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私の考える「不在の百合写真」の捉え方⑦

お久しぶりです。2021年になりました。

このシリーズを一通り読んでいる方はご存知の通り、私はこの手の写真をここ最近は主に中望遠レンズ(105mm F1.4)を使って撮影してきました。

今回はFE 20mm F1.8 Gという広角単焦点レンズを買って試し撮りした結果、良い感じに「見える」写真が撮れたので、このレンズを使って撮影した写真について書いていこうと思います。

まずはこちらの1枚をご覧ください。

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まず根本的に画がクソ強いですよね。

本題ですが、皆さんは何が見えましたか? 私は右側の通路の手すりにもたれかかって笑いあっている女の子二人組が見えました。恐らく放課後でしょう。

次はこちら。

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西日での影の付き方が最高なのですが、その影の表現というかなんというか、とにかく魅力的です(語彙力不足)。

このシリーズを①から読んでいる方は、恐らく左半分付近に夕焼けを眺める女の子二人組の背中が見えているはずです。

中望遠レンズと比べ、この手の写真の撮影に広角レンズを使った際の魅力は「写る範囲が広いことにより、シチュエーション・ストーリーを連想しやすい写真になる」ことだと思います。

フレーム内に太陽や水平線が写り込んでなくても色味や影の付き方で”彼女たち”の視線の先には太陽がある、などと想像することは可能ですが、太陽の角度や空の色、空気感までは想像が難しいでしょう。

このように情報量を増やし解像度を高められる反面、逆に無駄なものも写りやすく、その整理が難しくもあります。人が多い場所では無人になる瞬間を狙うのに苦労するかもですね。

人が少なくても気をつけないといけません。この写真のように奥に1人写ってしまっています。まぁこの程度であればLightroomやPhotoshopで消せると思いますが……

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そしてこのように引きの画で表現することも可能です。

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写る範囲が広いことの弊害以外に注意しなければならないのは、広角レンズはボケにくいのでピント位置での視線誘導がしづらく、よりストーリーに応じた構図を考えて表現する必要があります。ちなみに上の写真は「消失点構図」と言います。

構図の話は過去に少しだけしてますが、「写真 構図」とかでググった方が良いです。私もバリバリ勉強中の身です。

最後に、このレンズでなければ撮れない写真というわけではなく、似たような広角レンズでも撮れるはずです。

広角で広角であるほど写る範囲が広くなる=整理が難しくなるのでフルサイズ換算で24mmとか35mmのレンズで始めるのが良いかも知れません。

ちなみにiPhoneの標準レンズは28mmぐらいらしいです。


続きが浮かんだらまた書きます。では。

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