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はじめまして土庫澄子です

名前はトクラスミコと読みます 土庫は全国でもめずらしい姓で奈良県の大和高田市には土庫という地名があり「どんご」と読むそうです 父の話では浄土真宗のお坊さんだった父方の祖父は奈良の大和高田に知り合いがいるといってはよく出かけていたそうで調べれば古い縁があるのかもしれません 

私はお坊さんではありませんが大学ではなぜか惹かれて哲学や法学を勉強し、大学院で法哲学を研究していた時期には縁あって印度哲学をかじり禅に触れました 印哲の教学は奥が深すぎて帰り道がみつからなくなる(→お坊さんになってしまう)かもと思い聞法に徹しました 易行の道ですね

学業のあと縁あって足掛け8年あまり消費者行政の仕事をしました PL法(製造物責任法)の担当者になってみたり、消費者行政の企画立案をやったあげく消費者庁創設の企画立案に関わったり、出来上がった消費者庁では消費者事故調査の担当もしました 折々の海外調査は旅行会社の事務員になったような気分でした 

行政の現場は東京・本郷の伝統ある研究室で静かに暮らしていた頃からはまるで想像できないほど波乱万丈、日々刻々変動の日々でした 分厚いカーテンの向こう側にあるとばかり思っていた国の行政との縁は素晴らしいものだったと思います

役所を離れてフリーになってからは、役所の上司に教えてもらった米国のPL法ケースブックのような本を作りたいと思い「逐条講義  製造物責任法」を書きました www.keisoshobo.co.jp/author/a75014.html

無名の私がなんの依頼もなくいきなり書こうというこの本が無事に世に出たのは一にも二にも編集者@勁草書房との出会いによるものです おかげさまで2014年の初版が好評で、2018年の第2版があります

いまだから言えますがすべて書き下ろしの一冊で、食品分野と医薬品分野をまとめていた夏のあいだ慢性的に軽い熱中症になっていたとあとで気づきました 一人暮らしのカンヅメ作業は怖いです 初作すべて書き下ろしが無謀と知っていたらどこかで挫折していただろうと思います

それにしてもこの初版 たった6条の法律のはじめから終わりまでを一人で書くのは思ったよりも大仕事で面白い経験でした そのあと消費者事故調査という裁判とは性格の違った仕事をし、第2版はPL裁判と消費者事故調査に架け橋を渡したいと頼まれもしないのにまたもや無謀な野望をもって作業しました 硬めのタイトルは同じなので新しい判例を追加しただけかと思われそうですが、けっこうがんばってリニューアルしています

学生アルバイトさんがいるのですかとたまに聞かれますが、私の執筆作業はひとり工場みたいなものです PL裁判と消費者事故調査の架け橋になりたいという野望はその後も自己増殖していて、noteではケーススタディの試作をやってみたいと思っています 難破しそうな試行錯誤もきっとあると思います(noteでやりたいことの①です)

それから、人間の尊厳についての思考方法のたぶん新しいアプローチを模索しています 人間の尊厳とは古色蒼然とした言葉で古典も古典苔むした感がありますが、よく考えてみると新鮮な味わいがあります 人間の尊厳の再解釈は新しい思考方法を発見させてくれ、背中を押して実践的な方向づけをくれると思っています(noteでやりたいことの②です)

あとは100%文系発明家として考えること(これは③)や、両親のホームケアの実践を通じて思うこと(これは④)などもnoteでやってみたいと思っています 【追記】ホームといいましても老人ホームではありません ホームケアは家庭ケア、高齢者が自宅で暮らす在宅ケアのことです

年中無休の自己流ホームケアがスムーズに運べばリモートライフのなか書く時間考える時間はたっぷりあります こんな時だからこそ横浜の山岳地帯、地産地消エリアで一念発起! 柄にもなく欲張りなnoteを目指しています 

どうぞよろしくお願いします☆


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