銀河のにゃんこ


INFINITY(2023.10) 

昨年・一昨年と立て続けに大切にしていた猫が亡くなりました。
「肉体との別れのあと、彼らは天国に行った」
そう思っていました。でもそれは半分あってるようで、半分違いました。
写真や動画を見れば、会いたい。愛おしい。モフりたい、抱っこしたい…と思う時はもちろんあります。子どもさんと死別した方や、同じく動物との別れを迎えた方の話を聞くだけで人ごとじゃないし、胸が苦しくて涙が溢れます。

でもどうしても…
そんな感情的な部分とは別に、どうしても私の頭の中の世界では、彼らは日常生活を送り成長し続けているのが、映画のように、映像で見えるし音にならない音で聞こえていて、あれ?もしかして…もう会えないし遠くに行ってしまったことは確かだけど、生きてる??
多分これからも、彼らは生まれなければ死ぬこともないのかも。
これからも黒糖やちくわの物語は各々続いているんだ。
そう思えたら、まったく寂しくなくなりました。

ぽかぽか暖かくて青空がキレイな日に黒猫の黒糖くんを、空気澄んでる月のキレイな静かな日にちくわを、感じました。
はたから見たら、妄想で整理をつけてペットロスから立ち直った人。
だけどね…
私の世界の中では、ただそれがとっても平和な現実です。
そしてそれが絵になりました。
これを描き終えたのが、昨年10月ごろ。
私の中にいる彼らの現在を描きました。
2匹一緒にいるのかなと思ったけど、違った。そして、黒猫=夜・月のイメージなのに…違った。それが彼らのメッセージなのかもしれません。


F10号サイズなので今までの中では一番大きな絵です。3月、お台場のニッコーホテルのフラワーガーデン展にこちらのキャンバスアートを出展します。近くでじっくり見てもらえたら嬉しいな。

2024年3/16日(土)~3/20日(祝)

第8回フラワーガーデン展

グランドニッコー東京台場 ギャラリー21


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