もっと食うための現代大食技術論第15回「懐かしのロメスパと博多で再会」

 私が勝手に東京三大名物に認定しているのが、「つけ麺、油そば、ラーメン二郎(ラーメン二郎の思い出もそのうち話しましょう)」ですが、もう一つ東京でよくお世話になった麺類と言えば「ロメスパ」です。

 ロメスパとは茹で置きした極太麺が特徴の、「路面で気軽に食べられるスパゲッティー」。茹で置き麺を用いるので調理に時間がかからず量を盛りやすく、極太麺なので食べごたえ抜群。スパゲッティー界のラーメン二郎とでも言うべき存在です。

 「ロメスパ」の語源の元になったとされるお店が、東京は銀座の「ジャポネ」。お洒落でお金持ちが集うイメージの銀座には似つかわしくないリーズナブルなデカ盛りに、15年前学生だった私は大興奮。ブログも今では考えられないハシャギっぷりですが、このノリをそろそろ取り戻したいですね(笑)

 そんな「ジャポネ」を思わせるロメスパが何と博多駅の近くでも食べられると聞いて、早速博多までやってきました。お店の名前は「チュルリラ」。朝7〜10時まではバイキング形式のモーニングをやっているそうです。パスタを提供しているのは11時〜15時とありますが、日によっては夜も営業しているそうです(何日かは店前の貼紙を確認」。最近知ったお店ですが、オープン日は2014年3月と実に6年以上も前。時期的には私が、「もっと勝つための現代麻雀技術論」の下原稿を書いていた頃。デカ盛り情報収集から一旦離れ、本出版後からは「全国デカ盛りの旅」を始めたので、近場の情報が漏れてしまっていたのでありました。

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 メニューも銀座の「ジャポネ」そっくり。一体どんな関係があるか気になるところ。「ジャポネ」では盛りの表記が、レギュラー、ジャンボ、横綱、そして裏メニューで親方、理事長でしたが、こちらではM、L、LL、そして裏ではなくメニュー表に3L、4L表記があります。現在では3LはM+780円、4LはM+990円。お値段は高めですが、麺量はそれぞれ1.2kg、1.6kg。ジャポネは確か親方が900g、理事長が1.1kg。来月博多バスターミナルにオープンげ決定しているロメスパチェーン、「パンチョ」の星人盛りも麺量は1.5kg(総重量2.3kg)だったので、「チュルリラ」の4Lは星人以上ということに。これは気合いを入れなければ足下を掬われそうです。

 「ジャポネ」でもお気に入りで、博多らしいということで「辛子明太子」をチョイス。もう一つの「辛子高菜」は「チュルリラ」オリジナルメニューなのでこちらも気になりますね。

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 デカい! これは「パンチョ」の星人盛りで使われる銀皿と同じやつですね。以前はこの銀皿を完全に覆い尽くす麺3kgのナポリタンも完食したことがあるので、これくらいなら今でもいけそうですが少し不安になるボリュームです。

 塩味のきいた柔らか極太やわらか麺。少し焦げ目がついているのがこれまた旨い。麺だけでも旨いですが、ここに明太子ソースと刻み海苔を絡めると旨さ倍増。ヤミツキになること請け合いです。最初はフォークにくるくる巻き取って食べるのですが、この量でそれを続けると面倒なので、そのうち箸でそばを啜るようにかき込んで食べ進めていました。実に下品で見苦しいですが、パスタではなくロメスパという食べ物だからこれでいいのです(笑)

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 茹で上げで麺1.6kgはうどんなら楽勝。ラーメンでもちょうどいいくらいの量ですが、油で炒めたスパゲッティーとなるとなかなかの曲者。完食時間25分と久々にハードなバトルになりました。あの懐かしい味にまさかの再会。身も心も舌もお腹も大満足させられました。御馳走様です。

 追記:やっぱりたまにはこういう企画をやりたいものです。来年は大食い引退と申しましたが、今後博多に用事があった時にでもゆるゆると、「4Lメニュー全制覇」をやっていこうと思います。減量していた頃も定期的にデカ盛り巡りはしていたので、「デカ盛りのために節制」していきたいですね(笑)

追記:現在は移転して再オープンしたとのこと。大食いは引退したつもりでしたが、ラーメン企画が終わったら再訪するかもしれません。

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