お好みの範囲
「お好み焼き」
お好みに合わせて焼く、といってもステーキのようにレアとかミディアムとかにすることはできないので、具は何でも好きなものを入れて焼いてねという意味なのだろう。
じゃあ、好きなものなら何でも入れていいのかというとそうではない。
肉でもシーフードでも餅でもコーンでもと、かなり範囲は広いけれど、あくまでもソースとマヨネーズが受け止められる範囲でなければならない。
いくら好きだと言っても、お好み焼きにインスタントコーヒーやらパイナップルやらチョレートやらを入れる人はいないだろう。そして、可能な範囲でいろいろ入れたとしても、結局は全てお好み焼きソースとマヨネーズの味になる。
そう考えると、お好み焼きはそんなに「お好み」ではなく、味としてはソースとマヨネーズの力以上に強い物を入れることは許されないのだ。
もし「お好み焼き」が「お好み」でないのなら、「お好み焼き」以上に「お好み焼き」という名前にふさわしい食べ物は何か。
ぱっと頭に浮かぶのは、クレープだ。
果物でも、アイスクリームでも、ケーキでも、ツナでもソーセージでも、あの生地で巻いてしまえば全てクレープだし、かなり自由度は高いと言える。
・・・しかし、クレープにイカやらエビやら豚肉は入れないし…。
ちょっとこの問題は私の宿題にしておこう。
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