わたしがわたし

詩を読んでいる時は、どこかに置いてきた自分が帰ってくる。わたしって、だいたいどこにいるのか、いまいちよくわかってない。よく本当の私、素の私、とか言うひといるけど、そんなのあるんだ、と思う。全部自分なのに。猫かぶってるって思ったきみのその人格も、素のきみにしかつくれない何かだったのに。繋がってるんだよ、きみは孤独になれない。

その場その場で自分を作って、笑っている。別に自分らしさなんて、いつでも作れる、けど、散らばっているわたしを少しずつひとつにしていくために、私は詩を読む。詩を書く。

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