母の変調、80歳の水虫

日曜日に母と二人でじゃがいもの収穫をした。年々量を減らしているが、午前と午後で合計3時間かけて、掘って運んでをした。

今年は特大と極小が多く、中間のほどよい大きさが少なかった。誰かにあげるには大きすぎる物は家で消費せざるを得ない。

その疲労のせいか分からないが、足の親指に水ぶくれができて痛いので皮膚科に行ったら水虫と診断された。菌の検査をしたらしい。

長らく水虫はオジさんがなるものと思っていたが、女性でもブーツやむれる靴を履くとなるようだ。自然治癒は難しく、軟膏を塗って化膿止めの薬を飲んだら痛みはなくなったそうだ。

ふくらはぎにも湿疹ができているが、医者には見せず、虫刺されのひどい状態みたいになっている。猛暑で免疫力が落ちてしまったのだろうか?

その翌日、病院へ健康診断へ行った。市から郵送された書類を持っていたが昨年のモノだったらしく、帰宅後あやしげな電話が2回あった。

年寄の要領を得ない会話と、相手を待たせて探し回る様子に仕方なく電話を代わった。聞くと紛失した場合は再発行できるので、来週結果を聞きに行く時に持参すればいいらしい。こんなことに30分近く手間取った病院の職員さんには申し訳ない。

母は昨年の封筒の中を探していた。今年届いた封筒はないのか聞くと、マットレスを動かし、ベッドの隙間に落ちていた。令和4年と書かれた書類が発見され、再発行の必要はなくなった。

その日の夕方、雷が鳴り土砂降りになった。以前の私なら家中の窓を閉めて回ったが手抜きをした。そんな時に限って父は自分の部屋だけ窓を閉め、母は網戸のままで雨が大量に吹き込んでいた。

タオルを何枚も使って洗濯物が増えた。1分の手間を惜しむと結局自分にも負担がかかることに気付き、夕立が来たら窓チェックを欠かさないことにした。

そして猛暑に耐えきれず、冷感シーツに交換したら、母も自分で取り換えたが、何を間違えたか冬用のシーツになっていた。あれまあ、押入れを探したら一番下から出てきた。

シーツくらいで生死に関係ないが、快適には過ごせない。やはり細かいことでも気にかけてあげないと不快に気付かずやり過ごしてしまうのかもしれない。

父は何も自分でしないからシーツは交換してあげた。父に手はかかる、母は自分でなんでもするけど、間違いも多い。さりげなく目配りをしていこうと思った今日この頃だ。