自選短歌①

下を向いているから星が逃げてゆく投げキッス
がほしいだけなのに

サンダルを引っかけて夏の夜になる きっと僕らは夢で逢えない

抱きしめる腕をもっと遠くまで伸ばして不安を潰してほしい

眠るのが怖いのなら起きてなよ 夜はその手を噛んだりしない

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