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映画「なれのはて」

皆さま、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。私は、数年ぶりに東京の自宅にこもり、原稿書きなどをしながら静かな日々を過ごしました。

大晦日の夜は、新宿K's cinemaにて、ドキュメンタリー映画「なれのはて」を鑑賞しました。12月に監督のインタビュー記事を目にして、是非観てみたいと思い映画館に足を運びました。マニラの貧困地区に住む、元警察官、証券マン、トラック運転手、暴力団構成員の4人の困窮邦人に焦点を当て、彼らの生活を7年間追い続けたドキュメンタリーです。

厳しい環境でありながら、ある意味悲壮感は感じられない日常を通して、垣間見える彼らの生き様とフィリピン社会は興味深く、それと対比される日本社会のあり方も考えさせられました。映画を鑑賞中、涙があふれてしまったのは、元証券マンの最期です。

人生について、いろいろ考えさせられる映画でしたが、最も心に残ったのはフィリピン人の優しさでした。

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