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ぐちぐち草子~とある熟女の離婚へ至る道すがら7~

■6月12日(水曜日)の愚痴

yokohama 大さん橋より

本日快晴!

気持ちのいい天気でした~

暑かったですね~

おばちゃんの天敵、シミしわ製造光線が大量に降り注いていましたが、嫌いじゃないです。
太陽の光。

何だか海を見に行きたくなって、用事ついでに「横浜の大さん橋」まで足を延ばしてみました。

水クラゲがいっぱい浮かんでたわ…
海はいいね~

そういえば、空の雲が斜線になっていて、これって地震雲?って心配になってしまった…

写真撮ったみたので、添付しております!

いずれにせよ、災害には対策しておきましょうね。

皆さま、今日も一日お疲れ様でございます!


昨日の戸籍上夫(私の中ではすでに他人)は、昨日の予想通り、早めの帰宅時間でした。

判を押したかのように、昨日と同じ時間の帰宅。

今日か、明日か、明後日、あるいは全て、帰宅時間が遅いとみた。

これまでの傾向として、この辺りがデートの日でしょう。

というか、どんなに遅く帰ってきても、用意してある夕食は必ず食べてるんだよね。

夜11時を過ぎて帰ってきても、なのよね。

それは、入院する前からだったんだけど、一緒に食事してないのかしら?
二回も食べてるわけじゃないと思うのよね。

お小遣いも、そんなに渡してなかったし…

ああ、でも、亡くなった義理の母の遺産を相続してるんだったっけ?
私には関係ない、と、言われたから、詳しく聞いてないんだよね。

それか?

■メールを見つけた日の思い出2

前回の続き・・・夫の退院も近いかもと、親切心から自宅に置いてあった2台目の、ゲーム用携帯電話の電源を入れたら、入院中よく見かけた名前の着信メールのバナーを発見。まだ返信をしていないのかと、夫の送信済み履歴を確認しようと、メールを開けてみたら・・・

■6月11日(火曜日)の愚痴より要約

返信メールを開いてみたら、ちゃんと返信していました。

でも、名前が…

表記の名前ではなく、明らかな女性の名前でした。

(あれ?どういうこと?)

一気に不安感が溢れてきました。

(まさか? 女の人? え? 男だって嘘をついていたの?)

まさに、こういう時って、頭が真っ白になるんですね。
ちょっと、何がなんだか、よくわからなくなっていました。

深呼吸して、ひとつひとつ内容を確認していきました。

(ただの友達かもしれないし、女性だと言いづらかっただけかも…)

なんて、最初は自分を納得させようと必死でしたね。

でも、

明らかに、肉体関係を結んでいる証拠となる内容がありました。

そこでやっと認めました。

……浮気している。

この事実を知ったとき、全身の力がなくなって、脱力したまま座り込んでいたことを覚えています。

騙していたんだ。
いつから?
この名前はかなり前から知っている。
何年も前から…?
え?たまにキツイ物言いされてたのは、私が嫌われていたからなの?

思わず携帯の電源を切って、その場を離れて、ウロウロしてしまったのを覚えてます。

そこで、ハタッと気がついて、メール画面を写メに残すことを思い付きました。

もうこれは、ダメだ。
証拠を残して、離婚しなければ!

でも、

その時は、「即、離婚」の勢いだったのですが、よく考えたら、今はショックを与えてはいけない状況だと気が付いたんです。

ただでさえ、後遺症が出るかもしれない頭部の損傷。
まだ入院中だし、ここで波風立てたら悪化するかもしれない…と……

そうなると、むしろ、こちらが迷惑を被るわけで…

私は離婚できたとしても、今、一緒に暮らしている息子が、一番の被害者になるでしょう…

ここは、退院して、会社に復帰できたら、ちゃんと話をしよう!と、覚悟を決めました。

その時まで、自分でできる準備を全て整えよう…
今後の自分の生き方を、真剣に考えよう…

そして今は、入院費用や手術費用、生活費や、ローンの返済、現実に差し迫っている問題解決が最優先だ!と現実の問題に取り組むことに専念することにしたんです。

主治医の先生からは、最低でも3ヵ月は入院と言われていました。

つまり、その期間、主収入源が止ってしまうという事です。

そちらの対応が最優先。バカ夫の戯言メールを気にしている場合ではなかったのです。

でも写メは、バッチリ撮りましたけどね。

■悲しみは翌日にやってきた

今となっては、現実問題に取り組むことで、嫌な事を忘れようとしていたのかもしれません。

浮気の事実を認めた日は、涙も出ませんでした。

今までの事を思い出して、そういえば、あれも怪しかった、あの時もおかしかった…と、あとからあとから、疑惑や疑念が襲いかかってきました。

「怒り」「悲しみ」「失望」所謂、負の感情が、形を変えて、繰り返し、心の中を巡るんです。

私は、数年前から日記を書いているのですが、当時の日記には、諦めの内容がありました。

「娘と息子が生まれて、元気に育ってくれて、それだけで良い結婚生活だった…」

って書いてある。

偉いね~自分。偉すぎるよ。

ただ、その日記って、実現したい未来の夢日記だったから、その中にあった「家族で温泉旅行」は、諦めよう…って書いてあったのが切なかったわ。

それでね。

当時の私は、結婚生活を諦めて、(自立)・(転居)・(離婚)を目指そう!と、前向きに頑張っていく覚悟で乗り越えていけるっ!って思ってたんだけどね…

翌日、何もなかったかのように病院に行って、夫と会話して、その頃は、車いすを使って移動できたから、病院の飲食できる部屋で、大きな窓から見える外の景色を眺めながら、夫の話(主に病院対応の愚痴)に耳を傾け、家に戻った日。

夕食準備しているとき、特に何も思ってなかったのに、急に涙がポロポロ零れてきたんですよ。

自分でビックリしました。

なんだ、私、悲しかったんだ…って、その時、初めて気が付きました。

昔から私、痛みに強かったんですよ。

意識して、痛みを分散させたり、痛みを感じる自分を切り離す…というか…(でも痛いけどね)

駄目だな~

って、泣きながら思ったんです。

ちゃんと泣かせてあげないとな~
私、かわいそうだな~

…って。

だから、悲しみを感じたら、ちゃんと自分を慰めてあげるようにしました。

わたしは悪くないよ。 って。
大丈夫だよ。気付いて良かったね。 って。

何回も、何回も、

こうして、文章にしようと思えるようになるまでに、1年近くかかりましたけどね。

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