もっと食うための現代大食技術論番外編第7回

 前回は「山手らーめん」閉店のお知らせでしたが、デカ盛り巡りを続けていて悲しいことと言えば、やはりお店が閉店してしまうこと。量が多くて安い。それでいて味も良いという、お客にとって優良店であるほど、お店の利益は減るので経営が成り立たなくなることも多々あります。こうしたお店ほど応援したいのですが、時間もお金も胃袋も有限なのでままなりません。

 「全国デカ盛りの旅」で紹介した中で、現在閉店が確認されているお店をまとめてみました。こうしてまとめてみると、デカ盛り界隈で「聖地」とされてきた老舗も多数含まれていることが分かります。「全国デカ盛りの旅」を始めるのが少し遅れていれば、この企画自体が頓挫していたかもしれません。特に第14回、熊本県の「くいしんぼう」においては、それまで毎日更新していたFacebookが熊本地震当日から更新停止ということもありショックが大きかったです。

 話が変わるうえに私の勝手な願望でありますが、定期的にSNS上で発信を続けている人で、諸事情から休止する必要がある場合は、一言その旨をお伝え下さい。実生活が忙しい方にとっては、ネットとリアルは別物かもしれませんが、私にとっては同じ価値観を共有しているのであれば、会ったことがないとしてもかけがえのない友人、同朋。私がここ10年以上、麻雀にしろ大食いにしろ発信を続けられているのは、こうした繋がりを絶やしたくないという思いがあるからです。

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