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4月から教壇に立つあなたへ(ドライなお話)


4月から教壇に立つあなたへ、教員歴10年以上たってしまった猫先生が
この過酷な教育現場を乗り切れるハウツーを話します。
気軽に読んでください。
ちなみに私は小学校教員です(現在6年生担任)

期待しない

と書きつつも期待しちゃうんですけどね(苦笑)。
「これ何回言ったっけ」がマジで本当に数えきれないくらいあります。
もういいや。と思いつつも、明日になるとまた言ってます(笑)。
しつこい・・・。でも効果なし。なんて毎回毎回な事です。
だから期待しないことが大事です。

人は簡単に変わらない

私はスマホの意味ない見すぎはやめよう
ランニングしよう
とかいろいろ思うんですが、面倒だな、疲れたなと言い訳をつけて逃げることが多々あります。
決意はできても簡単に人は変われません。
(脳がそのようにできているとか話を聞いたりします)
子供も同じ。提出物出して。手を挙げることが大事。そんなことを言って「はい」とその時はいってくれてもそんな簡単に響きませんし、変わりません。

小学校は縛れない

私は中学校勤務経験もありますが、荒れる子供がいたら「テストは」「成績は」と言って行動を抑制することができました。
でも小学校にそのような縛りは一切ありません。成績なんてどうだっていい。今さえよければいい。という子供が一定数います。
つまり、何かで縛ることができないということです。
小学校で好き放題していた子供が公立中学校へ行ったらおとなしくなった。小学校なんて・・・。という中学校の先生もいますが、戦える武器を中学校の先生が多く持っているだけです。
小学校は武器は0に近いと言っていいでしょう。
(中学校批判ではありません)

子供の人生のほんの一部に関わっている

だから、その1年間や2年間で子供をどうにかしようと思わないことです。
私は小学校のことをほとんど覚えていません。小学校の経験があったから、今があるなんて一度も思ったことありません。
卒業したらもう関係ないんです。あなたの子供ではないのですから。

合わない子供は絶対存在する

今の私の学級は安定していて、子供からも保護者からも評価は高い方だと思います。そんな中でも学級に対してマイナスイメージを持つ人は一定数います。全ての子供に好かれるなんて無理です。絶対に。
自分に合わない子供がいるように、先生に合わない子供がいることを念頭に置くと楽になります。
「先生が嫌だから学校に行きたくない。うちのクラスだけ厳しい。」と言われたことがあります。保護者には「ごめんなさい。」と言われました。でも、そこで「なんで」「分かってくれ」と張り合っても何も生まれません。
「大人ですから私がそこは引きます。」と話して最低限の話をして関係を保ちました。挨拶すらされなかったです。でもそれでいい。と割り切りました。

ここまで読んでいただいた方がもしいたら、なんてドライなの。と思うかもしれません。小学校って厳しい。と思われる方もいますよね。
ドライです。でも熱い部分もあります。ここは譲れない。ここは絶対。という部分もあります。
今回はドライな部分のみ書きましたが、そうでない部分も今後書いていきます。もし興味があればまた読んでくださいね。





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