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童貞が土手を転げ落ちた話(2分で読めるよ!)

#ファーストデートの思い出を語る

僕が高校生になったばっかりのことである。

いきなり知らない女の子からメールがきた。
「○○君からアドレス聞きました。×組の○○です。よろしくね。」

はああああああああああ?!

驚くのも無理はない、人生で生まれて初めての経験だったのだから。
僕はとてもワクワクした。
(だってもう僕のこと好きですって言ってるようなもんじゃんこれ!!)
※当時の僕は童貞で女性と話す経験がほとんどなかったのです。ご了承ください。
今でもこんなことあったら嬉しいけど。

その後何回かメールを交わし翌日
その子が友達と2人で僕のクラスに顔を出しにきたのだ。

えへへへへへへへへへへへへへ

(もう恥ずかしがっちゃって、言ってくれればこっちから会いに行ったのに〜)
※そんなことできないのに調子に乗っていました。

そして放課後

彼女からメール。

「今日一緒に帰りませんか?」

ほほほほほほほほほほほほほほおほほ

「え。いいよ。じゃあ駅前で待ち合わせね」
※今思うと、本当にぶっ飛ばしたくなる。ありがとうございますだろがい!!

土手を2人で歩きながら、「今日はいい天気だね?」なんて。

これはもうデート!そう初めてのデートだ!そう決めた!
これは放課後デートだ!!

ワクワクしたな〜


緊張する2人。

たわいもない会話。


そしてここで彼女が僕の心を鷲掴みにするような言葉を発する。








「わたしね、ねこぜん君と一緒のクラスの○○君が好きなの。中学校一緒だったんでしょ?色々相談に乗ってくれないかな?」




おう


ここで僕は土手を転がり落ちる。
もちろん実際には落ちてないよ。でも転がりおちたかったよ。
それくらいの衝撃なの。わかるでしょ?

そりゃそうだよな。俺じゃないよね。。

あぶね〜心の声もれてなかったかな。

残念だけど、相談されているわけだし相談にのろう。

切り替えよう。



初めてのデート。僕は土手から転がり落ちるような苦い思いをしたけれど
今思えばとても心が踊る青春の1ページだった。



結局彼女は〇〇君とは付き合わず僕と付き合うことになるのだけど
それはまた別のお話。

読んでくれてありがとう。

おしまい。


サポートしていただいた費用はたばこと生活費になり僕の血と肉と骨になってまた書けます。