センセイってやさしいね

パート先の放課後等デイサービスの利用者を家まで送っている時のできごとです。

その女の子は動物大好きな子どもです。
彼女からのリクエストで私は自分がInstagramに投稿したリール動画を見せてあげていました。

私はnoteにも投稿している通り、毎日朝夕の愛犬の散歩でゴミ拾いをしています。リール動画の内容は散歩中に撮影した愛犬とゴミの写真に音楽が組み合わされたものです。

私は自分が投稿したリール動画を写して後部席に座った女の子にスマホを渡しました。
女の子は動画を見ながら「センセイのウチのワンちゃん、すごくかわいいね〜」とか、「いいな～、うちはアパートで動物飼えないから、今度センセイの家に行ってワンちゃんと遊びたいな〜」などと声を上げました。そして暫くしたら、

「え？センセイってワンちゃんのお散歩の時にゴミも拾っているの？」と私に聞いてきました。

私が「うん。ワンコとだだ歩いていて何もしないよりは良いかなと、思ってね」

と説明したら彼女は、
「ワンちゃんとお散歩しながらゴミも拾うなんて、センセイって優しんだね」と言ってくれました。

その言葉を聞いて私は何とも言えないホッコリした気持ちになりました。
そして心の中で「優しいのはそう言ってくれる君だよ」と呟き、思わず口元が緩んでしまうのを自覚しました。

私の何気ない行動に子どもらしい素直な優しさを返してくれた女の子に、感謝と誇らしさを感じたエピソードでした。