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カンニングペーパーを作るイメージで

いえいえ、実際には作りませんよ!カンニングはだめ、絶対!

試験の直前の勉強、最後の仕上げの大事な大事な時。みなさまはどのようなことをして過ごしますか?

私は天邪鬼で、「みんなが勉強しないときに勉強して、みんなが勉強するときに息抜きする」ことに幸せを感じていたので、試験直前は「普段より勉強しない」ことをしていました。(こんな体質を持っている方は他にもいらっしゃるでしょうか?)

でも、あまり勉強しないというのも、かえって精神衛生に支障を来たすことがあるので、「普段よりしない」というさじ加減がポイントでした。

私がよくやっていたのは、普段勉強していたところから、目前の試験の範囲で、「自分が出題者だったらこう出題するかな」という箇所を想定して、その模範解答を意識しつつ、「これがあれば完璧な答案を再現できる」というカンニングペーパーをいかにコンパクトに作り上げるかを考えるということ(※実際には作りません。カンニングはだめ、絶対!)。これは、高校の試験対策からずっとやり続けています。

答案全部をまるっと書くというのは、再現度は抜群ですが、携帯性には欠けます。しかし携帯性を優先しすぎると、ポイントがわからず「何のこと?」という事態になり、役に立ちません。

ですので、自分がポイントとして抑える最小限の事項を考え、それを見ればあとは大体思い出すだろうという内容を考える作業をひたすらやるのです。そして、自分があの先生だったらココを出題するだろう、という山をいくつか張って、その山という山に想定カンニングペーパーを敷きまくる(※実際には作りません。以下略)という運びなのです。

ふざけているようで、半分以上ふざけているのですが、実は結構記憶に残るので、試験直前の「息抜きしつつちょっとだけ勉強する」という過ごし方にぴったりなのでした。

友人と話し合いながらやったりもしていました。例えば刑事訴訟法の場合には、「『伝聞(証拠一種です)』が出そうだから『伝聞』って書くか!(←持ち込み可の六法に余裕で書いてあり何の役にも立たない)」とか言ってみたり、「それ量多すぎ〜科挙のカンペじゃないんだから」とかとか、ケラケラと冗談を言い合いながら楽しんでいました。

しかし重要なことは、「普段勉強していたところ」が多くあるというところ。ここが少ないと、とっさに出題範囲を想定するのも要所を抑えるのも厳しく、かえって時間が長くかかってしまいかねません。試験直前に全てを注いで詰め込む方には合わないのかな、と思います。…志のある方にはぜひ実証してみてほしいです。あ、もちろん大事じゃない試験でね。

くどいですが、最後にもう一度言わせてください。実際には作りませんよ想像するだけです。

カンニングはだめ、絶対!

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