逆張りリスクパリティ戦略



リスクパリティ戦略

リスクパリティ戦略とは、投資資産毎のリスクを等しくするという戦略。
株式債券を保有するなら等リスクにするために債券が増えるイメージ。

・月次でのリバランスを想定する場合、リスクが相対的に上昇した資産クラスのウェイトを下げることになる。
・リスクは上方リスクと下方リスクで非対称性があると一般に知られる(上方リスクより下方リスクの方が大きい場合が多い)
・そのため、リスクが上昇した資産を売り、下落した資産を買う行動は、順張り的(下がったら売って上がったら買う)になる可能性が高い。

・安いときに買って高いときに売る、逆張り的なリスクパリティとしたときにパフォーマンスはどうなるか検証する。

逆張りリスクパリティ戦略

・足許でリスクが上昇した場合、リスク配分を増やす。
いわゆるリスクバジェット戦略。

データ

8資産の投信データ
期間は2010/9-
3年ウィンドウ
逆張りリスクバジェットは前回ウィンドウからのリスク比の多い順に1.5~0.5の傾きをかける

バックテスト

青がリスクパリティ、オレンジが逆張りリスクバジェット
パフォーマンスまとめ

思ったより堅調。同一リスク水準で高リターンを実現している。
純粋に株比率が高くなりがちだからだと思うが…()
ウェイト推移を見てみる。

リスクパリティウェイト推移
逆張りリスクパリティウェイト推移

回転率がえげつない()
コスト控除したら負けますね….

結論

アウトパフォームする可能性もあるが、回転率が上がるので、スプレッド込みだと多分負ける。

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