原稿を抱えているときの悶々が続く。目のためにワープロ画面や紙から出来るだけ離れ、空で考えるようにしている。気づけばよく空をさまよう。父が習字の筆は紙でなく空に指で書けと言っていたのを思い出す。いまわたしは空で考え、目を閉じ、書くための一本の小径を探している。父は笑っているだろう。

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