見出し画像

保護猫の譲渡とは

私たち「ねこの里親会 川口」の譲渡会に参加する猫は
①野良猫が産んだ仔猫(母猫たちはTNR)
②遺棄された猫
③飼育放棄された猫
が主となります。最近はブランド猫と呼ばれる血統書付きであったろう猫の遺棄、飼育放棄も増えており、たまに譲渡会にも並ぶことがあります。

私たちは団体の規模も考慮して、いわゆるブリーダー崩壊の保護や下請けはしておりません。こうした猫を保護することに対しても様々な考えがあり、保護というより、悪徳ブリーダーの手助けになっているだけ、保護を語った儲け主義などという意見もあります。
また、こうしたブリーダー崩壊の猫たちは劣悪な環境下におり、心身ボロボロのことが多く、外にいる猫たちの方が健康的ということも少なくないのです。

ブリーダー崩壊からやってきた猫たちの譲渡会を見たことがあります。
なぜ、やせ細ったままなのか? 
ケアはしていないのか?
右から左に横流ししているだけなのか?
心身ともボロボロの子を、同情を買うためだけに、人寄せパンダのように並べているだけではないのかと、不安な気持ちになりました。
さらにひどい所は通常の譲渡費用より2倍近い値段で譲渡しています。
もっとひどい所は耳カットが入っており、TNRの猫として助成金を受けている疑惑もあります。これが保護団体なのかと絶句することもありました。

行き場のない猫を保護し、新たな猫生に導くことについて疑問はありません。
ただ、保護とは譲渡とはなんだろうと疑問に思うわけなのです。

動物愛護法改正によって崩壊するブリーダーはさらに増え続けるでしょう。
そしてこのこぼれ落ちてくるものでさらに儲けようとする下請け愛護というものがいることも知ってほしいと思っています。

写真は東本郷で保護したラグドール?
目が青いので純血種かと思いますが、それはきっとわからない。
現在、シャーシャーの激オコぷんぷん丸です。
長毛猫は外では暮らせないので、しばらくお付き合いいただきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?