文鳥部長はカレンダーを変身させる

本格的に寒くなってきまして、ほぼ毎日二度寝してしまっております。一度起きても土下座する体勢で寝てしまうので、毎朝油断できません…(=_=)→<(_ _)>ZZZ…

今回はオリジナルお題の詩を4編、言葉の添え木様のお題で作った詩を1編お送りいたします。

カレンダーを6月に変身させる

その音は雷鳴のメロディ
上旬限定のサウンドで
下旬までまっ逆さまさ

カレンダーを7月に変身させる
そのメロディはどんな音だろ
なんか気になる
それだけで十分
12月まで潜っていけますとも
1月には頂上で集まりましょう
そしてまた
カレンダーを変身させよう

タンポポのそよ風

タンポポの綿毛は泣けない
涙の分だけ重くなって
風のバスに乗れなくなってしまうから

ワレワレハ、タンポポ

バス乗り場のベンチで落涙
仲間たちを見送りながら
震える声で必死にふざけた

泣き虫タンポポの綿毛
動ける範囲内で見つけた場所で
そよ風、始めました

文鳥部長

文鳥部長は羽づくろい
伝書鳩から電報が
朝のさえずり体操は忘れずに

文鳥部長のくちばしピンク
フラミンゴ課長とおしゃれ対決
夜は羽ばたき背伸びして

お疲れさまと鳴き合って
憩いの巣へと帰ります
ちょっぴりかさつく
あたたかな両手の中へと

たまねぎ

たまねぎになることが怖かった
一つの塊として
できるだけ静かに息を繋ぐ
そんな芸当ができるのだと信じて
信楽焼のたぬきのふりして
 
守り守られる、たまねぎ
弱さと強さの無限重奏
境目を静かに反復横飛び
今は一つのたまねぎとして
甘さが全体に回っていくと信じて

Restart（言葉の添え木様のお題）

リスタートする香りはライチ
また燃えて傷つく覚悟をしたね

燃えて果実になる所存
何者にもならずに健やかに在りたい
その心は
終わりよければライフよし

リスタートする香りはライチ
立ちすくむ日々を挟んで

またスタート、リスタート