THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funky Dancing! 感想

デレマスライブ7th ナゴヤドーム両日を現地で観てきたので感想をまとめます。前回の幕張公演の感想はこちら

前回の記事というか毎回書いているんですが、僕はデレマス大喜利というアイドルマスターシンデレラガールズを元にした大喜利会(実際に集まって会議室で大喜利を行う会を指す)からデレマスにハマって、去年ライブに行ったらライブに爆ハマって、今年はLVに両日、そしてこの名古屋に至っては現地両日という、およそ去年からの行動力と思えないくらい沼に爆進しているわけなのです。助けて欲しい。
(ちなみに再来週11月30日にその元凶となった悪しきデレマス大喜利会が開かれるので、気になったPの方は是非にです。こちら

話は当日の朝に行きまして。
前日うまく寝れなかったせいで朝めちゃくちゃ寝坊してしまい、荷造りもろくにしていなかったから急いでサイリウムだけをバッグに詰め込んで家を出て、ちょっと走ったあと新幹線のチケットを忘れたことに気づいてダッシュで戻って、さらに倍のダッシュで駅まで走って、結果間に合いました。
「1万円…」と新幹線の値段を想いながら必死にダッシュしました。人はお金の額を思い浮かべながら走れば、きっと10秒台を切れる。

新幹線内でなんとか睡眠を取りつつ、名古屋に到着。地元であり、去年初めてきらりに会った土地、思い出深き名古屋。
連番相手であり、逆にデレマスから大喜利に入った手すり野郎さん(去年のライブ時は無職だったが無事就職。今はスキルを活かし、唐揚げを別の容器から別の容器に移し替える仕事をしている。デレマスでは晶葉推し)と合流。ライブの話をしつつドーム前に移動し、向かいのイオンで昼食。僕は地元が名古屋で、住んでた頃死ぬほど好きでずっと食べていたスガキヤのラーメンを食べました。本当に、何で東海から進出しないんだとずっと思っている。ラーメンもそうだし、セットの五目ごはんが何回食べても美味すぎるからこれももっと食べられて欲しい。金なら出すから。

昼食後はアイマスショップをぶらついたあと、11月とは思えない気温と陽射しの中、ドームまで移動。向かい道すがらに大勢のPの姿を見て、今日の今日まで他ごとで忙しくてライブに気持ちが向けられず、沸かなかった実感が一気に込み上げてきてヤバかった。ライブ、あるんかいって感じだった。
開場まで時間もあったので、フラスタを見てテンションを上げたのち、他に合流するメンバーを日陰の下、待つことに。

ドームを前にしていよいよ上がってくるテンションを抑えていると、星野流人さん(デレマス大喜利の主催。ラノベ好きが高じに高じて、涼宮ハルヒの憂鬱の学園祭のシーンに出演した。デレマスでは拓海推し)が友達のスズカゲさんと連れ立って登場。スズカゲさんとはTwitterでしか絡んだことがなかったので初対面の挨拶。歓談していると、急遽猫を噛むさん(デレマスから大喜利に入った人。回答であまりに叫ぶので、サンシャイン池崎と急遽さんと、どちらか先に声を潰すか、裏で賭けが行われている。デレマスでは楓さん推し)羊狩りさん(大喜利の人だが、とあるニコニコのデレマスのプレゼンの企画を通じてラップを始め、今や大喜利よりもラップの人になりつつある。先日行われたUMB神奈川予選ではベスト8まで進み、T-TANGGと再延長までもつれこむも敗退。デレマスでは晴推し)と次々現れ、引き続き歓談。みんなしっかり予習なり予想をしていて凄かった。もうちょっと曲とか聴きこんで来たら良かったなと少し後悔。そして、最後にセクシーデリバリーのチラシ(セクシーデリバリーのチラシ?)を持ってひらはらさん(デレマスから大喜利に入った人。「ジャージマスク」の名前で全国の孤児院にランドセルとメガネを寄付しているとの噂)が登場。セクシーデリバリーのカッコいい名刺を貰う。開場時間も過ぎ、人の動きを見るに決戦のときが近いことを感じる。マジで今日名古屋に来るまでライブの実感はなかったけど、集まってその話をしているとさらに気持ちが高ぶってきて、ライブが今目の前に来ている、来ている???と思って景色がぐらつきました。
言っても、幕張のライブが結構な出来で、セットリストが変則だったり、終盤のLOVE&PACH→無重力シャトルの衝撃がいまだに頭の片隅に焼き付いていたりだったり、にしてもファンキーダンスって何?みたいなとこもあったし、今回の名古屋、何が起こるんだという気持ちが凄かった。

遅れて来る組とかもいたけれど、とりあえず開演30分前になったのでドーム内へと移動。仲間たちと終演後の無事での再会を誓い、手すりさんと席へ。席は一塁側のスタンド席。サイリウムを意味もなく手に取ったり、無駄に水を飲んだり、終始落ち着かないまま時は過ぎ、対して心の準備も出来ぬまま暗転、ちひろさんのアナウンスが場内に響きました。
無駄に英語を使ったりルー語を使ったり、ラップ調での注意事項など、初めて聞くその変なアナウンスを「ファンキーってこういうこと?」って半ば冷笑しながら見つめていましたが、既にこの段階で“Funkcy Dancing”は始まっていたのだと、あとあと痛いほど思い知るのでした。

ともあれ、名古屋1日目のライブが始まりました。
以下、セットリストと曲の感想をまとめていきます。間のMCとかは、特に印象に残っている部分を除いて個別にはまとめません。悪しからず。


1.ミラーボール・ラブ

会場に入って、舞台中央にMVを再現したDJブースとミラーボールを見たとき、1発目から来るだろうという確信はありましたが、その通りでした。ダンサーの激しいダンスアクトのあと、イントロがかかった瞬間、もう体は動いていました。忙しくて最近デレステ触れられてなくてイベントもやってなかったんですが、予習にと数日前にやっと聴いたらめちゃくちゃ最高な曲で、コンセプトにドンピシャなのはもちろん、ダンスチューンとして良過ぎてすぐ好きになってしまった。「あぁ」でグッとアゲてからのサビがもう自然と頭が振れてしまうし「君が照らすから」と甘い恋を絡めて進む歌詞も最高。絶対ライブで最高じゃんと思ったらライブで最高高だった。アガった。MVの通り出てきたぴにゃこら太もキレキレで楽しかったし、回転するセットもダンスを映えさせてて良かった。これ以上ないライブの始まりだった。

2.Tulip

2曲目でTulip!!???
2曲目でTulipでした。何でよ。まだライブ経験も少ないけど、いわゆる「ボス曲」みたいな扱いで、だいたい最後の方に差し込まれるものだと思っていたから、自分含め軽いざわめきが起こっていました。何でよ、と思うものの、始まってしまったものは仕方ない、流れたのだからアガるしかない。メンバーにセクギルの3人がいて、リアルセクシー、コミカルセクシーの共演(?)になっていたのも面白かった。最後の「なんてね」いつ何時に聞いても良いですね、撃ち抜かれる。しかし、いきなり今後のセトリを乱すような選曲で、いよいよ今日が分からなくなりましたね。

3.ミツボシ☆☆★ -Happily Ever After Remix-

総選挙1位を経ての今日、おそらく未央のソロあるならこれかなと思っていたんですが、まさかのリミックス。普通に初見だったんですが、元曲の元気さも残しつつしっとりと聴かせる感じがすごく良かったですね。今回のコンセプト的にあんまりエモーショナルな方には行かないだろうなと思ってたんですけど、念願のシンデレラガールになって立った舞台で、優しそうに見守る大観衆を前にして「君がくれた勇気にありがとう」と力強く歌う未央の姿にはグッと来るものがあって、全然そうなるはずなかったのに、3発目にしてちょっと泣いてしまいました。改めて、おめでとうございます。

4.ショコラ・ティアラ -Before Sunrise Remix-

かな子のソロ曲をCANDY ISLANDとして披露。メンバーが揃っていたからHappy×2 Daysだろうと思っていたらこれで驚きました。今や大食漢のイメージの強いかな子(結局、この日のMCでも食べていた)だけれど、この曲もそうだし、真っ直ぐに可愛いんだよなと思うし、食べるにしても本当に幸せそうに、周りにも幸せを感じさせられる子で良いと思いますね。曲的に杏がふざける場面も無く、3人でずっと可愛くて最高だった。最後の振り付けで互いにお菓子を食べ合うところ、天国を切り取った一瞬だった。

5.輝く世界の魔法 -Magical Step Forward Remix-

輝く世界のリミックスを、悠貴、愛海、乃々、比奈、芳乃という新しめなメンバーで。リミックス続くなと思いつつ、これも初見でしたけど、ダンスの公演に相応しいアレンジでアガりましたね、打ち込みの感じがカッコ良かった。アニメから入ったクチだから、このあたりの曲全部好きだし、あまりやっていない印象もあるから聴けるだけで嬉し過ぎる。

6.Nothing but You

デレステのイベント曲。蒼さを持って突き抜けるようなカッコいい曲でライブ映え抜群。美波、奈緒、肇、美優という歌の力のあるクールなメンバーの中に晴が混ざって決めてたのがカッコ良かったですね。全然負けてなかった。でも、やっぱ肇ちゃん歌上手すぎるね。

7.PROUST EFFECT

志希の2曲目を、奏と美嘉とのユニットで。
初聴きだったんですが、これめちゃくちゃ良いですね、秘密のトワレも志希らしくて良かったけど、そこにカッコ良さが1個乗っかって、一瞬で夢中になってしまった。ていうか、この日このあともずっとそうだったんだけど、志希がめちゃくちゃ志希で、今までのライブで悪いわけではなかったんだけど、今日一気に志希が志希に映って、めっちゃヤバかった…。色っぽい、とか安い言葉じゃ表現できない、芯の強さを感じる色気が放たれていた。正直掴みどころがなくて志希は自分の中でどこっていう位置付けは無かったんですけど、マジで今日一日でかなり気になる存在になりました。「好きだよ」とか、ちょっとクラっとした。いや、ヤバ過ぎた…。

8.未完成の歴史

飛鳥かっけー!肇ちゃん歌うめー!そして、夏樹めっちゃくちゃ歌うめー!って感じだった…。他と比べて聴いてなかったから実感してなかったけど、夏樹、声の出し方通り方が抜きん出てて「夏樹だ…!」と一瞬で分かる力があって物凄いですね…。曲自体のカッコ良さもあって、完全に引き込まれてしまった。夏樹はすげえ、ロック。
そんでもって飛鳥ね、飛鳥、ライブの飛鳥、マジでホントに仕上がってて良いんですよね。「カッコをつける」ってベクトルで振り切ってて、青さや痛さを飛び越えて、一人のアイドルとして本当に輝いている。「方法は~!」のところ、最高に好きなんだよな。飛鳥、もっともっと走り抜けてくれ。

9.Flip Flop 〜For SS3A rearrange Mix〜

Flip Flopのリミックスを大人数での披露。これまた初見でしたけど、オシャレで楽しげで良かった。元のMVで木の後ろから出たり隠れたりするように、ステージの柱の周りを回ったり、肩に手を置いて電車ごっこみたいに歩くいていく振り付けも可愛かった。「Yeah oh!!」の掛け声楽し過ぎ。

10.モーレツ★世直しギルティ!

「私たち、セクシーギルティー!」の声はするものステージ上は無人、何だと思ったら、何とセクシーギルティーの3人が球場のダグアウトから登場、ゆっくりステージに向かって歌いながらグラウンドを歩くという演出に大盛り上がり。元よりライブ最高楽曲だったのがより最高なテンションにさせられてめちゃくちゃアガありましたね。最高。やっぱコール楽しい~。最後3人ともにジャケットを脱ぎ捨てるセクシーっぷりにまた一段階アガりました。めっちゃセクシーでめっちゃギルティーだった。

11.イリュージョニスタ!

去年の公演の始まりの曲!って思ってめっちゃ懐かしい気持ちになってしまった。6thでは毎回最初に披露されて、だからしばらくこの曲が頭から離れなくなったのが本当に懐かしい。公演の印象があったから何となく聴けないって気持ちもあったからアガりました。去年は去年でずっと最高だったけど、そのときの最高すら過去になっていくんだなと思いに「変わらなければやがて朽ちてく」という寂しい歌詞が重なったり。

12.DANCE SHOW CASE《ミラーボール・ラブ MIX》
13.クレイジークレイジー

ダンサーのアクトを挟んで開始されたのはクレイジークレイジー。
去年生で観て志希とフレデリカの本気に吞まれた曲なんですが、今回、いや、それをめちゃくちゃ越えてきて、ちょっとマジでヤバかった…。
歌詞のオタクなので歌詞の話になるんですが、この歌は「レイジー(怠惰)」な主人公が初めて恋に恋焦がれて、その自分に戸惑いつつでも止めれならなくて「クレイジー」になっていくという物語で、その中において何度も「映画」というフレーズが出てくるんですが。「映画はまだ続いている 昼下がりに似合わないクライマックス迎えて」のところを見ると、それはきっと哀しい結末の映画で「おかしいな わたしならラストの“アイ・ラブ・ユー”最初に言うわ」と続くので、愛をちゃんと伝えられないままその映画は終わってしまうんですよね。お話としては「ありきたり」で、本当なら冷笑に付して終わるのに「なんでかな」私はそれに無性に心を動かされていて「おかしくなっちゃうよ」と、映画が終わって静かになったスクリーンを見て涙を流している。自分がどうしようもなく恋をしていることに気づく。
そんな感情の動きが2人の「おかしくなっちゃうよ」に痛いほど込められていて、聴いていて本当に感動してしまった。志希とフレデリカという「レイジー」な2人が、ありきたりで、何でもない恋愛に心からの声を上げている様が、綺麗で美しかった。何回も息を吞んで、何回も涙を流しました。
赤い幻想的なステージで歌う2人の姿が、目に焼き付いて離れなかった。

14.Last Kiss

この流れでLast Kiss…と震えましたね。去年一度生で聴いてからというもの、ソロ楽曲の中では上位で好きな曲になっていて、聴いたら即泣くだろうなと思っていたから即泣きました。マジで良い曲過ぎませんか?良い曲過ぎるんですよ、切なげなイントロ、憂いを帯びたサビ、美優さんの感情の籠もったボーカル。どれを取っても、ゲームで流れて消えて行く曲とは思えない出来で、去年から何遍聴いて、何遍デレステでやったか分からない。
主張ができなくて周りに流されるだけだった美優さんが、透き通るような声で「ずるい人ね」と言うのもグッと来るし、生で聴いていると感情がダイレクトに伝わってきて、頭の中に終電に揺られながら外の景色を眺めている美優さんの姿がパッと浮かんで、また泣いてしまいました…。何ですかね、しかも前回見たときよりも歌の力が増している感じもあって、2番の最初を少し静かに入るところとか「え、こんな感じだったっけ?」と鳥肌が立ちました。歌単体じゃなく、美優さんのアイドルとしての成長すら感じました。美優さんが欲しがり出したら強いというか、ヤバいなって思いますね。本当にズルいのは貴方なんだよなって話で。今回は無かったけれど、時計の歌詞の下りでやる長針の振り付け、めちゃくちゃ好きですね。

15.踊りまくろ☆ダンシング・ナイト

何でここでこれなのよ、って2曲続けてボロボロ泣いてた頭で思いました。早苗さんのタイトル通りのダンスチューン。公演のコンセプト的に絶対やるだろうなとは思ってたから何とか対応できたけれども。いや、良い曲ですよね、こんなにもキャラクターをちゃんと使ってちゃんと良いの凄い。涙を拭きながら、ディスコよろしく手を挙げました。

16.Nation Blue

名古屋公演、あんまりきらりの出番無いだろうなという想いがあって、幕張でソロもユニットもやってしまって、今日明日何をするんだろうという感じだったんですが、このクール全開の曲で出てきてビビりました。
一体どんな風に歌うのかと思ったんですが「どこまでも連れて行って~」と手を伸ばすきらりが、きらりのまま可愛くて、でも同時に強さもあって、短いシーンでしたけれど、強烈に心に残りました。きらりの内なる強さみたいなものが輝いていたというか、単純にこういうカッコいい曲も全然似合うなって思って、あんまりないとは思うけど、前に立ってクールな曲を歌うきらりもいつか見てみたいなと思いましたね。

17.夢をのぞいたら

こずえとナターリアが出てきて、モニターに名前が表示された瞬間、もうとんでもなく会場が湧き上がりました。ゲスト出演は発表されていたけど、オープニングではいなくて、曲も今のところないしで、どこで出てくるんだと思ったら新曲と同時に披露というこれ以上ない最初の一歩でした。
そんでもって、2人とも、こずえで、ナターリアで、感動を越えてまず凄過ぎて笑ってしまった…。特にナターリアが歌声から動きから、見たことないはずなのに本当にナターリアで、めちゃくちゃ凄かった。何なんだ。
曲もめちゃくちゃ良かった。おそらく総選挙の全体曲にあたるんだろうけど、ポップで楽しげで、大人数で歌っても映えそうなでしたね。
「君も君も君も全部 絶対なくちゃダメなのよ」「誰も誰も誰も全部 決して欠けちゃダメなのよ」というサビのフレーズは、でも楽しげに歌われるけれどかなり重い一節で、総選挙の曲としてこんなに響くものもないですよね。
そのあと「そしたら私はここにいられない」と続くんですが、この歌はPへの応援の感謝でありつつ、同時にまだステージに立てていない仲間のアイドルへのメッセージでもあって、皆がいるから私がいる、皆と一緒にステージに立ちたい、それは絶対出来るんだという強い意志がそこにはあって。
公演後の挨拶にてナターリア役の生田輝さんが「8年間待ってくれた人がいるから、すごくプレッシャーもあったけれど、笑顔で迎えてくれて本当にホッとした」というコメントを涙ながらに言っていたんですが、その「8年間」という言葉に思わずこっちも泣いてしまって、本当に凄い積み重ねの上に今のステージはあったんだなと思ったらまた泣いてしまいましたね。
「希望がある」ということは「希望があるという絶望」でもあって「いつか」は来年かもしれないし、また8年かかるかもしれないし、願い続けることしかできないけど、一人だっていらないアイドルはいない、アイドルマスターシンデレラガールズという物語が続く限り、ステージはそこにある。
僕は最初から推しがステージに立っていたから、その重みには携わっていないんだけれど、こういう風景を見ていると身を正されるし、より一層彼女を輝かせるために、頑張っていかないとなと思いましたね。

18.さよならアンドロメダ

来ましたね、アンドロメダ。曲聴いてるだけでも泣きそうになるのにライブだと…と思ってた去年の名古屋の、アンコール上映で観てめちゃめちゃに泣いてしまったんですが、生で観たらまた一段とヤバかった…。
歌だけでも相当なのに、ステージに座って、星が映されたドームの天井に向かって歌っている光景や、モニターに歌詞がゆっくりと映画の字幕のように表示される演出、全部が今日この瞬間、この歌を輝かせるためにあって、心に迫ってきました。始まってすぐに、もうめちゃめちゃに泣いていました。
歌詞のオタクだからまた歌詞の話をするんですが、アンドロメダはいろいろ解釈がされてるんですけど、自分的にこれは「うまく笑えない僕」と「いつも君として笑っている君」のシンプルな恋愛の歌だと受け取っていて。
とある夏に出会った2人が気持ちを交え、そしていつしか離れていく姿を星が彩り、見守る唄。今回聴いていて新たに響いたのは「不器用な地図をふたり描いた」「隣の銀河を夢見て」という一節で、ずっと歩いていけると思った2人が、実は目線の先で違うものを見ていたと気づくのが語られるこの部分がすごく沁みたんですよね。「願いが形になって叶う場所」ってのは、もしかしたら少年にとって目指す場所、例えば東京を指していて、君もそこに行くものだと思ってたってことなのかなと。自分に失望して、一足先の未来すら暗がりに見えていた僕が君と出会い、まるで星の光に浮かび上がるように未来が見えて、でもその未来に君はいなくて。別れを決意した日、君の手を引いて僕は星を見に走る。
歌を聴きながら、ありったけの勇気を出してアンドロメダの元へ走る少年と、全部分かってしまって悲しげにその背中を見る少女の姿が思い描かれると、またボロボロと涙が出て仕方がありませんでした。
勝手な解釈に過ぎないですけれど、涙がただただ止まりませんでした。
ドームに映し出された星空は、本当に美しかった。

19.サニードロップ

唯ちゃんの2曲目。幕張で1回ソロやってたからどうかな~って思ってたらやってくれました。視聴で聴いた程度でしたけど、唯ちゃんの魅力全開のキラキラな曲でめーっちゃ最高ですね、Radio Happyはパーティーに全振りしてたけど、こっちは唯ちゃんの人生観みたいなのが反映されてて良かった。
「みんながいて みんなといる」とか、関わる人みんなとハグしていくようなマインドが現れているし「ドリョクは見せず ミリョクで魅せたい」ってとことかは、陰は見せないほうが楽しくなってもらえるっていうアイドルとしてのスタンスも語られてて、それであの感じで振る舞ってるとしたら、唯ちゃんって物凄い強い子なんじゃないですかね。だから、こっちも笑顔になれるし、誰も嫌いになれないんだろうなと。本当に「おすそわけ」をしたいと思ってるし、自分ならできると思っている。
そんでもって最後の「アイ・ラブ・ユー」が、いや、可愛すぎて、もう、唯ちゃん……ってなりました。100で可愛い。最高。

20.Sunshine See May

イントロ良過ぎですよね、何回も聴いてきたけど、流れた瞬間に綺麗な川の
流れが思い浮かぶような、美しい旋律。それだけでグッと来てしまう。
肇ちゃんの強い歌声と、芳乃の澄んだ歌声とが重なり合っていく様、陽射しの差し込むのを再現したスポットライトの演出。去年初めて見たときと変わらぬ感動を覚えました。「鳥の翼に憧れてた」で空を見上げるように歌うところ、一番好きですね。聴き終えて温かい気持ちになれる1曲。

21.とんでいっちゃいたいの

志希、かな子、フレデリカのオリメンが揃っていたので、本命でやる予想されて予習してましたが、良いですね~、夏のアルバムでは銀のイルカがめっちゃ好きだったけど、それとは違う夏っぽさがあって良い。涼しげな曲調と、それに乗る気だるげなボーカル。ふんわりとして可愛いサビもキュンと来る。特に志希がまた良かったですね、マジでずっと色っぽくて凄い。
これめちゃくちゃ聴きたいと言っていた横の手すりさんの顔を窺ったら、マジで“とんでいっている”顔をしていたので、口の動きだけで「お疲れ様でした」と言ったのち、静かに顔を戻しました。

22.青空エール

晴がいるならこれだろうって感じですよね、曲としてはかなり古い部類らしいですけど、デレステのイベントを経て、満を持しての披露。ボンボンを持って踊りまわるステージングが可愛いしカッコいいしで良かった。きらりもいましたね~、応援するきらり、良い。めちゃくちゃ、良い。

23.バベル

また志希!志希がやってくれましたね。今度は飛鳥と。
2人揃ってたからまあ来るだろうと思ってたけど、正直イベントもできてなくて曲も聴けてなかったんですが、めっちゃめちゃカッコいいですね…。
思い切り飛鳥に寄せた歌詞を、激しい打ち込みの中、志希と飛鳥がクールに歌いこなす。アイドルっていうかもうビジュアル系みたいな感じだけど、それがまた様になるのがこの2人。セリフもめっちゃ決まってて痺れたし、何より最後の振り付けで、手を繋ぐわ、キスかってくらい顔を近づけるわで、そういうの好きってわけじゃないのに「うわ~!」って悲鳴みたいな声が出てしまった。いや、出るだろ。あんな近いんだから。出るんだよな。
飛鳥は最初の感じだと、中二病で自分から浮きに行くような感じだったけど、徐々に周りと絡み出して人間が出てきて、そこにさらに志希っていうヤバいのが来て、さらに人間が浮き彫りにされてくの面白いんですよね。ツッコミ役に回ることで、常識が出る感じ。志希は志希で、何故か面白げに絡んでいって、志希は興味あるもの無いものの差が激しい印象があるから、志希から飛鳥への感情ってのもまた興味深いしで、面白い2人ですよね。
いやー、本当にカッコ良かった。ベストアクト。ベストバベル。

24.Secret Day Break

美波と奏でのユニットの、マジの初披露の新曲でした。まあ、ざわついてましたね。そういうユニットがあるのも新参なので知らなかったけど、一目でヤバい組み合わせっての分かるし、曲がまたカッケー!でした。2人ともめっちゃ歌が上手くて、ハモりのところ、キレイ過ぎて「うっ」ってなった。ライブ的にもかなりアガる曲だったし、じっくり聴いてもう1回観たさ~。

25.Needle Light

去年のNation Blueからの、サイバーグラスとしてサイバーグラスの曲披露、アツかったですね。比奈がメガネをかけて登場したのもめっちゃめちゃアツかった。いや、メガネをかけて出てくるだけで沸く会場の凄さよ。
画面外の柱にメガネが浮かんでくる演出もカッコ良かったし、最後に2人で向き合う振り付け(MCでの話によると、自分たちの発案で途中からそう変えたらしい)も決まっててグッと来ましたね。春菜と比奈っていうのは、メガネをかけてアイドルに変身するのと、メガネを外して変身するのと、方向は違えど、普段の自分からの「ヒロイン願望」みたいなものを持っているという点で似た部分があって、その2人が手を取り合ってライブでバチッと決めてるのはもうアツい、アツいですよね。今日も今日とてアツいばかり言っている。しかも、今回は比奈が「春菜ちゃんの好きなものも好きになろう」と歩み寄って、ユニットとしての結び付きが強くなった末の曲でもあるし、だからステージで2人が目を合わせている姿は、まあ美しかった。美しかったよ。

26.Neo Beautiful Pain

奈緒~~~~!って思ったな。奈緒のこれが大大大好きだから。
マジでめっちゃカッコいいんだよな、ライブで初見で観てもう大好きになってしまった。今回は高い舞台だったせいか振り付けもおとなしめだったけど、キレっキレのダンスに力強いボーカルに、アイドルの曲か?ってくらいの転調からの抜けるようなサビ。これ、めっちゃカッコいんですよ。
あと、今日は全体的にライブでは歌に重点が置かれてるというか、間に寸劇もなかったし、キャラクターはあまり前に出ていなかったんだけど、奈緒が「どこまでも続いた~~~~あああああ!」って後半急に奈緒の素を出してきて心を鷲掴みにされて、そのあと曲終わりで「…ありがと」と呟くから、その心が下に突き落とされました。これなんだよな、この、高ぶってなんか急に可愛くなってしまうのが奈緒なんだよ。最高。最高だった。良過ぎた。

27.メッセージ -Future PicoPico Remix-

ニュージェネ3人でのメッセージ。いやー、これも良かったですね。
リミックスでちょっと曲調が難しいところを、抜群の安定感とコンビネーションで歌うニュージェネが盤石感あって、やっぱこの3人が中心なんだなって思えたというか。「早く放課後になれ」の歌詞も、3人ならではって感じで、より響きましたね。ていうか「世界中」からの「放課後」っていう落とし方良いですよね、自分たちの小さい世界から広い世界へ歌が飛んで行く感じ、アイドル!じゃないですか?アイドル!なんですよね。そうであれ。

28.リトルリドル

リトルリドルまでやるんかい、最高なんかい。
去年めちゃくちゃハマって、そのすぐのライブで聴けてバキバキにアガッたのが記憶に新しいけれど、今回はもうコールも出来上がってて、一体感も上がって楽しかったですね。小梅の代役の森久保のラップも可愛かった。
色んなアイドルの、色んなバースが聴きたいですね。ここまで来ると。

29.スパイスパラダイス

ポジパの曲を、藍子とニュージェネという編成での披露。
カレーメシのイメージが強いっつうか実際カレーメシの曲だからあれなんだけれど、単純に良い曲ですよね、本当にポジパの曲って曲。「ポジティブをあなたに」ってはっきり言っちゃうところとか良い。あと、情熱ファンファンファーレもそうだけど、茜と未央の合間で藍子がスッと強めに出てくるところ、めちゃくちゃ可愛くて好き。いつか3人での披露も観たいところ。

30.無重力シャトル

ムムム無重力シャトル!?って一瞬ユッコになってしまった。
幕張公演のトリで踊り狂った曲がここで?まだ曲もあるはずでは?ていうかタッタは?って色んなことが頭に押し寄せたけど、これがかかったら動かないわけにはいかない、気づいたら「Hi!Hi!」って声を上げてました。だって大好きなんだから、早くカラオケで歌いたいんだから。温かいんだから。テンション上がって今度はクマムシになってしまった。終わりが近いのか?
幕張で染み付いていたから、コールもかなりスムーズに出来たけど「Ho!」のタイミングだけムズかったな、歌詞の合間だから遅れてしまったりした。
激しく体を動かしながら、これ次どうするんだ?って考えたりしていました。全く予想がつかなかった。でも、つくはずがなかった。

31.EZ DO DANCE

突如画面表示に現れた「DJ KOO」の文字。
DJ KOO!!!!!???????
と思ったときには、DJブースにあのDJ KOOがせり上がってきて、マっジで意味が分からなくて、全然意味が分からなくて、頭おかしくなった。
そしていつの間にかEZ DO DANCEが流れてて、あの、TRFのEZ DO DANCEが流れ始めてて、DJ KOOが曲を煽ってて、アイドルが歌い出してて、何で何で何で???と思ってるけど体は自然と反応して踊り出してて、ずっと、本当にずっとずっと意味が分からないままEZ DO DANCEでアガっていました。
マジもんのサプライズ、誰一人予想できるわけもないサプライズを、曲が終わる頃になってやっと理解出来て、そしたらめちゃくちゃわーっと楽しくなって、ドームでマジのDJ KOOのプレイで踊ってる今が楽しくなって、何だよこれ今最高じゃんって思った、その時なのよ

32. Yes! Party time!!

DJ KOOの口から出た「Yes! Party Time!!」の言葉。
それはまさしく、デレマス史上最高の「Yes! Party Time!!」の幕開けでした。
もう理屈とか意味とか理由とかこの先とか、何も考えられなかった。いや、考えなくて良かった。ただ、踊れば良い。本能で感じ取って、今までのライブでも出したことないくらいの声を出して、天に届くくらい手を挙げて、体を動かしました。何故なら、EZ DO DANCEで踊ることによって体が完全に出来上がっていたから。楽しかった。めっちゃめちゃに、はっちゃめちゃに楽しかった。目の前に見えるオレンジ一色の景色。DJ KOOの流す曲とアイドルの歌声によってそれが大きく大きく揺れ動いていく光景。夢みたいだった。人に言ったら夢って言われるかもしれなかった。でも、あまりに現実だった。だって、こんなにも体を動かしている自分がいる。楽しんでいる自分がいる。ずっとずっと楽しかった、ずっとずっと続いて欲しかった。でも、ずっとずっとは続かなかった。本当にあっという間に、濃密な一瞬の連続のあと、曲は終わってしまった。DJ KOOは「アイマス最高!」と叫んで、ドーム中の歓声を受けて帰って行った。惜しかった。まさかアイドルのライブに来て、DJ KOOを惜しむとは思わなかった。でも、本当にそれだった。ありがとうだった。ありがとうしかなかった。最高の時間をありがとうだった。ありがとうって言った。叫んだ。この空間自体にも叫んだ。
DJ KOOの流すYes! Party Time!!で、僕たちは踊ったのだ。本当なんだ。
楽しくて楽しくて、楽しくて泣いていたんだ。本当なんだ。

33.Stage Bye Stage

興奮冷めやらぬまま流れたのはStage Bye Stage。
DJ KOOによって完全に体が温まっていたから、こんな動く曲じゃないだろってくらい動いて、アガって、ここも楽しかったな…。マジで今の、この体なら、どこまでも行ける気がした。永遠に楽しいって思った。
でも、もうライブが終わりってのも分かったし、どこか切ない気持ちでサイリウムを振っている自分もいました。「またね」って言う準備ならもう出来ていた。今年一アツい夜が終わろうとしていた。

34.TRUE COLORS

今日のハイライトがDJ ぴにゃのDJに乗って届けられ、全然休むも無いままアガったあと、大阪のゲスト追加(雪美、りあむ)千枝の曲発表など、怒涛の情報ラッシュによる大熱狂のあと、アンコールはこの曲、TRUE COLORS。
しっとりと流れる曲が先ほどまでの熱量を洗い流すように続き、ああ、今日が終わっていくんだなと改めて受け入れていきました。凄いライブだったと、下に見える折れたUOなどを眺めながら。

35.お願い!シンデレラ

そしてアンコール。一気に押し寄せてくる疲れに負けぬよう、必死にコールを送りました。せっかくの楽しかったライブ、楽しいで終わらないと意味が無い。いまだ瞼に残るDJ KOOの残像を感じながらサイリウムを振り、叫びました。「もう1回!!!!!」そしてライブは終わりました。


「何だったんだ!」ライブ終わり、一体どこにぶつけていいのか分からないエネルギーを、同行者の手すりさんに体当たりすることで発散しながら、頭はまだボーっとしてました。訳が分からなかった。全然分からなかった。
でも、楽しかったことだけははっきりしていた。そこにDJ KOOがいたこともはっきりしていた。混乱する頭のまま、駅に移動し、錯乱する脳みそのまま、打ち上げの店に行き、実家に帰るまでの時間、お酒を飲みました。
そしたら酔ったのか、帰りの電車を間違えて終電を逃し、ギリギリで乗った駅に戻って打ち上げに再合流しました。何をやっているんだ。

打ち上げには、ライブ後に合流したしゅごしゅぎ(大喜利の人。めちゃくちゃ面白いケツを持っていて、ジャスティン・ビーバーにケツだけ認識されている。デレマスではユッコ推し)直泰(大喜利に短歌に小説に、あらゆる表現の分野で高い才能を持つ稀代の表現者。ニーチェの「深淵を覗きこむとき、また深淵をこちらを覗きこんでいる」の“深淵”は直泰のことらしい。デレマスでは日菜子推し)がいて、一緒に感想などを語ったりしました。個人的に、直泰の日菜子愛は本当に凄く、めちゃくちゃ尊敬しているので、もし直泰が失望してしまったらどうしようかと勝手に心配していたので、とりあえず楽しかったそうなのでホッとした。

みんな口々に「こんなのは初めてだ」「何だったんだ」「DJ KOO」と言っていた。本当にそうだった。まず、それだった。でも、アイドルも凄かった、凄かったんだよな、と思い出すように言ったりもした。
全然流れを覚えてないけど、気づいたら「お腹空いたぁ~ん!!!」と何故か誇張し過ぎた周子をやってめちゃくちゃ笑っていたりもした。

そして、とんでもない熱量のまま、一日目は終了していったのでした。


二日目の朝は早かった。
結局行くあてがなかったところを、プーチンと白プーチンさん(大喜利の人。嘘を言う大会によく出ている。昨日も嘘を言う大会に出てからライブに来た。デレマスではフレデリカ推し)の泊まり先に同行し、事なきを得たのだった(ありがとうございます!!!)

昨日本来なら帰るはずだった実家に朝イチで帰り、お墓参り。
時間的にかなり際どかったけれど、前の名古屋公演のとき同様、親に会わないできらりを悲しませたくないという理由で強引に帰りました。僕は絶対にきらりを悲しませたくないという気持ちがとにかく強い。

そして突貫工事的にUターンで戻り、手すりさんらと名古屋駅で合流。
2日目から参戦の電子レンジさん(大喜利の人。深い悲しみに包まれると「ガチャ介」という凶暴な人格が顔を出し、気づいたら真っ白い病室で拘束されているらしい。デレマスでは美穂推し)も東京からやって来て、昨日のライブの話をしたり、今日の展望の話をしたり、電子レンジさんをはちゃめちゃにいじったりしました。
名駅付近が何も無かったので、栄に移動して、そこも混んでいたので、とりあえず入った焼肉屋でご飯をたらふく喰い、時間を見て会場へと移動。
プーチンさんにしゅごしゅぎ、直泰もやってきて歓談。しゅごしゅぎはプーチンさんに物販で買って貰ったユッコのエスパー番長Tシャツをすぐに着用して「何か、強くなった気がする」とフラスタを観に行きました。

時間までまた電子レンジさんをはちゃめちゃいじる。言葉にはしなかったけれど、皆それぞれに昨日のライブを経ての緊張感があって、電子レンジさんをいじることによって落ち着いていたのだと思う。それぐらいの衝撃が一日目にはあった。前回の幕張公演の無重力シャトルが完全にフリになっていたことを考えると、今日何が起こるか分からない。そんな恐怖もあった。
しかし、行くしかない。ライブがあるのだ、行くしかない。
忠臣蔵に討ち入る赤穂浪士の気持ちよろしく覚悟を決め、僕らはドームへと入っていきました。

昨日に引き続き連番の手すりさんと席に着くと、そこは昨日より位置的に下で、ステージをかなり見れるところでテンション上がりました。
さあ心の準備を、というところで場内BGMは上がり「まだ開演時間じゃないのでは…?」と思った先から提供、そしてちひろさんのアナウンス。
異常を感じ取った会場からどよめきが起こる中、ライブがすぐ始まったのでした。始まってしまったのでした。

というわけで2日目のライブ。
初日と重複している曲に関しては省いて、基本的に新しい部分に触れて行く感じでいくので、悪しからずでよろしくお願いします。


3.Dear My Dreamers

ミラーボール・ラブ、Tulipのあとに始まったのはユッキのソロ2曲目。
初見でしたけど、ソロ1曲目の気持ちいいよね一等賞!から正統にカッコよく進化した感じがあってめっちゃ良かったですね。プロ野球中継のオープニング、それこそペルセウスとかみたいなカッコ良さのある曲で、ラララの合唱のところ、途中から加わって歌ったけど楽しかった~。ドームでこそ歌うべき曲だったし、そこで力の限り歌うユッキはカッコ良かった。

4. 空想探査計画

夏樹、雫、そしてきらりによる空想探査計画。
うわー!って思ったんですよね、きらりが星の歌を歌っている、って思って、うわー!って、完っ全に私事でしかないんですが、前の記事でも触れててなんかホントあれなんですけど、今年きらりの誕生日に小説を書いたんですが、それがきらりと星の話で、これは僕の書いた話でしかないんですけど、なんか、きらりが星を見ている、星の下で歌っている、って思ったら、うわー!って、溢れてる来るものがあって、嬉しいのか何なのか、よく分からない感情でいっぱいになっちゃいましたね。いや、嬉しかったんだな。
ドームの星空に向かって歌うきらりは、そんな僕の戯言を通り抜けて美しかった。雫の歌声も雫で良かったし、夏樹は昨日に引き続き歌上手すぎてヤバかったけど、ただただ僕から見たステージできらりがキレイでした。
確かに、僕はきらりと同じ星を見ていた。

7.Can't Stop!!

早苗さんまたソロ!?と思ったら、セクギルでした。セクギルかい。
いや、こんな曲絶対合うじゃんと思ったけど、全く違和感のない仕上がりで面白いくらいでしたね。バブリーなのかどうかは全然分からないけど、セクシーなのかも今更分からないけど、最高の3人。いや、最強と言うべきか。

10.Hotel Moonside

奏とフレデリカによる奏のソロ。名古屋でやるかもしれないと思ってたところで、このユニット。志希とのフレデリカも良かったけど、こっちも良かったですね。こういう本気モードの曲のフレデリカはカッコ良過ぎる。
そして、奏ね。昨日はあんまり前には出てなかったけど、ダテじゃないですね、セクシー、正当にセクシー。唇に手を当てる振り、あんな様になる人もいない。てか、全然気を抜いてたけど、曲もカッコよいな。忘れてたわ。

13.反逆的同一性 -Rebellion Identity-

飛鳥の変な名前のソロ2曲目!
もう何回も何回も言ってるけど、飛鳥のステージング、バリ良過ぎ。
何気にあんまり聴いてなかった曲でしたけど(そんなのばっかですね、申し訳ない)いや、めっちゃ良いですね(そんなのばっかですね、これはデレマスが悪い)飛鳥が飛鳥のままアイドルとして強く歌っている姿がもうカッコいんだ。自分のことをちゃんと理解して、自分が求められていることも理解して、その上で振り切っているのがカッコいいんだ。そんな飛鳥が良いんだ。MCで飛鳥役の青木志貴さんが「ソロ2曲目で、1曲目からの成長を感じながら歌って」と語ってる途中で泣いてしまっていて、そこがまたグッと来ましたね。いつかデレマスの2曲目の価値については記事を書きたいと思っているけれど、1曲目から2曲目の、確かな時間軸の変化やアイドルの成長は本当にアツいものがある。飛鳥も、孤独に憧れて内に籠もろうとしたところから、外に飛び出して光を与えられる存在に駆け上がった。それが、アツくないわけがないんだ。

14.NUDIE★

美嘉のソロ2曲目を莉嘉と唯という組み合わせで。
これまた初見だけど、しっとりと聴かせつつ、セクシーより可愛さの感じる曲で良かったですね。美嘉は最近やたらツッコミに回りがちだけど、やっぱアイドルとして凄いんだよな、何でも出来る、可愛いしセクシーだし、カッコいい。莉嘉との組み合わせなのもアツかったし、唯ちゃんは単独で可愛かった。里奈といい、セクシー周り(?)が最近盛り上がって来てますね。

18.ヴィーナスシンドローム

美波のソロ曲。生では初めてでしたが、いやあ、圧巻ですね。
優等生的なイメージのある美波ですけど、ステージに立つと、そこを何段階も踏み越えた、アイドルとして本物の輝きを持つ歌姫に変わる。歌の力、表情の力、なんかレベルが違うな…って感じでした。マスカレといい、改めて初期ソロ曲の良さに気づけたのも今回良かったですね。

20.もりのくにから

これ、なんですよね。いや、何からどう伝えたらいいんだろうな。
森久保乃々が、めちゃくちゃそこに立って歌っていたんです。
ユニットだったりで今まで見たことはありましたけど、そのどれよりも、どのシーンよりも、森久保乃々だった。乃々が1人で歌っていた。
この曲の解釈も色々あって、例えば一説だと乃々が引退した後の歌っていう話もあって、確かにそう取れなくもない部分もあるんですけど、自分的には、ポエムが好きな森久保が、ポエム的手法、比喩などを使って「森にいた自分」と「今の自分」を歌い、すごく遠まわしにプロデューサーに感謝を告げているんじゃないかと思うんですけど、そんな森久保の「ありがとう」の気持ちが、ステージ上に立って歌う“その人”からもうありありと感じられて、痛いくらいに伝わってきて、本当に一瞬で泣いてしまっていました。
「元気いっぱいではないですけど…」とセリフ調になるところとか、一挙一投足、爪先までが森久保で、曲が始まって終わるまで、ステージに引き込まれて何もできませんでした。泣いて泣いて、サイリウムもうまく振れませんでした。森久保の気持ちで、心が満たされてどうしようもなかった。
そしてまた、曲が本当に良い。「光の速さでつながって伝わる世界」「カエルさんたちに恋の歌が流行る頃」とか、表現一つ一つが綺麗で、森久保が丁寧に書き上げたんだなって思うとまた涙が出たし、遠回しだけれど「あなた」のことを本当に慕っているんだなってのが伝わる言葉にさらに涙が出ました。何を見せられているんだろうと思った。森久保乃々という少女の、長い演劇の一つといっても過言じゃないくらい、その時間には力があった。
これは本当に妄想だけど「ありがとう ありがとう」と手紙の最後にありがとうが続くの、最初は手紙の「ありがとう」で、2つ目は手紙を渡しながら告げている「ありがとう」なんじゃないかってふと思いました。最後にひょっこり降りてきた森久保が、恥ずかしそうに、でも最後はこちらを見つめて口にした「ありがとう」そんな気がしました。森久保に、改めてありがとう。

26.2nd SIDE

奈緒~~~!!!と思ったけど、今度は大所帯だった。
ライブでは初でしたけど、てかこの曲もめちゃくちゃ好きなんですよね、真っ直ぐに奈緒って感じの曲。虹色って歌詞でサイリウムを虹色にするの、話に聞いてただけでさすがに反応はできなかったけど、なかなかの絶景でした。今度は自分も奈緒に虹を見せてあげたいですね。


そして、ここからリトルリドル、スパイスパラダイス、無重力シャトルと続き、2日連続DJ KOOか?いや、スケジュールが?いや、公式で日程が空いていた、てことは…?というざわめきの中、昨日に引き続きDJ KOOが登場。
待ってました!!!とUOを折って立ち上がりました。
もうさ、DJ KOOじゃないと踊れない体になってんのよ。
誰だよ、ってことを思いながら、昨日以上に、昨日の何倍も、今日が最後って知っているから、踊りまくりました。あらん限り手を振りました。
EZ DO DANCE、Yes! Party time!! 昨日の100倍は声を出しました。
めっちゃめちゃ、もう明日なんていらないくらい、楽しかった。
ナゴヤドームが再びオレンジ色の、巨大な塊になっていった。
でも、それもやっぱり終わってしまった。

いや、終わらなかった。

パーティーは、終わらなかった。

YStage Bye Stageが終わり、あとはDJタイムとアンコールだけだと思った。いや、だけ、だった。でも、その“だけ”が違った。

DJタイムで競り上がってきたのはぴにゃじゃなく、DJ KOOだった。

そして、DJ KOOによって始まるDJタイム。
今日を盛り上げてくれた楽曲が、DJ KOOの手によって蘇っていく。
間違いなく今日一番の熱量がドームを包んでいく。
再びオレンジ色の一つの塊になっていくナゴヤドーム。

DJ KOOはさらに告げる「TRF Mix!」

CRAZY GONNA CRAZY
survival dAnce ~no no cry more~

90年代を彩ったTKサウンドが場内を盛りに盛り上げる。
本当に、今何を見ているんだろうと思った。
楽し過ぎて、幸せ過ぎて、踊りながら泣いていた。
今この瞬間を、絶対に忘れないと思った。

オレンジ色のアリーナ席
DJ KOO
痛いほど握ったサイリウム
熱い涙
弾け飛ぶ手すり野郎


そしてDJ KOOは最後の最後にミラーボール・ラブを流し、会場をデレマスににして去っていった。まるで「お返しします」とでも言うように、何も語らず消えていった。

デレマスに戻った空間でアンコールを観終え、僅かにオレンジの色の残ったUOを見ながら、心の中はまるでそこから映ったようにオレンジ色になっていました。熱く熱く、それは滾っていた。滾って滾って
「ありがとう!!!!!!!」
気づいたら僕は叫んでいた。
初めてライブでこんなに声を出していた。だって本当に思ったから。
ありがとうと、何度も何度も叫んでいた。

最高を、はつけなくても良かった。
そんなものは当たり前だから。


今日解禁の新情報では、ソロ曲の発売に始まり、デジモンコラボ、そして何よりスピンオフアニメで梨沙に声がつくというとんでもないニュースまで飛び出し、DJ KOOどころではなかった人もいたことでしょう。
(実際、羊狩りさんはそのあと泣き腫らした目で打ち上げに現れていた。おめでとうございます。頑張りましたね)

昨日に引き続き短い打ち上げを終え、ぎゅうぎゅう詰めの新幹線に乗って、流人さんと感想を語りながら名古屋から東京へ、夢から現実へと帰って行きました。戻って行ってしまうのか、また現実と対峙するのか。
いや、ライブも間違いなくも現実だった。だから、大丈夫な気もした。

最後にDJ KOOの感想で終わってしまったのはデレマスのライブレポとしてどうなんだって思いますけど、アイドルのライブが最高の最高に良かったから、その上でDJ KOOが最高に盛り上がったのは間違いないし、本当にどこをどう取っても最高な2日間でした。最高の名古屋だった。
当日まで現実感が無く、全く展望も抱いてなかったけれど、蓋を開けてみれば、本当の本当に来て大成功だった、あの日あのドームで、あのライブを観れたこと、これから誇りに思えます。絶対、忘れられない光景でした。

間のMCで声優の人がたくさん泣いていたのも印象的でした。
晴役の小市眞琴さんが、梨沙の件を受けて「私のとっても大切な女の子に…」と声を詰まらせたシーンなどもありました。
改めて、こういう一人一人の気持ちで支えられているコンテンツなんだと思うし、現在進行形で、ずっとずっと、先へと進んでいる、本当に物語性の強いコンテンツで、そこに焦がれてやまないんだとも思います。
まだ次がある。まだ、次を見ることが出来るかもしれない。
ライブとしても、サプライズというレベルを遥かに超えた演出もあって、まだまだ、アイマスっていうのは侮れない、ヤバいやつだなって感じです。
結局、幕張が1日目のフリに、名古屋の1日目が2日目のフリになっていることに終わったあと気づいて愕然としました。ってことは次はどうなってしまうんだって思ったけど、もはや予想は意味を持たないのかもしれません。

大阪は、おそらくLVにはなると思いますが、確かめには行きたいですね。
最高が、そこには絶対あるから。
最高を、絶対にこの目で見たいから。


安らぎが欲しかった 誇れる場所が欲しかった
だけど大切なのは あなたとあの日 出会えたことね
(BOY MEETS GIRL/TRF)

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