PET検査を受けてきた(心の記録)

今日はPET検査を受けた。
朝から何も食べず病院まで行く。天気がいいのに祖母が駅まで車で送ってくれた。バスは通学の高校生で満杯で、「高校生若くて可愛いな」って10代なら絶対に思わなかったことを思って老いを感じた。

病院について流れるように自動受付マシンで院内案内タブレットをもらい地下の放射線科まで向かう。予約済みだと待ち時間がなくて良い。

トイレを済ました頃に呼び出しを受け、原発のイメージでしかなかったあの黄色いマークがプリントされたスリッパを履いて検査の部屋に向かう。いや、怖いわ。おそらく医者じゃなくて看護師。年配の看護師に血糖値を測られ、針をさされる。薬を注入されるときには1人医者が来て指差し確認と私の本人確認をして去った。忙しくて大変やな。
わたしは注射が苦手すぎて針がささるのも見たくなくて顔を逸らして歯を食いしばっていた。針はまだいい。変な液体を注入されるのがめちゃくちゃ嫌だった。看護師さんに「大丈夫?」と聞かれ、「血を抜くのは経験あるんですけど、何かを入れられるのは初めてでちょっと怖いです」と眉間に皺を寄せて答えた。放射線を含む薬らしくてそんなものを体に入れるなんて恐ろしくてたまらん。高価な薬ときいていたがめちゃくちゃ微量でびっくりした。保険が効いても検査費3万円近く。この先入院含めてどれくらいお金がかかるんだろう。
2分ほどで薬を入れ終わり、針を抜いて待機室で1時間ほど休んだ。スマホも本もダメなので寝るしかなかった。

寝ている間変な夢を見た。高層ビル大の巨大赤ちゃんが青い液体の中で生かされている博物館に行く。とても嫌な感じがして一緒にきた友達に逃げようと声をかけるとハッとみんな正気に戻った。よくみると赤ちゃんは死んで水も腐っている。霊的な嫌な感じで心がいっぱいでとにかく早くその場を離れたかった。

起きたら寝ぼけ眼でCTルームに通される。機械に通されて30分かけて撮影されるがめちゃくちゃ眠くて息どめのタイミングを逃さないために必死で意識を保っていたが基本的に体はほとんど寝ていて終始口がぽっかり空いた状態だった。CT写真で開いた口がバレないか心配だ。機械はどうなってるかわからないが静かに音を立ててぐわんぐわん内側で何かが回っていた。完全に寝落ちした頃に検査終了。また1時間安静にするためにあったかい部屋で待機したのち検査は終了した。
わたしの知識では理解できないよくわからないことを体にほどこされて本当にストレスだった。ブドウ糖の代謝を写真で見るということしかわからない。この検査が本当に必要だったのかも。
家に帰って5時間も寝た。晩御飯正直いらなかったがおばあちゃんが心配するので食べた。

次回は造影C Tだ。早く結果が知りたい。

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