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あなたの腕のシビレ、原因はどこから?

腕や手のしびれ、力が入りにくいなどの症状にお困りではありませんか?
いきなり核心から入りますが、しびれの原因というと、大きく分けて
1、血流
2、神経
のどちらか。
病院で診療してもらって原因は「くびじゃないかな」と言われるのは、頚椎の下部から神経が枝分かれし、腕に伸びているので、くび部分で腕に伸びている神経の根本が圧迫されているのではないか、という意味なんですね。

血流が原因の場合は、正座した後の足のしびれに似たしびれ感があります。
例えば、「腕を体の下敷きにしてぐっすり寝てしまい、起きたら腕がぐにゃぐにゃな感覚になっていた、自分の意思で動かせないようになっていた」なんて経験はありませんか?
そこまで行くことは稀かもしれませんが、変な寝方をしてしまって腕が痺れた経験をされたことはあるかもしれませんね。なので感覚としてはイメージがつきやすいと思います。


神経が原因の場合は、ピリピリ刺すような感じがあったり、力が入りにくいとか、重い感じがあったり、触ると暖かいのに冷たい感覚がするとか、電気が走るようなしびれ感や痛みが特徴です。

では、その治し方はどうしたらいいか?

血流が悪く痺れが出ている場合の対応


まず、血流の方に関していえば、マッサージや整体で問題なくなります。
腕自体ももちろん大切ですが、鎖骨周りの血流をいかに良くするかがポイントですね!
なぜかというと、腕の血流は「心臓から鎖骨と肋骨の隙間を通り抜けた血管から流れているから」なんですね。

この部分の血流が原因の症状には名前がついていて、「胸郭出口症候群」と言われています。
ちなみに、これは私の得意分野なのですが、この鎖骨と肋骨のすきまが狭くなってしまい、血管を圧迫している原因の1つとして、「首の歪み」があります。
正確には、首のすぐ下にある胸椎の歪みなのですが。
なぜそれが腕の痺れにつながるのかをご説明すると・・・
胸椎にはご存じのとおり、肋骨がついています。
肋骨は胸椎の突起から体前面の胸骨に向かって伸びているわけですが、
歪みがでることにより、この肋骨も押し出されてしまい、腕への血管の通り道となる「鎖骨と肋骨のすきま」が狭くなってしまうことがあるのです。
そして、それだけ歪んでいると大概その周りの筋肉も縮んで凝り固まっているので、余計に血管を圧迫し、腕の痺れを助長することになってしまうわけですね。

ちなみに、病院勤務の看護師さんが腕の痺れでお医者様にみていただいたところ、その方はたまたま肋骨が通常より1本多かったそうで、そのせいじゃないか、と言われ諦めていたそうです。
肋骨が多いので、確かに肋骨と鎖骨の間は通常より狭くなりやすい状態ではありますが、歪みを正して鎖骨周りの筋肉を緩めてあげることで無事に腕の痺れは無くなりました。
よかった。
頚椎が1本多い、とか腰椎が1本多い、とか肋骨が1本多い、とか。意外といらっしゃる。

神経が原因のしびれとその種類


さて、厄介なのは「神経」の方ですね・・・
首はとても繊細な部分なので、よほどでないと手術なんてことにはなりません。
何より本人が「生きていくのに我慢ならない程」ひどい状態でお医者様にお願いするかどうかが分かれ道なの…かなぁ。
それも画像診断で明らかに首の神経痕が圧迫を受けている状態なら、ですね。
一番わかりやすいのがヘルニアだと思いますが、ヘルニアの場合簡単にできる自己診断は座位または立位で顔だけを天井に向けた時に腕や手の痺れが強くなったり、電気が走るような強い痛みがあるかどうか、でしょうか。(あくまで目安)
ちなみに、顔を上に向けて背中が痛む、というのはまた別件。

ヘルニアの有無で必ず手術になるかというと、そうではありません。
先述したように、ご本人次第なところが大きいのではないでしょうか。
小さいヘルニアなら自然となくなる事例もありますからね。
とはいえ、ヘルニアがあるかないか、知っておくというのは大事。
安心のためにも、検査を受けておくというのはいいことだと思うのです。

神経が原因となる腕や手のしびれにもいくつか分岐があって。
頚椎の狭窄による神経の圧迫、頚椎ヘルニア、頚椎の歪みによる神経の圧迫。これらは神経の根本側(脊髄の近く)ですが、血流が悪くなっていたり、過酷な使用、または極度のストレスによる体内の炎症によって抹消神経に微細な傷がついてピリピリした痛みが出たりすることもあります。(皮膚表面がピリピリするのは別件)

末梢神経の傷付きからくる痺れの対処方法


これは、まず血流を良くすること。(血液が健康であることが大前提!)
先述した鎖骨周りの血流を良くすることはもちろん、その先、腕部分の血管周囲もマッサージしてあげること。
微細な傷でも、神経の傷が修復されるのには時間がかかります。
1ヶ月〜3ヶ月は気長に変化の様子を見てあげることが肝要ですね。
そして、傷ついたを取り除けるものなら取り除きたい。体内の炎症を減らす事ができそうなら、是非減らしていただきたい。
生姜の成分には炎症を抑える成分が入っていますし、手っ取り早いのはCBD(カンナビノール)入りのクリームやオイル、またはコパイバマリマリを塗布する事でしょうか。消炎作用のある成分が入っているので、痛みを抑えてくれますし、末梢神経の傷が回復するのを助けてくれる事でしょう。

首が原因で神経を圧迫しているかどうかを見極める方法

これが一番厄介ですね・・・
でも、見極めだけなら簡単。
ちなみに、ヘルニアの場合は上体が起きてる時間が伸びれば伸びるほど、症状が重くなりがち。仕事してても、家事をしてても、ソファに座ってTVを見てても。
要は重力がかかってどんどん椎間が狭くなるにつれて、神経の圧迫が強まり、症状が出やすくなる。
逆に、重力から解放してあげる(わかりやすいのは仰臥位とか。要は寝る事。)と腕や手の痺れ・違和感・痛みが楽になります。
椎間狭窄もそうだけど、ヘルニアの方がより顕著じゃな気がします。
狭窄で神経を圧迫している場合は、首を伸ばしてみれば楽になります。
自分で試すときは、仰臥位(仰向け)に寝て、頭蓋骨を固定した状態で、お尻からミノムシのように足元に向かって体を引き下げていきます。
頭蓋骨が一緒に下に行かないように、しっかり手を使って固定。(できれば誰かに固定していてもらうと、腕や手のしびれの変化を観察しやすいです。ただ、その場合はお相手に首を無理に引っ張ってもらわないこと。あくまで固定してもらい、程度は自分でコントロールできるようにして、無理なく進めましょう。)
あくまで、これはチェック。この状態で腕や手のしびれが楽になっていれば原因は首の歪みや狭窄による神経の圧迫だと考えて差し支えないでしょう。
ちなみに、枕のない状態や枕が低い状態で仰臥位になった時に、仰臥位になっただけで背中(肩甲骨の背骨寄り)や肩に痛みがでるのはまた別件。

首の歪みを自分で正すのは正直難しいです。そして命に関わるほど大事な部位なので、無理をしないようにしてほしいです(ゴキゴキ首を自分で適当に鳴らすのはだめ、絶対。)
ただ、首回り、肋骨周り、鎖骨まわりの筋肉を緩めてあげたり、頭頂部や側頭部をマッサージするだけでも少し楽になるはず。
そんな時は、是非CBD(カンナビノール)を含有したクリームやバーム、オイルをお供にしてくださいね。
それだけでただマッサージするのとは全然違うと思いますので!

こうやって細かくチェックしていくと、同じ腕や手の痺れだけでもかなり違いがありますよね。
原因が違えば対処も違いますし、違う対処方法をしていてはいつまで経ってものぞむ変化を得られません。

自分の体は自分で管理する。
時代は「personal health record」
元気に長生きしましょう!٩( 'ω' )و

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上記のチェックで全く変化がないよ、という肩は、是非病院の受診をお勧めいたします。
私はくび肩の痛み専門の整体師をしていて、初めてのお客様は事前にお電話で症状について聞かせていただいています。その中で、稀にまずは一度病院で検査されることをお勧めしている事があります。
それでも病院へ行くのを嫌がり、一度でいいからみてもらいたいと言われ、初診をすることがあるのですが、初診をしてみてもやはり、病院をお勧めする事があります。
ある日、同じ流れで病院をお勧めした方からLINEのメッセージがありました。
「猫先生のおっしゃる通り、脳腫瘍がありました。手術を無事済ませ、今では普通に生活できています。病院へ行ってよかったです。ありがとうございます。」といった内容でした。
自分は大丈夫、とかそんなに大した症状じゃないはずだ、と病院へ行くことを忌避される方もおられますが、何事もなければ安心代(心配し続けるストレスは減りますね!)という事でいいではないですか。もし、この方が頑なに病院へ行かず、脳腫瘍が手術できない程までになっていたらと思うと、ゾッとします。急がば回れ。病院も大事。

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