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paionia 15th & 吉祥寺WARP 25th記念 再現LIVE「paionia History -盲進編-」 2023.12.23.

paionia結成15周年イヤーの締めは、初期作『さようならパイオニア』『rutsubo』の再現ライブ。
この2作品以外からも初期曲がいくつか演奏されて、昨年TENDRE編曲でリリースされた『そのまま』の初期バージョンや初めて聴いた『白い船』がむっちゃかっこよかったりとか、期待以上に嬉しい内容でした。

最初の曲は『浪人』。始まった瞬間これこれこれ! ってなるやつ。

paioniaの好きなところはたくさんあるのですが、ライブで特に感じるのが演奏技術の高さ。
三連のリズム(というか6/8拍子?)の曲で全部の楽器がぴたぴたに決まっていくのとかもう大好物です。
この『浪人』とか、あと例えば『スケールアウト』のイントロとか。


それから『11月』→『tobacco』→『素直』の流れがとても好きでした。
tobaccoは2023年5月のクアトロライブのティザー(*1)で使われてたのがすごい良くて、その後に出た親戚? 子ども? とも言うべき『何待ち(*2)』もすごい良くて、ライブでも聴いてみたいなと思っていました。謙介さんドラムで今のpaioniaが演奏するtobacco、最高にかっこよかった!

*1:クアトロティザー

*2:何待ち


続いて、たまらんつなぎからの『素直』。
『素直』を聴くといつもこれ自分だと思ってぐさぐさ刺さるのですが、この日は何か純粋に曲の良さが沁みました。
照明もめちゃいいので見てほしいです。特に最後の方やばくないですか!


本編最後は今回いちばん聴きたかった曲のひとつ『ステージ』。

この曲を聴くといつも昔のことを思い出します。
一緒に音楽聴いてた友達はもう多くが縁遠くなってしまったし、噛みつく大人もいなくなったどころか自分が噛みつかれる側の大人になってしまったけれど、今もこんなにズブズブにはまらせてくれる音楽がある嬉しさを思いながら聴いていました。もっと感傷的になるかと思ったけれど、ひたすら気持ちよかった。


この日はおそらくアンコールをやらない予定だったようで、『ステージ』が終わるとすぐに会場SEがかかりました。でも半ば無理やりアンコールの拍手が続いて(だって本編があまりによかった)、高橋さんと菅野さんが出てきて少し話して、それから高橋さんが「2人の曲だし、みんなの曲」と言って『跡形』を弾き語りしてくれました。

10月、PRODUCTリリースツアーファイナルの跡形は激しくて凄まじかったけれど、この日の跡形は優しくて温かかった。どちらも大好きです。

自分の頭の中に溜まっていたぐちゃぐちゃしていたものが全部浄化されたみたいで、ずっと眠れないでいたのがこの日はよく眠れました。
帰ってからも年が明けてもpaioniaを聴いています。2024年のpaioniaも楽しみです。


ライブ後、素敵なお土産が配られました。フライヤーのデザイン(by菅野さん)にセトリが印刷されたステッカー。可愛い。B5判。でかい笑。嬉しい。

(※『暮らしとは』の次に『白い船』が演奏されました。)

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