食べることは幸せ
ちょっと前までは食事にあまり興味がなかった。
しかし最近、食事が好きになっている。
きっかけは、毎日のご飯を楽しみにしている自分に気付いたことだった。
振り返ってみると、子供の頃は毎日、ご飯を楽しみにしていた気がする。
今日の晩御飯はなに?と聞いて好きなモノだったら幸せになり、嫌いなモノだとがっかりする。
そうやって毎日ご飯を楽しみにしていた。
いつからご飯なんて食べられればいいよになっていたんだろう。
だいたい予想はついている。
お金を使うようになってからである。
親にもらった昼飯代をちょろまかす、一人暮らしでご飯を限界以上に安くすませようとする。
そうやってご飯を雑に扱うようになってから「食の幸せ」は消えていった。
社会人になってからはほとんど外食かコンビニ弁当だった。
確かにおいしいといえばおいしい。でも幸せにはなぜか程遠い。遠いというか次元が違う感じがする。
そもそも外食や弁当のように、一般向けに作られたモノではどうがんばっても平均点なのである。
俺を幸せにするジャストヒット、120点、無限の幸せを引き出せないのだ。
自分が本当に食べたいというジャストヒット料理は上手な料理である必要はない。
食べたいという気持ちにジャストヒットすればなんでもいい。
20年くらい忘れていた「食の幸せ」、自炊をするようになって思い出した。
自分で食べたいなと思うものをスーパーで物色しながら、きっとこの時点で期待が高まってるんだろうね。
多分ほかの人が食べても大して旨くないんだろうけど、俺は「うまぁぁぁぁ!!」ってなる
幸せで心が満ちる。毎日ご飯が楽しみだ。
特に安定して幸せを提供してくれるものが2つある。
カレーとみそ汁、カレーはもう安パイ。うまい。カツとか載せたら幸せon幸せ。
味噌汁も言わずもがな、米とみそ汁の組み合わせってそれだけで最強すぎるんだよね。味噌汁は幸せ汁。
ごちそうさまでした。
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