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澤田拓郎&中村裕香里対談 『クローバーに愛をこめて』出演にあたって

ーーこれまでに朗読劇の経験はありますか?普段のお芝居との違いなどあれば教えてください。

澤田:僕は朗読劇の経験はあるんですけど、一人での朗読劇だったので今回のような二人の朗読劇で、極力目線が合う時間が少ないというのが自分にとって新鮮でした。
 いつもの舞台とは違い、声色や音というものを意識して表現することを考えながら演じました。新しい経験でした。

中村:私も朗読劇の経験はあったんですけど、今回のような二人で会話を積み上げながら進んでいくような朗読劇は初めての経験でした。いつもは身体を動かすけど、今回はいつもよりたくさん心を動かしていました。表情や声にもっと気持ちが乗るように意識したり、話すスピードも伝わりやすいように少しゆっくり読んだり、自分の中にも新しい発見がありました。後半に向かっていくとジーンときている自分もいて、本当に楽しく朗読できました。

ーー『クローバーに愛をこめて』の演じた役はどんな役ですか?

澤田:幼少時代からの成長が描かれているんですが、一本筋の通った青年だなという印象を受けています。自分が経験したことのない人生を歩んでいる人なので、自分とは違う人を演じられることはありがたいなと思いました。

中村: 一人の人間の子供時代から大人になるまでを演じられたのがありがたかったです。後半に私は英雄ちゃんのこういうところが好きになったというような台詞があるんですけど、私はその台詞が好きで、人生を一緒に過ごしていないと出てこない台詞だと思ったから一番大切にしようと思ったんです。英雄ちゃんと一緒に過ごすためにはどうしたらいいか、嫌な思いしていないかなど、相手のことを考えている人だと思います。あなたらしく生きてほしい、それを私は支えたいというような女の人で。献身的な女性だったので憧れたし、可愛らしいなと思ったのでそういう健気な部分がでるようにと思いながら演じていました。愛美という素敵な女性に出会えて幸せでした。

ーー中村さんからみて澤田さんは英雄に似ていますか?

中村:私の印象ですけど、英雄ちゃんは頭で考えないタイプで、澤田君は頭で考えて動くタイプな気がします。やりたいことが絶対にあって、澤田君はそれに到達するためにはどうしたらいいかを頭で考えている人だなと思います。

ーー澤田さんからみて中村さんは愛美は似ていますか?

澤田:イメージとしては近いと思います。献身的な部分があるんじゃないかなと思います。中村さんは女優だから家庭に入るというのはまだ違うかもしれないですけど、人の支えになったり。お芝居もそうですけど、人を活かすための芝居をしたり、人が頑張るように支えになりたいという部分は中村さんも持ち合わせていると思うのでそう遠くないんじゃないかなと思いました。

中村:いい記事になるぞ(笑)。

澤田:あざといですよこの人(笑)。

中村:あざとくないですよ。いつも自然体です(笑)。

ーー幼なじみはいますか?

澤田:いないです。

中村:めちゃくちゃ憧れています。幼なじみは絶対裏切らない他人ってイメージがあります。恋人や他人であっても絶対裏切らないというイメージがあるのでそういう人が居たら、人生において最高だなって思います。

澤田:恋愛に発展できる可能性のある幼馴染が欲しかったですね。裏切らないという人が一生一緒にいる人というのはすごい幸せなことだなって思うんです。

中村:生まれ直すしかないですね。

ーーTLPTで英雄や愛美っぽい人はいますか?

澤田:愛美はヘーゼルさんですかね。

中村:ヘーゼルはずっと人を幸せにしようとしてくれている。

澤田:でもヘーゼルは献身的すぎるかな。愛美ってもう少しやんちゃな気がします。ヘーゼルにはやんちゃ要素がない気がするので、やっぱり裕香里さんだと思います。

中村:英雄は難しいですね。彼ずっと少年ですもんね。ランスでしょうか。やんちゃな部分はないけど等身大な恋をしそうだなと思います。その時その時でしっかり彼女と向き合っていそうなイメージがあります。それかメイソンとかは?

澤田:メイソンは自由が過ぎます。フランス行ったら永住するタイプと思います(笑)。

ーーそれでは最後に、見どころなど一言お願いします。

澤田:普段からお芝居をやっていると、台本を覚えて役になりきって、自分が役になってその人間を生きるということができるんですけど、今回の朗読劇でも台本を持ちながら別の空間で演じていても英雄という役に入り込めた、この作品に入り込めたという自負があります。中村さんもそうだと思うんですけど、自然と感情が動く作品で、とにかく台本がいいんです。台本の一語一句を見逃さないように、物語が届くように演じていますので、僕たちの声を通してストーリーをより楽しんでいただければと思っています。

中村:以前他のキャストさんが演じている『クローバーに愛をこめて』を観させていただいていて、感動して泣きました。その話を今回私が演じさせてもらえて、物語の中に入らせてもらえて嬉しかったです。こんなに清らかなラブストーリーは演じたことがないので、心がキラキラした気持ちになりましたし、それを聞いてくださっている方にも是非感じていただきたいなと思います。愛美がもつ葛藤の表現も頑張ったんですが、英雄ちゃんへの愛がしっかり伝わるように沢山愛を込めたので、聞いてくださる方にもその思いが伝わって物語の中にしっかり入り込めたら嬉しいなと思います。

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朗読劇『クローバーに愛をこめて』
日時 :12月11日(土)19:00〜21:00予定
出演 :澤田拓郎中村裕香里
料金 :2000円(税込)

・公演の前後は生配信になりますが、実際の演目部分は事前に収録・編集したものになります。

・購入いただいた方には、配信後1ヶ月はアーカイブでご覧いただけるようにいたします。

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