを見つけられる場所にする"みたいな感じだったと思います。個人的には今回の変更で追加されるDark Modeがかなり気になりましたね。方針としても目の付け所がとてもクールだと思いました。フェースブックはユーザー数を増やすとか友達同士を繋げるとかそういった段階はすでに超え、今はこの集まった人々にいかに新しい発見と新しい繋がり、価値を提供できるか、といったステージに至っています。このコミュニティとInstant games, Marketplace等のサービスの充実化がフェースブックに新たな息吹を吹き込んでくれたら良いな思いました。

…ちなみにsecret crush機能、dating機能といった、なんというかTinderなどにはあったけど、正統派SNSであるフェースブックでは敢えて避けていたような機能も今後プランとして追加予定のようです。男女間のことですし、また変なサービスが横行しやすい難しい分野でもあるのでフェースブックがどのように実装するのかとても楽しみです。でも、本当に純粋に人と人との出会いを支援できる機能となるのであれば、それは素晴らしいことですよね。ある意味人々が根本的な部分で一番求めているサービスとも言えると思います。

ほかにも設置型ビデオチャットデバイスであるPortalの販売をついに海外でも始めるようです。自分はPortalが販売された際、ついにフェースブックがハードウェアをだすということでpreorderしてまで購入した人間なんですが、正直その後の周りの反応からあまりこの事業はうまくいっていないのかなと思っていました。ところが発表によると予想以上に順調なようで、秋には海外でも販売を開始するそうです。リビングに固定しておけば動き回っても自動でカメラが追ってくれ、自動でフォーカスを決めてくれるので、まるで同じ部屋にいるかのように人々と会話ができます。正直自分はかなり好きなデバイスなんですが、リビングで長時間ビデオチャットをする、という生活習慣がないので使用用途が少し限られるのも事実ですね。

Oculusも新たなデバイス、questを5月末に発表します。初となるPCに繋がない、all in oneのVRデバイスとなり、f8参加者には今回も無料で提供してくれるそうなので是非届いたら試したいなと思います。VR、ARの開発って楽しそうですよねー、興味あるなー、なかなかそちらまで手が回らないんだけど。。いやでもそのうち手を出します必ず。Magic Leap Oneも家でこのまま寝かせておくわけにはいかない。。

ほかにも色々あったんですよ!フェースブックの有害ポストの判別方法とか、造語の判別、Instagram等で画像認識と自然言語の組み合わせで危険な投稿をフィルタする方法、React, React Hookの話、SparkARの未来、VRでアバターの作成方法等、正直書ききれません!笑 キーノートの内容で力尽きてしまいましたが、とても充実した時間を過ごすことができました。また余裕ができたら思い返してなにか書くかもしれません。

それではまた!see you next time!

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