宗教

私自身は言ってみれば自分が大事な俺様教なのだけれど、なんだか色々とご縁をいただくことが多いので書いてみる。

まず、愛知県と言う土地は神社仏閣が多い。
今はまとめられてしまったが、町内にお寺が4つ、神社が1つ、小さなお社が覚えている限りで3つ、それとは別に個人で建てたものがいくつかあった。
花まつり、地蔵まつり、虫まつり、夏まつりなど行事も多く、子どもが行くとお菓子を貰えたりする。
最近は見かけないが、托鉢僧さんも来ていてお米を渡していた。
お正月前にはお伊勢さんや秋葉さんなど数種類の御札が届く。
月1で大きな神社から神職さんが来て、無人の神社で祝詞を奏上してもらう。
お寺も普段は無人で誰でも自由にお堂に入り、月1で村の大人たちがお経をあげて宴会をする。
宗教と言うよりは村の活動の一環。
費用も町内の人からの寄付や持ち寄り。
御札なんかは実費。
自分で神社仏閣に行けない人の代わりに、町の代表者が毎年もらいに行っているだけなので断っても良い。
買ってくる枚数が決まっているので無くなったら終わり、翌年から後回しにされるぐらいでペナルティは特になし。
留守の場合も同じ。
お伊勢さんまで車で片道2時間、秋葉さんまで40分、半僧さんは1時間半、国府宮さんまで10分。
御札がいらない人は別として、代わりにもらってきてくれるならありがたいと思う人も多い。
そんな地域で育ったので、宗教に対する忌避感は少ない方だと思う。

母方の祖父は体が弱かったので断られたが、本当は修行がしたかったらしい。
毎朝2時間ぐらいかけて、奥山半僧坊のお経(祝詞も含む)と東本願寺のお経(正信偈)を読んでいた。
これが一番最初に接した宗教だったと思う。
村の行事は別として、次に接したのは天理教。
なんか近所のオバちゃんが、おぢばがえりだかなんだかに誘ってくれて、幼なじみ5人ぐらいで行ったんじゃなかったかな?
お化け屋敷に連れて行かれて、怖くて前を歩いていた知らないお兄さんの服を引っぱり、ビロビロにのばしてしまった記憶しかない。
その次はプロテスタント系のキリスト教。
同級生に誘われて行って、新約聖書を読んでお菓子を食べてた感じ。
献金もあったけれど、子どもだったので10円とか多くても100円とか、そんなぐらいしか出してない。
新約聖書はもらったんじゃないかな?
買ったしても、マンガの単行本より安い値段で買ってると思う。
夏はキャンプの飯盒炊爨でカレーを食べて、冬は聖歌を歌いに行った記憶。
行かなくなっても「元気にしてる?」みたいな電話が数回あっただけで、勧誘は特になし。
母方の祖父が亡くなって、誰もやっていなかったので代わりにお経を読みはじめたら、誰かに学会さんに入ったと噂されたので止める。
これは嫌なイメージ。
そのせいで宗教が嫌いになり、町内のお祭りや神社仏閣にも行かない時期があった。
なんだかんだあって、母と一緒に神社仏閣巡りをするようになり、御朱印集めにハマった時期もある。
たまたまご縁があって、神社で1年間勉強させていただいた。
神道の勉強をしようと思ったら、三重の皇學館と東京の國學院ぐらいしかないと思っていたので、ラッキーだったのかも知れない。
講師の方は本当は歴史方面に進みたかったようで、神学以外にも色んな話しをしてくれた。
歩き方ひとつにも作法があるので、週に1度1年間勉強したぐらいでは、入り口付近でウロチョロしている感じだが、普通にお参りするだけなら十分かなと思う。
欲を言えば、巫女舞が覚えたい。
氏神さんは無人の神社で、すごく立派な神楽殿があって奉納がしたいのだけれど、創作でも良いのだろうか?

月末に茅の輪くぐりがあるので書いてみた。
花まつりに甘茶を飲み、クリスマスにはケーキを食べる。
年末はお寺さんで鐘をつき、年始は氏神さんへ初詣。
ある意味、日本人らしい宗教観かも知れない。

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