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ケア日記ー家族も自分も 8月18日

きのうはゆっくりのんびりして早めにお風呂に入り早めに寝るつもりだったんですけれど

だれか人の話を聞きたくてYouTubeでレクチャー漁っていくつか聞いてましたらすっかり眠気が消え失せ、いつのまにか夜明けを通りこして朝でした

YouTubeをこれぞとセレクトして聞きはじめると大学で講義を聞いているように座り直してメモ取りはじめるわたしはいいかわるいか生真面目な学生気分が抜けません

なんでしょうね

感染急拡大のなか術後の妹がリハビリに通うに通えない状況となりました 

威勢がよかった神奈川モデルとやらのフレーズは色あせ、一住民として残念無念忸怩たるおもいです

向こうっ気が強い母のケアで早くから夏バテ気味のところへ、外科オペ後の妹のリハビリはかなり難しい話らしくわたしは知識がありません

がんばっている妹に変なことを言ってはいけないけど、できることはリモートサポートしてあげたくなりハラハラドキドキです

それに自分の用事があります 家事にケアがありますから自分の用はセーブしているはずなのにこの頃妙に気忙しい

原稿の締切だけはがんばって守ったと思いきや、とうに忘れていたべつの締切の連絡が追いかけてきたり、昨年話したプレゼン原稿の翻訳になかなか手がかかったり

母のケア、妹のケアにくわえて、自分のケアをしてあげなければとやっと気づきました 

家族ケアはうかうかすると自分が後回しになったまま身動きがとれなくなることがあります

なにかしら自分の用事をひとつ済ませたあとは家族ケアに寄せがちになり、自分の他用は限りなくゼロに向かって邁進しがちです

家族ケアのニーズはあとからあとから湯水のように湧きでて終わることなく自分を忘れてしまうのです

夏バテのせいかこの頃思います わたしのなけなしのケアパワーは蛇口をひねれば出てくる水のようなわけにはいきません

のんびりできる休息や新しいテーマに向かう時間がとれないままずるずる過ぎますとなんとも言えない疲労感に襲われます

お姉ちゃん自律神経だいじょぶなの?ずっと変よ

受話器の向こうから妹に言われ、かえってほっとしました

家族ケアが少々おざなりになってもみんな大人 家族のなかでわたしひとり病気がないといってもひとりでがんばりすぎは禁物です

そうね今年の夏バテちょっと長いから気をつけるわ

ケアの相手は母妹と私の3人ねと思いながら電話を切りました

無理しないで頑張ってねっていう言葉をよく聞きます

どのへんが無理しないでなのか、どのへんが頑張ってなのか結局はわからない ひとつひとつ楽しみながらやっていければと思います

何年も前に買った水彩色鉛筆を使い、たまに挿し絵みたいな鳥の絵を無心にかくのも楽しいです 画材やさんで買っといてよかった

家族のために自分を忘れているとき亡き父がうんうんと微笑んでいると感じます 妹が幼いころから父はそんなことを喜ぶひとでした

いまも父が好きで父に喜んでもらいたいと思いつづけながら自分のケアも大事です

家族のなかでなにが正解かはわかりません どうやってもそれなりに正解ですし、どうやってもどこかしらおかしいんだとおもいます 

そんなわけでわが家は今日も終わりのないいたちごっこ 答えを探すわけでもなくそれでいいのです

ここまでお読みいただきありがとうございました☆






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