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ネタ探しに困りはて

 noteに本を読んで感想を書く作戦が半月もたずに頓挫した。理由は、本を読むより探す方に時間がかかるから。Kindle読み放題は、本末転倒だ。読み放題対象本にしぼって検索をかけると、タイトルと著者名を知っているのが見つかると、決まって何年も前に出版された古い本で、読んだことあるなあというものばかり。あとは、無名の作者の本がほとんど。売れてる作家は、読み放題にしない(出版社がさせないのかもしれない)。

 ジャンルで検索すると、とんでもないことが起こる。「文学・評論」「歴史・時代小説」で導き出された本の中に「官能小説の書き方」があった。これのどこが歴史にあたるのか?本屋や図書館で棚を間違えて置かれた本があるように、分類を間違えたのか。まあ、1冊くらいは仕方ないとする。

 とにかく雑誌や児童文学まで範囲を広げても、読みたくなる本は見つからなかった。こんなことを書くとAmazonにアフィリエイトの申請をしても落とされるに違いないが、忖度はできない。

 誤解のないように書くが、Kindle本を否定しているのではない。たくさんあるKindle本の中から選ばれた読み放題本に魅力を感じなくなったのだ。いや、そんなことはない。お前の探し方が悪いのだというご意見があるかもしれない。私だって、あれこれ努力したのだ。色々読んでるうちに、やっぱりプロの作家が書いた本が面白いと気付いてしまった。私のような素人が書く文章は、noteやブログで読める。無料期間中に読み放題はやめようと決めた。

 そうすると今後は本の感想は、手持ちの本か図書館で借りてしか書けない。ネタ探しが深刻化する。私のモットーは、お金をかけずにnoteを続ける。有料にするほどの記事は書けない。無料でも読んでもらえるだけでありがたい。ネタにかけられるお金は限られているから、知恵を絞るしかない。

 日常生活を書く。過去の出来事を思い出して書く。架空の話を想像して書く。詩を書く。昔話を延々と続けるおばあちゃんのように書く。連載にして1ネタを1週間ひっぱる。思いつかない。だったら明日は、休めばいい。今日だって休もうと思ったのだから。