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もっと食うための現代大食技術論第19回「お好み焼きに始まり、お好み焼きに終わった大食いチャレンジ」

 私が初めて大食いチャレンジ(制限時間内の完食で特典がつくチャレンジ)に挑んだのは今から15年前のこと。ジャンボお好み焼きを20分で完食すれば無料というものでした。当時大食いチャレンジを紹介しているサイトでは難易度1(5段階)と楽勝の部類と書かれていましたが、未熟者の私はかなり苦戦を強いられてしまいました。同時にチャレンジした友人はお好み焼きをもんじゃ焼きにしてしまいそれ以来一切の大食いチャレンジをやらなくなった(マイペースで食べられるデカ盛り巡りは続行)のですが、懲りない私はそれからもチャレンジメニューの噂を聞けば古今東西あらゆる場所を訪れ足掛け15年。いよいよ成功すれば通算100勝となるチャレンジに挑みます。ここ数年は大食い辞める辞める詐欺を繰り返してきましたが、今度こそ本当に引退することにしましょう。

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 最終回は奇しくも第1回と同じジャンボお好み焼き完食20分勝負。昨年までは挑戦料2000円で完食無料だったそうですが、今年から無料にならない代わりに3000円の食事券が進呈されるようになりました。長崎に再度赴くことはなかなかなさそうですが、挑戦して成功することに意義があるのでよしとしましょう。

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 サイズ感が伝わりづらい写真になってしまいましたが直径30cmの巨大お好み焼きが登場。肉、麺、イカ、海老、卵、キャベツとあらゆる具材が4人前。有終の美を飾ることができるのでしょうか。いただきましょう。

 お好み焼きを8つほどに切り分け、1つずつ箸で口に運びつつ熱を冷ますために常時左手にコップを持って水を含みつつ食べるスタイル。15年前の完食タイムは18分20秒。長年の鍛錬で当時よりは大食いスキルが上がった私。最初は10分くらいで完食できると思っていました。

 ところが思った以上にボリュームがありスピードが上がりません。以前挑んだジャンボお好み焼きは広島風でしたが、今回は関西風。キャベツの比率が少なく炭水化物多め。そのため量は同程度(2kg強)でもお腹の溜まり具合が段違いだったのです。広島風の時はキャベツ1玉(1kg)でしたが、今回のはキャベツ480gだそうです。

 10分経過時点でまだ1/4ほど残っていたので、無理せずゆっくり味わって制限時間以内に完食する方針に切り替え。完食タイムは17分39秒となりました。ちなみに歴代最速記録は何と5分23秒。その方は大食い番組からのオファーも来たのだとか。最後の最後まで、やはり私は凡庸なままであったと気付かされるのでありました。御馳走様です。

大食いチャレンジ100勝の軌跡


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