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ゲームの自己紹介カード制作を一年続けて、デザイン観点ポイントまとめ

「League of Legends:WildRift」というモバイルゲームが2020年10月にリリースされてから1年数ヶ月。他のゲームをほぼプレイしなくなるほどどっぷりハマっています。

そんなWildRiftユーザー間のコミュニケーションツールとして作成&配布している「自己紹介カード」も気がつけば一年以上アップデートに合わせて更新しています。

この手の自主制作は初めての試みで、趣味以上の意図もないまま長く続けられると想定していなかったので、経緯や制作のポイントを振り返ってみました。同様の自己紹介カード作成を考える方への参考になれば嬉しいです。

はじめたきっかけ

WildRiftが開発されていると知った時からリリースを楽しみにしていました。私は既に10年以上運営されているPC版「League of Legend」をプレイした経験がありませんでしたが、このタイトルに強烈な憧れと興味を持っていたので、リリースと同時に飛び付きました。

そして同じ新規ユーザーのTwitterなどをフォローしているうちに「コミュニティを繋げるツールを作りたい」と思い立ち、デザインしたのが自己紹介カードです。もちろんフレンド募集はTwitterだけでも可能ですが「使いやすく自己表現できる」共通のテンプレを使うことで、より円滑な関係作りができると考えました。

自己紹介カードのデザインに関してはいくつか気をつけたことがあります。

スマホでの記述に最適化していること

スマホ版は限られたスペースとの戦いでした

Twitterメインで告知&配布することから編集はスマホで行うことが想定されます。

カードを手書きもしくは手打ちする際に、拡大・縮小やフォントの切り替えが繰り返し必要なのは面倒なため「ひらいたらそのまま書ける、テキストを選択したらそのまま打てる」ようにスマホの画面100%でデザインしました(機種によって多少の差異はあります)。

またスマホのUIとして違和感のない印象で描いてもらえるように、各パーツはOSのガイドラインに沿って作成しました。

その代償として各記述部分のスペースが大きくなってしまうので、各項目の絞り込みにはかなり頭を使いましたが、結果的にシンプルな項目で書きやすいことで「使えるキャラが増えた・ランクが上がった際にまた書き直す」意欲を削がないデザインにしました。

個人情報を扱わないこと

当初はスマホ版のみでしたが、後にタブレット版も

性別や年齢といった個人情報は意識的に扱わないようにしました。パーソナルな部分に深く関わる項目はコミュニケーションが始まる前に相手を選ぶ基準になってしまうし、個人的にはゲーム世界の人間関係はフラットな方が楽しいと思っているので(考え方は人それぞれです)、ゲームに関する情報だけを厳選しました。

前述した記述項目の絞り込みが必要なこともありましたが、その後に作成したタブレット版でもこのスタンスは継続しました。

デザインの運用を意識すること

 各パーツは全てシステムで管理されています

「League of Legends」はPC版で150体以上のキャラクター(チャンピオン)、WildRiftでもリリース当初から50体ほど実装されており、新キャラが増えるたびにカードをリリースする必要があるので、可能な限り簡単に作成できる方法を検討しま。

イラストや手書きデザインで作成すると個性がでる一方でリリースの早さに着いていけないと考えたため、キャラ画像は公式の引用・その他スタイルもゲームで用いられている表現をトレースしたデザインで展開しました。

各パーツもUIデザインと同じコンポーネント管理で、素早く複製できる仕組みにすることで新パッチに合わせて早く更新でき、見た目的にも「公式ツール」のような安定感に繋げることができたと思います。

感想とこれから

一年間作成してみて…実際コミュニティを暖める働きができたのかはさておき、WildRiftコミュニティでは継続して利用して頂けているのかなと思っています。

「自己紹介」という性質上、リリース当初からのユーザーには既に賞味期限切れな面もあるので、カードのリリースは継続しつつ新しい何か…ギルドメンバー募集カードやスクリム募集カード、データのグラフィック化など、また何か作成できればと思っています。

利用してくださった方には感謝しています。これからもWildRift楽しんでいきましょう。

ダウンロードはこちらから:https://wildrift.fan/card/

サポート頂いた日は、いつもより美味しい猫缶をごちそうしてもらうにゃ⭐︎