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東洋経済の業界地図から気になる会社探し 42電子部品➁

前回に引き続き電子部品5社です。

日東電工【6988】売上9,000億円 営業利益1,400億円
キーエンス【6861】売上9,000億円 営業利益4,900億円
アルプスアルパイン【6770】売上9,000億円 営業利益300億円
オムロン【6645】売上8,000億円 営業利益1,000億円
ローム【6963】売上5,000億円 営業利益900億円

※この業界はどこも統合報告書を本当に丁寧に作られています。

まずは日東電工から

https://www.nitto.com/jp/ja/sustainability/report/


1990年・2015年あたりに大きな転機があったようです。


戦災で東京から大阪移転、オイルショックなどを経て多角化を進めて来たようです。
Global  Niche Topのお手本企業ともされています。


HumanとPlanet Flags・・・良いワード(下記が詳細です)

https://www.nitto.com/jp/ja/sustainability/infocus/flags/


未財務を財務へ・・・言葉をたくさん生み出す会社様です


役員は生え抜きの方のようです


株式の保有比率が機関と外国法人で80%強

続いてキーエンスです。


English!!


Net Salesが売上、Operating incomeが営業利益、Net incomeが経常利益

日本の統合報告書と違い、図や写真は少なく文字がたくさん並びます。


商品紹介のページ 日本の会社とは思えない


アフリカ・オセアニア以外には全て展開されています。

続いてアルプスアルパインです。


統合報告書 発行人って面白い表現。意外に他社はないです。


アルプス電気とアルパインの成り立ちを初めて知りました。


生物進化図みたいです


コンシューマー・・・?


年間2,000億円の投資


役員はアルプス3人、アルパイン1人

オムロンを見ていきます。

https://www.omron.com/jp/ja/ir/irlib/pdfs/ar23j/OMRON_Integrated_Report_2023_jp_A4.pdf


表紙がなんだかオールスターみたいです。


オムロンと言えばSINIC理論


SINIC理論をベースにした製品①


SINIC理論をベースにした製品➁


各社も共通の課題が綺麗にまとまっています


「近未来デザイン」
世はまさにコネクテッド時代


本社セグメントという新カテゴリー


中国依存度が結構高いですね


機器会社からサービス提供会社へ


工場の健康+人の健康


X軸の入力、Y軸の出力、そしてZ軸の制御


CVCからの投資会社


オムロンのリーダー候補 人材バンク

・・・みっちり書かれていますが、長い・・・
とはいえかなり具体例が多く、投資家向けよりも顧客向け資料にもなる気がします。


凄いタイトル


現在の役員の多くは立石電機時代からのメンバーのようです。

オムロンは総ページ146ページという長編大作でした。

最後にロームです。


最近は何でもQRコードで情報に飛べます


自動車・産業機器・民生機器で80%


1990年から急激な拡大になっています


意外にも?国内売上が大きいです。


主力のパワー半導体の爆発的な需要を見込んでいます。


ところどころに「世界シェアが何%か?」という言葉が飛び交います。


耳が痛い 開発方針「面白いや新しい」ではない


役員は生え抜きのようです。

電子製品はとても丁寧な統合報告書が多い印象を受けました。

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