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【壱ノ怪】

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第一弾、星月ノ井、千年の刻待ち人◎10話まで無料公開◎ 教職に就く佐竹神楽は冬休みに入り、いつも通りの生活をしようとするが、怪異やお稲荷の少女に出くわし、人の人生を神に奉納する「…
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#ホラー

Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(2)

(前回のあらすじ)都内の教職につく佐竹神楽(25)は現在の職業に疑問を持ちながらも、5年…

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Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(3)

(前回のあらすじ) 今年5年目の教職の佐竹神楽(25)は待ちに待った冬休みに入り帰宅を急いだ…

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Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(4)

4:かぐら、古都鎌倉に酔う (前回のあらすじ)今年5年目の教職の佐竹神楽(25)は待ちに待った…

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Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(5)

(前回のあらすじ)教職につく佐竹神楽(25)は冬休み前にひょんなことから怪異などに巻き込ま…

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Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(6)

(前回のあらすじ)教職につく佐竹神楽(25)は冬休み前にひょんなことから怪異などに巻き込ま…

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Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(7)

(前回のあらすじ)教職につく佐竹神楽(25)は冬休み前にひょんなことから怪異などに巻き込ま…

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Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(8)

(前回のあらすじ)東京で教職についている佐竹神楽(25)は学校が冬休みに入った途端に様々な怪異や心霊現象に見舞われ、やたらキーワードに出て来る「鎌倉」の地を踏んだ。そこで神頼みでもして終了かと思いきや、「怪異はなんとかなる。華絵巻師になれ」と、小笠原家という方々に言われる。 正月に神様の世界に行き、酒を注(そそ)いで回る挨拶回りをさせられているのだが、どうやら神楽とパートナーの小舞千は歴代の華絵巻師とは違うようだった…。 8:かぐら、古都鎌倉に酔う どうにも、 雰囲気の

Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(9)

(前回のあらすじ)東京で教職についている佐竹神楽(25)は導かれた鎌倉の地で小笠原家の方々…

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Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(10)

10:かぐら、陰陽に踊る 「おーい。神楽。いいのか?お前」 暫く黙っていた烏天狗が自分の背…

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Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(11)

11:かぐら、陰陽に踊る 今、自宅の時計を見ると17時35分だ。 いつの間にそんなに寝てし…

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【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(20)

20:かぐら、玉響に涙す とうとう。 とうとうだ。 自分の冬休みは今日で別れを告げる。 自…

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【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(21)

21:かぐら、玉響に涙す “死者と話すことができないか?” 自分の言葉に小舞千さんは力強く…

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【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(22)

終章:かぐら、刻待ち人と宴す 成就院にお参りに行った。 と、いうより他の兄弟を探すことに…

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【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(23)

終章:かぐら、刻待ち人と宴す 『キヘイ…?キヘイなのかい…?』 母親がそう問いかけるのも無理はない。 とても5歳児の表情ではない。 恨みつらみがあり、憎しみに塗れた大人のような、 まるで般若のような顔をしている。 顔色も悪い上に、上から下まで汚れで黒い。 髪もやや長くぼさぼさだ。 5歳児の男の子ではなく、完全に小さな妖怪だ。 未だに家族はその禍々しさに近づけないでいる。 が、イナだけがニコニコと彼に抱き着いている。 彼の手がイナを抱きしめている事だけが、救いだった。

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