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【ハンドメイド】委託販売していた時の話(売り方メモ)


私は自分の店を持つ2〜3年前に、
同県内のハンドメイドショップで委託販売をしていた。


その委託販売先は地下鉄駅に近い場所にあるお店で、
イベントやワークショップも定期的に行っており、
リピーター客やお店自体のファンもたくさんいるお店だった。


そのぶん、取り扱い作家数がとても多く、
全国的に人気な作家さん商品から
地元の主婦作家の方まで幅広くお取り扱いがあった。



私は当時はminneとそのお店での委託販売のみをやっていた。
月の売り上げにしたら、
ばらつきがあるものの3:7くらいで
委託の方がまとまった売り上げが出てたと思う。


出店料3,000円(毎月)と手数料30%、
郵送時や作品返品時の送料が作家負担になるので
できるだけ作品数を多く作り、売り切りたい。



そこで、私が売るためにやったことは・・・


①在庫確認を自分で行い、新作と補充分のバランスを考えて納品した。
(委託先から販売記録の連絡が毎月あるので、売れた商品の品番と手元の納品書をチェックして今委託先にどの商品が残っているのかを把握するようにした。作品を用意するときに作戦立てやすい。)

②お客さんからのリクエストにはできるだけ応えた。
(リクエストはそんなに多くはなかったので、できるかぎり応えるようにしてました。)

③時々お店に伺い、直接納品したり他にどんな作家さんや作品があるか調べた。
(委託先の店主さんと話したり、他の作家さん作品を眺めたりお買い物するのはリフレッシュにもなるし、良い刺激になります。)

④お店自体の客層や、常連さんの趣向をなんとなく把握して、
気に入ってくれそうな作品を考えて制作した。
(自分と感性が似てる、「可愛いもの好き」のお客様が多い委託先だったので
こういうの作ったら喜んでくれるんじゃないかな?というイメージを立てやすかった。)


・・・他にもお店側のイベントに参加したり、作家さんやお客さんと関わる機会があったらできるだけ参加するようにしたことが、自分の作品のファンを増やすことに繋がったと感じている。


実際、このお店での委託販売を終えて
今の移住先で自分の店を初めてから

「〇〇さんで委託販売してましたよね?」
「〇〇であなたの作品お迎えしたことあります〜!」

というお客様に出会うことがあり、
びっくりしたし、
何より「覚えててもらってたんだ・・!」ということが嬉しかった。


委託販売は手数料もかかるし、
材料費や郵送費などを引いたら
利益は少ないと思う。

もちろん利益が出るよう計算した上で
戦略的に納品・販売を続けることができたら
ハンドメイド販売としては成功になるだろうけど、



それがなかなか難しい。




手数料等の経費以上の売上が出なくて
焦った経験がある作家さんもいると思う。


でも、

その委託先を通して
お客さんに自分の作品を届けることができること、
お迎えしたお客さんの心に残る作品や
お迎えしたお客さんが日常的に使ってくれる作品を
一つでも二つでも作りだせたら、

そのお店で委託販売をしている意味は十分に果たせているのだと私は思う。


委託販売をする!と自分で決めて、行動に移さなかったら
お客さんにあなたの作品は届かなかったのだ。


偉そうなことは言えないのだが、
今現在、ハンドメイド雑貨店などで委託販売をされてる作家さんは
ぜひ、
委託先のお店でお客さんが
自分の作品を手にとって
気に入ってお迎えしてくれているところをイメージしてみてほしい。

出会えなかったはずのお客さんが
自分の作品に一目惚れをして
お迎えしてくださる、その瞬間。


お客さんも、自分も
「嬉しい。」



利益を出さなきゃ!作品を急いで作らなきゃ!と焦った時に、
初心を思い出したいな・・
と思い、記事にしたためてみました。



迷える誰かの心に届いたら。








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