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I:Pマスカレーナ徹底対策!【遊戯王マスターデュエル】

遊戯王の話、するぞ!!!

I:Pマスカレーナ、厄介ですよね。最近だとスネークアイやR-ACE、ちょっと前はスプライトやドラゴンリンクや魔術師などと様々なデッキで採用される汎用リンクモンスターです。マスターデュエルでは6月からの新リミットレギュレーションでスネークアイが規制されますが、スプライトは緩和されるので相変わらず使われ続けそうです。
ということで、今回はマスカレーナの対策についてできることを整理します。
対策側の視点で書きますが、使う側の警戒すべき点もわかると思います。

主な想定は相手が先攻でマスカレーナを含む盤面を作って来たのを自分が後攻から捲る状況とします。
こちらが使うデッキも様々なので状況や構築によっていろいろ対処があるかと思います。捲りに使える有効なカードや、それがない場合の妨害の踏み方を考えていきます。自分のデッキに合った対策法を把握しておきましょう。
無理な時は無理だし、他にも妨害はあるはずなので捲れる保証はないです。でも、マスカレーナは使う側も選択肢があって正解が分かりづらいので、結果的なプレイミスを誘えるかもしれません。


I:Pマスカレーナのテキスト確認

《I:Pマスカレーナ》
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/サイバース族/攻 800
【リンクマーカー:左下/右下】
Lモンスター以外のモンスター2体
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手メインフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターを素材としてL召喚を行う。
②:このカードをL素材としたLモンスターは相手の効果では破壊されない。

モンスター2体で出てくるので、少しでも展開するデッキからは出てきうる汎用カードです。
ポイントは
・①はメインフェイズ中のみフリチェ。
・①のリンク召喚はマスカレーナ自身を素材に含める必要がある。
・出た先のリンクモンスターは②で永続的に効果破壊耐性がつく!(忘れがち!!!)
・打点が800と低い。
あたりで、ここをたよりに対策を考えていきます。


マスカレーナから出る先を予測(対策)

マスカレーナ本人を止めきるのは難しいので、誰が出てくるかを把握して警戒しておきましょう。
素材の指定やコスト用の手札の有無、こちらの盤面のカードの有無から出てくる奴を推測できます。流行りのデッキレシピで何が採用されているかを確認しておくことも大事です。
EXデッキ枠の都合上なんでもかんでも採用されるわけではないですが、☆印をつけたものは把握しておいたほうがよいです。

どれを出されたらキツいか、どれを出されても問題ないかがわかっていれば誘導するプレイングも考えられます。
以下のモンスターは出てきたら全部効果破壊耐性がついていることに注意です!!!
また、出てきたモンスターの効果を無効にしても効果破壊耐性は消えません!!!!!


☆S:Pリトルナイト

《S:Pリトルナイト》
リンク・効果モンスター(準制限カード)
リンク2/闇属性/戦士族/攻1600
【リンクマーカー:左/右】
効果モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合・S・X・Lモンスターのいずれかを素材としてL召喚した場合、自分か相手のフィールド・墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。このターン、自分のモンスターは直接攻撃できない。
②:相手の効果が発動した時、自分フィールドのモンスターを含むフィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスター2体をエンドフェイズまで除外する。

マスカレーナ+なんでも1体という最小限の素材から最大の妨害が飛んできます。ずるすぎる。
①は盤面だけでなく墓地除外もできるため、それに旨みがある場面でも出てきうる。
②だけでも妨害になるので、拮抗勝負ブラフに対してとりあえず出される可能性もあります。(そもそも拮抗に対してリソースを残せるのでケアにもなる。)

打点も地味に高いですが、戦闘で処理できれば長期戦で②を使われまくることは防げます。


☆トロイメア・ユニコーン

《トロイメア・ユニコーン》
リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/悪魔族/攻2200
【リンクマーカー:左/右/下】
カード名が異なるモンスター2体以上
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。この効果の発動時にこのカードが相互リンク状態だった場合、さらに自分はデッキから1枚ドローできる。
②:相互リンク状態の「トロイメア」モンスターが存在する限り、自分ドローフェイズの通常のドローの枚数は、その「トロイメア」モンスターの種類の数になる。

妨害としてはリトルナイトの下位互換っぽくなっちゃってますが、アクセスコードへの繋ぎとして採用されていることも多いし素材もゆるいので出てきうる。(もしリトルナイトが禁止になったら普通に使われうる。)

手札コスト1枚が必要なので手札0枚の状態では警戒しなくてよいです。
ただし、サーチ等で手札コストを用意される場合もあります。(スプライト・エルフで墓地のブルーかジェットを蘇生してサーチしたものを手札コストにする等。)

☆閉ザサレシ世界ノ冥神

《閉ザサレシ世界ノ冥神(サロス=エレス・クルヌギアス)》
リンク・効果モンスター
リンク5/光属性/悪魔族/攻3000
【リンクマーカー:上/右上/右/下/右下】
効果モンスター4体以上
このカードをL召喚する場合、相手フィールドのモンスター1体もL素材にできる。
①:このカードがL召喚した場合に発動できる。相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
②:L召喚したこのカードは、このカードを対象とする効果以外の相手が発動した効果を受けない。
③:1ターンに1度、墓地からモンスターを特殊召喚する効果を含む、魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時に発動できる。その発動を無効にする。

マスカレーナ自身がリンク2のため、マスカレーナ+相手モンスター2体+自分モンスター1体で出てきます。
素材指定が効果モンスターなのでトークンは素材になりません。
要求素材が多いですが、スネークアイだと余裕で出てきます。スプライトだとキャロットやレッドのリリースコストやエルフの盤面リソースとの噛み合いは悪いけど、モンスター数は足りてるので採用されうる。

リンク素材での除去はべつに効果ではないので、「効果を受けない」系の耐性でも防げません。

①で他モンスターの起動効果や永続効果を無効にされます。加えて、③で蘇生効果をターン1で無効にしてきます。

打点と耐性もあってわりと硬いです。②によりサロス自身を対象をとる効果しか効かないことに注意。また、当然マスカレーナによる破壊耐性もついているので忘れずに。


☆召命の神弓-アポロウーサ

《召命の神弓-アポロウーサ》
リンク・効果モンスター
リンク4/風属性/天使族/攻 ?
【リンクマーカー:上/左下/下/右下】
トークン以外のカード名が異なるモンスター2体以上
このカードの③の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
①:「召命の神弓-アポロウーサ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×800になる。
③:相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。このカードの攻撃力を800ダウンし、その発動を無効にする。

こちらにカードがない状態での出てくる先候補。
モンスター効果の手数で捲るプランに対しては強いです。
反逆の罪宝―スネークアイや心変わりなど、魔法罠で処理できると複数妨害を一気に消せます。
それができない場合戦闘突破か同一チェーンで無理やり効果を通すなどをすることになります。
戦闘突破の際はリンクリボーに注意。

マスカレーナの①を使われる前の優先権はこちらにあるので、メインフェイズに入って最初の召喚時効果はウーサで無効にされないということも意識しておきましょう。


☆双穹の騎士アストラム

《双穹の騎士アストラム(ジャックナイツ・パラディオン アストラム)》
リンク・効果モンスター
リンク4/光属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:左/右/左下/右下】
EXデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上
①:リンク召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならず、相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
②:このカードが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、その相手モンスターの攻撃力分アップする。
③:リンク召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。フィールドのカード1枚を選んで持ち主のデッキに戻す。

ティアラメンツ環境でのメルフィースプライトで虹光の宣告者を守ってる姿がよく見られました。マスカレーナ+エルフとかで出てきます。他デッキでも選択肢として採用されてたりしました。
EXデッキから出たモンスターを素材にする必要があるため、スネークアイの永続魔法化や蘇生されたマスカレーナからは出てきません。最近見ないのはたぶんこのせい。

直接の妨害効果はないのですが、対象耐性があり戦闘に強いだけでなくマスカレーナによる破壊耐性までついていてかなり硬いです。デッキによっては処理できなくて詰むレベル。
①により他の妨害モンスターを戦闘から守ることもできます。
わかりにくいですが②の「ダメージ計算時に1度」というのは戦闘ごとに発動できるので、特殊召喚した高打点を2体並べて殴っても意味がないです。

出てしまった後の処理方法としては、

・壊獣等でのリリース
・ディンギルス等で「選んで」墓地送り
・獣王アルファ等の対象にとらないバウンス
・アーゼウスでの全体墓地送り(直接攻撃以外の戦闘の場合アストラムに攻撃しなければいけなくなるので注意!)
・サロスの素材にする
・サロス、アークリベリオン、冥王結界波等の全体無効化を当てる
・禁じられた一滴
・超融合
・戦闘を仕掛けつつ打点上昇効果を無効にする
・ジーランティス②で除外して戻してマスカレーナによる破壊耐性を剥がしてから③で「選んで」破壊する
・通常召喚したモンスターで戦闘突破

など、あるにはありますが一筋縄ではいきません。
なお、除去しても墓地送りだと最後っ屁でデッキバウンスを食らいます。うぜ〜〜〜。

☆トポロジック・ゼロヴォロス

《トポロジック・ゼロヴォロス》
リンク・効果モンスター
リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:左上/右上/左下/右下】
効果モンスター2体以上
自分はこのカードのリンク先となるEXモンスターゾーンにモンスターを出せない。
①:このカードの攻撃力は除外されているカードの数×200アップする。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。フィールドのカードを全て除外する。
③:このカードが自身の効果で除外された場合、次のターンのスタンバイフェイズに発動する。除外されているこのカードを特殊召喚する。

罠デッキ対策や着地狩り用に採用されている場合があります。全体除外なので盤面の他の妨害とは噛み合いが悪い。
②はスプライト・エルフとの組み合わせや、デッキによってはシラユキで起動させてきたりします。
罠デッキの場合、何も考えず5伏せとかしてこいつだされると死ぬので特に警戒が必要です。
拮抗勝負ブラフ等で他のモンスターを出させられれば罠を通せます。
敢えて全て伏せずにメイン終了宣言をして相手にゼロヴォロスを使わせられれば、手札に残った罠を使えるので被害を抑えられます。

②はゼロヴォロスのリンク先でなくともリンクモンスターのリンク先であれば起動してしまうので注意です。あと、「特殊召喚」なので通常召喚では起動されません。

トポロジック・トゥリスバエナ

《トポロジック・トゥリスバエナ》
リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2500
【リンクマーカー:上/左下/右下】
効果モンスター2体以上
①:このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に発動する。そのモンスター及びフィールドの魔法・罠カードを全て除外し、この効果で除外した相手のカードの数×500ダメージを相手に与える。

ゼロヴォロスの下位互換で採用されている可能性は低いですが、リンク3でもこいつがいるので罠デッキでは一応注意。
対策は同じです。

トポロジック・ボマー・ドラゴン

《トポロジック・ボマー・ドラゴン》
リンク・効果モンスター
リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:上/左下/下/右下】
効果モンスター2体以上
①:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。お互いのメインモンスターゾーンのモンスターを全て破壊する。このターン、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。
②:このカードが相手モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

モンスター破壊での除去。
ゼロヴォロスと違ってボマー自体が残るので複数回起動されることもあります。

トロイメア・グリフォン

《トロイメア・グリフォン》
リンク・効果モンスター
リンク4/光属性/悪魔族/攻2500
【リンクマーカー:上/左/右/下】
カード名が異なるモンスター2体以上
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨て、自分の墓地の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドにセットする。そのカードはこのターン発動できない。この効果の発動時にこのカードが相互リンク状態だった場合、さらに自分はデッキから1枚ドローできる。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、フィールドの特殊召喚されたモンスターはリンク状態でなければ効果を発動できない。

②によりリンク状態でない特殊召喚モンスターの効果を封じてきます。
通常召喚であれば使えます。
採用は珍しいですが、これを狙っている場合、リンクマーカーがこちらを向かないように調整してくるはずです。


閃刀姫-アザレア

《閃刀姫-アザレア》
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:左上/右下】
光・闇属性モンスター2体
このカードはL召喚でしか特殊召喚できず、自分は「閃刀姫-アザレア」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:このカードが特殊召喚した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。その後、自分の墓地の魔法カードが3枚以下の場合、このカードを墓地へ送る。
②:1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時、自分の墓地から魔法カード1枚を除外して発動できる。その相手モンスターを破壊する。

リトルナイトの下位互換ですが、禁止になったら一応候補になるので……
ユニコーンと違って手札コストなしで除去ができます。ただし、素材指定が光闇属性なので盤面によっては警戒不要です。


マスカレーナ自身を直接止める

マスカレーナを直接止められると手っ取り早いです。ただ、そのためにはある程度採用カードが要求されます。自分のデッキのメインカードでマスカレーナ込み盤面を超えるのが難しい場合は採用を検討した方がよいかもしれません。

幽鬼うさぎやリトルナイト等で①の変身効果にチェーンして除去

マスカレーナの①は自身をリンク素材に含める必要があるため、マスカレーナ自身をチェーンで除去できてしまえば手っ取り早く止めることができます。

幽鬼うさぎは手札から使えて奇襲性が高いです。ただし、頼りすぎると墓穴の指名者をもらった際にプランが崩れるので注意。

ダイナレスラー・パンクラトプスも、戦闘突破も狙えるし相手が変身しようとしたらチェーンしてマスカレーナを破壊できるので有効です。

こちらからS:Pリトルナイトを立ててしまっても、変身にチェーンして除外することで止められます。

他には天威の龍鬼神(星8シンクロ。モンスター効果にチェーンしてそいつを除外。)などでもマスカレーナを封殺できます。

三戦の才によるコントロール奪取

メインフェイズに相手がモンスター効果を使っていれば「選んでコントロール奪取」をできる捲り札。
2023年の裁定変更により、三戦の才にチェーンして相手がマスカレーナの①を発動した場合、リンク召喚されたモンスターのコントロールをそのまま奪えば召喚時効果はこちら側が使えるようになりました。
これにより相手はチェーンで逃げられなくなったので、安心してマスカレーナを奪取して無力化(こちらがリンク値2獲得)できます。

もしマスカレーナを使われた後であっても、出る先のリンクモンスターに現状魔法罠無効はいないので、ウーサ等であればそのままパクって妨害として使えます。

相手がスプライト・キャロット等の魔法罠無効を温存していた場合通らないことに注意。

効果無効系

マスカレーナを無効化できれば打点の低い的となります。ただし、メインフェイズでチェーン1の場合フリチェで変身して逃げられるので注意。

・冥王結界波
1枚でモンスターを全部まとめて無効化でき、チェーンで逃げることもできません。ただし、このターンではダメージを与えられないのでリソースを枯らしたり妨害を立てたりして蓋をする必要があります。
また、バック、墓地、手札に妨害が残っているかもしれません。

・禁じられた一滴
変身にチェーンしてでも、能動的にでも無効化(チェーンで逃げられない)できます。やはりこちらも前盤面以外の妨害は残ります。
手札コストが気にならなければ。
先攻の妨害札としても使えます。

・無限泡影
メインフェイズより前に撃てばチェーンで逃げられることなく止められます。
ただし、エルフのリンク先にいると対象に取れないので注意。また、スネークアイだとメインフェイズに入ってから永続化から出てくる場合もあるので当てにくいです。

・禁じられた聖杯
泡影と違い、自分フィールドにカードを出した後もフリチェで使えるため、マスカレーナの変身に対して後出しができます。

超融合

こちらから使っても相手のマスカレーナの①にチェーンしてもマスカレーナを止められます。
(前者の場合は蘇生からの再利用に注意。)

出す先の候補についてはだいたい以下のやつらでしょうか。
・ドロゴン(マスカレーナ+闇属性のサイバース族以外)
・ガルーラ(マスカレーナ+闇属性サイバース族)
・スターヴヴェノム(マスカレーナ+トークン以外の闇属性)
・アースゴーレム(マスカレーナ+リンクモンスターまたはサイバース族)

マスカレーナ対策ということであればアースゴーレムを入れておきたいです。

壊獣等でリリースする

チェーンを組まずマスカレーナを除去できます。
蘇生からの再利用には注意。
捲りのために除去するべきは本当にマスカレーナなのかというところにも注意です。

サロスに巻き込む

こちらにモンスターが3体並べば相手のマスカレーナと合わせてリンク5でモンスター4体ということでサロスになれるので覚えておきましょう。
相手が警戒していなくてそのままサロスの全体無効まで通ればだいぶ捲りやすくなります。

相手が警戒している場合も、こちらにモンスターが3体並んだ時点で何らかのアクションを強要できます。

拮抗勝負

持っててかつ通るんならそりゃ強い。
魔法罠無効を用意されると防がれます。
バトルフェイズ前にマスカレーナを使わせるところにもかかわるので、次章「踏む」の項で触れます。


マスカレーナを踏む(使わせる)

上記手段が使えない場合はプレイングで対処していく必要があります。
相手にマスカレーナを使わせてから出た先と残りの妨害やリソースを超えて勝利を目指します。
踏む際は出てくるモンスターを対処できるものに誘導できると捲りやすくなります。

実戦的な視点においては相手がマスカレーナをガメていてどの妨害が飛んでくるかわからない状態ってかなり動きにくくて思考リソースがとられる(→時間切れも怖い)ので、可能なら早めに踏みたいところ。


拮抗勝負(のフリ)で踏む

相手が魔法罠無効を立てていない場合。
マスカレーナはメインフェイズ限定なので、メイン終了宣言をすれば使ってくれるかもしれません。
ただし、ほんとうに拮抗勝負を持っていないのであれば相手依存のブラフ戦術であり、あまり褒められたものではありません。
相手が乗ってこなければ貴重なバトルフェイズを失うことになります。戦闘によるリソース削りやワンキル、アーゼウスによる盤面一掃等ができなくなる。
ブラフを使わなくても勝てる見込みがあるのに、ブラフに乗ってこなかった場合に勝てなくなってしまうのであればやめた方がよいです。
他に勝ち目がなさそうな時は、ガンガンやろう。

空の盤面に対して相手がマスカレーナを使った場合、盤面除去等の妨害は無意味ですから、出てくる候補は以下になると考えられます。
相手視点では拮抗も警戒しつつ使うことになるのでリソースも確保したいはずです。

・リトルナイト
拮抗勝負を撃たれても自分モンスターを逃がしてリソースを確保できる。ブラフだったとしてもモンスター除外の妨害が残る。

・アポロウーサ
単体で複数妨害になる。スネークアイだとフランベルジュを巻き込んで蘇生効果からサーチ等をすれば後続を確保できるので拮抗勝負を撃たれても壊滅まではいかない。

・アストラム
とにかく硬い。一体いるだけで対処を強要させられる。


戦闘で踏む

マスカレーナの打点は800しかなく、こちらが打点で上回るモンスターを立ててメイン終了を宣言すれば相手に選択を迫ることができます。
この場合も、相手がスルーして何もしなかったらバトルフェイズを消費することになるので、マスカレーナを処理した後メイン2で他の妨害やリソースを超えて制圧し返せる見込みがないのであればやめておいた方がよいでしょう。

また、リンクリボーやスプライト・ピクシーズ等があるとそもそも戦闘突破ができないので、見えている場合はそこまで考慮したプランをとりましょう。

戦闘突破狙いのメイン終了に対して相手が出してくる候補は以下となります。

・リトルナイト
突破用モンスターまたは他カードを除去。さらにモンスター除外の妨害あり。

・トロイメア・ユニコーン
デッキバウンス。(リトルナイトが禁止にでもならない限りリトルナイトでよさそうだけど。)

・サロス
突破用モンスターを巻き込みつつ出てきて、かつ蘇生効果無効。

・アポロウーサ
素材数が多ければ打点が高く戦闘突破されにくいため、モンスターを除去しなくても問題ない。

・アストラム
戦闘最強。嫌がらせ。

状況を大きく分けるとこちらの突破用モンスターが除去されるかされないかです。
突破用モンスターが高打点であればアポロウーサを無意味にできることがあり、その場合除去系を出すことを強要できます。
除去を食らった場合、召喚権か手数が余っているとそこから展開を続けることができ、捲りの希望が生まれます。

ダイナレスラー・パンクラトプスかクシャトリラ・フェンリルみたいなので踏めれば最高なんですけどね……


モンスター効果で除去・無効化

あまりいい踏み方ではありませんが、起動効果で対象にとって破壊や無効化を宣言すればチェーンでマスカレーナを使ってくれます。
その後出た先も対処しなければいけないため、手数が必要になります。

サンダー・ボルト等の全体除去

サンダー・ボルトやライトニング・ストーム等の全体除去を使えばチェーンでマスカレーナを使ってもらえるでしょう。その場合、出た先は効果破壊耐性により場に残るのでその対処が必要になります。


特殊な対策

状況が限定的ですが、他に知っておくとよさそうな対策知識を書いておきます。
正直ビミョーなのもあるけど、できることはいろいろ知ってた方がいいので……

D.D.クロウやビーステッドで墓地除外

スネークアイ等では一度墓地を経由してマスカレーナを場に出すため、墓地除外をすることでマスカレーナによる妨害を事前に防げます。
ただし、勝つために必要な除外がそこなのかという点には注意です。(咎姫等のリソースを飛ばした方がよい場合もある等。)

素材となるモンスターを裏返す

裏側守備表示のモンスターはリンク素材にできないため、皆既日蝕の書や究極伝導恐獣の全体裏返し、月の書の単体裏返し等で裏守備にしてしまえば妨害、あるいは踏むことができます。
リンクモンスターやトークンは裏返せないので注意。また、裏返したレベル1モンスターを墓地のリンクリボーに変換して素材を確保されることもあります。

EXデッキ破壊で変身先を制限

恐竜使ってるのでたまにやるんですが、真竜皇でEXデッキを3枚除外するとマスカレーナの変身先を全部飛ばして妨害をなくせることがあります。
クシャトリラ・ユニコーンでの1枚除外だけでも、出されて一番困るやつを飛ばしたり、あるいはそれを嫌った相手に先にマスカレーナを使わせたりはできるかもしれません。
浮幽さくらでも一応できます。

リンク素材にできなくする

《ノーマテリア》
効果モンスター
星1/地属性/天使族/攻 0/守1000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドにカードが存在せず、相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、このカードを手札から捨て、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターはリリースできず、融合・S・X・リンク召喚の素材にもできない。

タイミングが限定されますが、スネークアイがメインフェイズ前にマスカレーナを永続化から前に出してきた場合は一応有効です。
メインフェイズ中だとチェーンで逃げられます。

《呪縛衆》
速攻魔法
①:相手フィールドの全ての表側表示モンスターはターン終了時まで、リリースできず、融合・S・X・L召喚の素材にもできない。

こちらもメインフェイズ中だとチェーンで逃げられますが、スタンバイフェイズに通せれば妨害になります。
ただし、後から出てきたモンスターには適用されないので注意。

特殊召喚自体を縛る

フォッシルダイナ・パキケファロ等の特殊召喚を縛るカードを出せば突然マスカレーナを機能不全にできます。
(天岩戸、威光魔人等のモンスター効果発動制限もまあ……)

あとは、カイザーコロシアムを張った状態でモンスターを出すと相手は突然その数を超えるモンスターを出せなくなるため、高確率でカイザーコロシアムを除去してきます。
御巫使ってた時にお世話になりました。
(モンスターを出してからカイザーコロシアムを張るとチェーンでリンク召喚自体はできます。裁定がわかりにくいので調べておいた方がいいです……)


その他一応考えられること

リンク召喚なのでEXゾーンかリンクマーカーの先に出さなければいけない

普通にリンク召喚されたマスカレーナはEXゾーンかリンク先にいるため、自身を素材にしたリンク召喚では自身のいた位置が空くので特段制約はありません。
しかし、蘇生したかスネークアイで永続化から出てきた場合はリンク先にいないこともあるため、リンク先が埋まっていると素材に巻き込まないといけないモンスターに制限がかかります。
(例)
EXゾーンにスプライト・エルフがいてそのリンク先に別モンスターが2体いて、マスカレーナがエルフの真下とかにいる場合。
エルフかリンク先の2体のどれかは素材に巻き込まないと、マスカレーナ効果によるリンク召喚が行えない。

……これが役立つかというと微妙ですが、モンスターゾーン封じとか壊獣の置く位置とか「リンク素材にできない」とかで制限をかけにいけるかもしれません。


いかがだったでしょうか

いかがだったでしょうか。
リンクモンスターが出る度に可能性が広がるので、末恐ろしい〜〜。

他に書いとくべきことがあったら教えてください。σ(`ε´) オレもたすけてほしいので。

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