RaspberryPi 3B+にCentOS7をインストールした。

はじめに

Raspberry Pi 3B+ にCentOS7をインストールした記録になります。

インストール環境

・RaspberryPi 3B+
・CentOS7 (armhfp)
・Mac(Big Sur : 11.2.3)

1. OSインストール

まずはイメージファイルを下記からダウンロードします。
今回利用するイメージファイルはこちら↓になります。
「CentOS-Userland-7-armv7hl-RaspberryPI-Minimal-4-2009-sda.raw.xz」

ダウンロードが完了したら、microSDカードをPCに接続します。
インストールする前には、対象のmicroSDカードをアンマウントします。こちらを実行しないと書き込み処理ができません。
!!注意!!
環境によってmicroSDカードのパスは変わるので、自分の環境にあったパスを設定してください。

$ diskutil unmountDisk /dev/disk4
Unmount of all volumes on disk4 was successful

アンマウントが完了したら、インストールを行います。

$ xzcat ./Downloads/CentOS-Userland-7-armv7hl-RaspberryPI-Minimal-4-2009-sda.raw.xz | sudo dd of=/dev/rdisk4 bs=1m
0+41793 records in
0+41793 records out
2738880512 bytes transferred in 679.494598 secs (4030761 bytes/sec)

インストールが完了したので、SSHを利用してログインします。CentOS7は、SSHが有効になっているので便利です。

インストール時は有線LANのみ接続が可能となっています。IPアドレスはDHCPとなっているので自環境で対象のIPを探せるようにしておきます。

デフォルトのユーザー、パスワードは下記になっています。
USER:root
PASSWORD:centos

$ ssh root@192.168.13.3
root@192.168.13.3's password:


root# cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.9.2009 (AltArch)

2. Wifiアクセス出来るようにする

今後SSH接続するネットワークとしてWifiを利用したいので設定していきます。

始めに接続するWifiを検索します。

root# nmcli d wifi
IN-USE  SSID       MODE    CHAN  RATE        SIGNAL  BARS  SECURITY
        LAB-WIFI   インフラ  48    135 Mbit/s  100     ▂▄▆█  WPA2

接続するWifiが見つかったら、下記のコマンドにて接続します。

root# nmcli d wifi connect ${SSID} password ${PASSWORD}
デバイス 'wlan0''xxxxxxx' で正常にアクティベートされました。

これで任意のWiFiに接続することができました。
最後に接続するIPアドレスを固定にします。
nmcli, nmtui といったやり方がありますが、今回は直接ifcfgファイルに設定内容を追加します。

root# cd /etc/sysconfig/network-scripts/
root# vi ifcfg-${SSID}
---
BOOTPROTO=static # --> dhcpから変更する。
IPADDR="192.168.0.222"
NETMASK="255.255.255.0"
GATEWAY="192.168.0.1"
---

ファイルの設定変更後、再起動を行い設定したIPアドレスにSSHアクセスできれば完了です。

root# reboot

$ ssh root@192.168.0.222

おわりに

CentOS7のインストールとWifi経由でSSHの利用が出来るようになりました。

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