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涼しくなるのを待ってお地蔵さんへ。お香を焚いてしばしゆっくり。重忠のお地蔵さんでしょう?と声がした。どこかで見ていたらしい。香の箱をものめずらしそうに覗きこみ、いい香り今日お参りするといいんですかと呟きながら手を合わせた。最後にニコッとしてお線香ありがとうと言ってくれた🐴^ ^
おととし、3年日記を母のバースデープレゼントにした。3年も生きてるかしら?と見向きもせず。3年目の8月、母は日記を書いた。きんとれの上に「転倒する」。色を失う。あらっ!転倒したの?打った?大丈夫なの?矢継ぎ早に聞く。転倒?してないわ。転倒予防する為って書いたの。筋トレのとこにね。
一番の話し相手だった父を亡くして5年。母はさびしいと言わなくなった。いま母が求めるのは話し相手。次から次へ湧いてくる母の用。自分の用は小間切れ。のんびりと母の話し相手になる。呑気なおしゃべり。時間を失う。前後、記憶障害は気にならない。湯呑を挟んで、たしかにありのままでいい。