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【終】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。を観た。

GWもあとわずかとなりましたね…。僕はステイホームでアニメを観ていました。題名の通り、俺ガイル1期を観終わりました!それでは感想です。

文化祭回

10~12話は文化祭の話でした。学園物ではなくてはならないやつですね。

ダブルヒロインの割に雪乃のヒロイン要素少ないなあ、と思っていたものをこの3話ちゃんと回収してくれました。

9話で八幡が気づかないフリをしたことで奉仕部の関係はギクシャクしました。なかったことにすることで、元々の踏み込まない関係に戻ろうとしたのに皮肉です。

雪乃の成長

副実行委員として、仕事を背負いこみすぎる・他人を頼れなかったことによる挫折と奉仕部の仲間の協力による立直り。ここは観ていて気持ちよかったです。

バンドシーンでも姉・陽乃結衣八幡を頼るなど、成長した姿がみられます。この時の陽乃に対する態度は、これまで八幡や依頼者に対して見せてきた態度と同じでしたが、おそらく陽乃には見せたことが無かったのでしょう。これも成長だと思います。

また、雪乃は陽乃に憧れ、姉のようになりたいと思っていたのだと思います。総武高校に入学したことや文化祭副実行委員長を買って出たことはその現れなのではないか、と。

そして、事故の件を八幡に打ち明けられない弱さを自覚し、変わろう=姉の様になろう、とした結果、体調を崩す挫折を味わった。そこから立直り、自分のやり方で真正面から向き合ったのです。

八幡の成長

八幡もそんな雪乃をみることで、自分のやり方を貫いた。その結果が相模南にかけた言葉だったんでしょう。それを雪乃や仲間のためにできたことが彼の成長だと思います。おそらく最初の彼は同じことを言ったとしても、誰かのためにはできなかったでしょう。

スローガン会議の「人」という文字に対しての発言も、彼のやり方を顕著に表しています。

彼のやり方は、彼自身の言葉にあるように卑屈で、最低で、陰湿です。ただ、彼はこうすることで自分が嫌われ、誰かを助けたり、守ったりしている。要するに、自己犠牲です。ダークヒーロー的な側面がありますよね。

『誰かを助けるのに、君自身が傷ついていい理由にはならない。』

静先生は本当に名言が多い!!

八幡の上のやり方は彼自身を傷つけるもの。そして、誰かを守るために使う以上、彼を大切に思う人たちも確実にいる。それは、結衣であったり、彩加であったり、雪乃であったり、彼を取り巻く周りの人々です。おそらく、葉山くんもそうだったのではないでしょうか。

今度は、八幡が相手を助け、自分も傷つかない方法を選べることを願っています。

コミュニケーションの大切さ

最後に、俺ガイルで一番の命題はこれなんじゃないかなと思っています。そして、それを作中で行動に移しているのは由比ヶ浜結衣だと思います。

コミュニケーションをとることは、相手を理解できる反面、相手を傷つけることもあるし、自分が傷つくこともあります。そして、何より労力がかかります。

雪乃は、自分の能力を高め一人でやることで、八幡はボッチでいる事、自己犠牲をすることでこのコミュニケーションから、言わば逃げています。この二人と結衣の対比や交流がこの作品が最も伝えたいことなんじゃないでしょうか。

以上、俺ガイル感想でした!ありがとうございました!!


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